今回は症例を提示しよう。
67歳女性、左下の腫脹が主訴
診査したところ主訴部は根破折がみられたが
反対側の右下6は根尖病変が大きく保存が厳しく、
右下7も破折が見られた。右下5に関しても、
保存できない状態であったため
これら4歯は抜歯処置となった。
歯が破折などに至った経緯の原因をまず解決しなければならないため、
当院で行っている通法の処置を行い、原因除去処置の後
欠損補綴治療を行った。
補綴処置は
右側臼歯部には、右下6部に右上7の移植を行いブリッジ補綴
左側は左下6にインプラント補綴を行った。
本症例に対する欠損部への対応は、義歯による治療は患者は望まなかったため、
移植処置を活用することにより、出来る限りインプラントの本数を減らし
力への配慮を私になりに考えた補綴設計で行った。