りんごの里から

毎日の出会いの写真をお届けします。

カシノナガキクイムシ被害とクズの葉の調位運動

2009-09-06 | 県民カレッジ自遊塾
県民カレッジ自遊塾で、<馬場島の渓流と自然観察>に出かけました。
馬場島からの目の前に剱岳がそびえています。右手前が早月尾根です。


映画「点の記・剱岳」人気でしょうか?たくさんの登山客の車で駐車場がいっぱいでした。
立山川に沿っての渓流散策です。剱岳からの清流です。


今日出会ったお花たちは明日アップすることにして、

夏の紅葉?かと思われた<カシノナガキクイムシ被害>に驚きました。


原因は、枯死木やカシノナガキクイムの体表からナラ菌と呼ばれる糸状菌が分離され、このナラ菌が進入した樹木は、黒褐色に変色して水を通す機能を失い、枯死するとの事でした。ナラ菌はムシの掘った孔から進入します。つまり真犯人はナラ菌であり、病原菌のこのナラ菌を運ぶのがカシノナガキクイム(体長1cm以下)であることが分かったと書いてありました。

原因は1960年代に始まった燃料革命後、薪炭林施業の中止によって、樹木が大径木化している場所で発生(大木から孔をあける)が明らか:著者小林正秀(京都府林業試験場)

ミズナラの根元に堆積したフラスと孔。


太陽光の強さに応じて調整;クズの葉の調位運動。について加藤学長さんから聞きました。

クズの葉は太陽の光が弱い早朝(日陰)は、葉をいっぱい広げます。


太陽が強すぎる昼間は、光があたらないように葉の角度を変える性質がある。


夜は下向き?とか。
理由は、葉の温度が高くなり過ぎると、局所的に水不足になって光合成量が落ちるとか。
ほかに、マメ科や向日葵でも観察されるとか。
コメント (10)
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