上砂理佳のうぐいす日記

NTTドコモ回線の不具合は復旧したようです。ブログにアクセス出来なかった方にはご迷惑をおかけしました★

GPF 男子SP・その1

2005-12-17 | 05-06 コンペとショー
TV朝日の解説は佐野稔さんだったのか?
史上、最も珍妙な解説をお楽しみ下さい…録画見るのが恐い(私はBS朝日だけど男子は全部映ってんのかなー)。
さて、GPFです!
★ジャンプ大賞ランビ
…ウォームアップから綺麗にクワド跳んでたけど、アクセルの確率はやはり
五分五分。しかし本番ではすべて見事にキメました。さすが~。
ジャンプ以外は余りスビードが無く、やや慎重な滑り。しかし、ウォーム
アップで一番はじめにリンク中央を陣取り、見事な高速スピンを披露して
大喝采を浴びる…そんなところが、いかにも世界チャンプの貫禄です。
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ファイナルの持つ意味

2005-12-14 | ヤグディンは永遠
結局、6人目の名前は消えてしまった…無情にも。そりゃそうですね。今から準備して来れるわけないかー。これでよかったのだ、と思うことにしましょう(無理くり)。
男子は5人でやるのでしょうね。日本は大寒波です。皆さん、気をつけて!(んなこと言っても皆、寒い国からやってくるのだった)

いつも思うのだけど、GPFって、国内選と日程がキツキツなのよね。北米だけじゃないかな。日数があいてるのは。シーズン後半で疲れもたまってるし、日程はキツイ。でも国内選で勝たなくては世界選手権や五輪には行けない。なんとハードなのだろうか。も少しGPシリーズを早く始めて…開幕のスケアメを9月末にして調整を計るとか出来んのじゃろか。ISUに電話しよ。

昨日、4年前の今頃のWFSを読み返してました。
4年前は…プルちゃん絶好調の負けなし(ドイツ、ロシア大会優勝)。ヤグディンはスケートカナダで4トゥ+3トゥに加えて、4トゥ+3サルに成功して優勝。フランス大会も優勝。ティムがアメリカ優勝。本田君がN杯優勝(?)。ファイナルは、ヤグ、プル、エルドリッジ、ティム、本田君、ディネフの面々でした。ディネフ(!)あんた、ファイナルへ行ってたんかいな…。サボイも行った。ジャネットも行った。ファイナルって結構みんな行ってるんですね(はい、あのクリムキンも“奇蹟のNHK杯優勝”で行けましたね)。

この時の男子は、ヤグ、プル2強が突出してて、どちらがファイナルで勝つのかが五輪へ向けての重要なカギとなってましたよね。正直、私は、プルシェンコにもう勝てないのでは?と思っていた。それ程までに、この前年の世界選手権で初優勝したプルちゃんの勢いはすさまじかった。4回転は完璧に2度入れてくるし、絶対絶対ミスしないのだもの。「強い」の一言しかない。私には「この先10年はプルシェンコ天下が続くのでは…」という疑念(?)が渦巻いていた。それは、ヤグ贔屓の私にとってはツライ事であった。
でもでも。私はどーしても、あの99年の優勝時のフリー「アラビアのロレンス」が忘れられない。あの演技でハートをわし掴みにされた身としては、前年プルちゃんに完敗だったとはいえ、どうしてもヤグを捨て去る事が出来ないのだった。もう「(勝利を)信じたい」一心だったのである。
な~んとなく周囲の空気も「若くて勢いのあるプルが優勢(ヤグより2歳下だけど、この時のヤグとて21歳だったから、充分若手だ)」という色が濃厚だった。…が。が、ですよ。

ファイナルのSP、予想通りプルちゃん圧勝。ヤグの1本目のフリーは(この当時のファイナルはフリーを2本滑りました)昨年の「グラディエーター」。しかしここでも届かず。連敗して、もう後が無い状態で臨んだ2本目のフリー。
「仮面の男」は熱の入った、素晴しい演技だった。あのソルトレイク五輪の演技とやや趣きが(?)違い、細部が練り上げられてない部分もあったけど、何より「どうしても勝つ」という、ヤグディンの気迫は鬼気迫るものがあった。しかし、惜しい事に最後の3回転が2回転に。
プルシェンコは、確かムーラン・ルージュとシルク・ド・ソレイユの曲をコラージュしたもの。文句のつけようの無い完璧なジャンプ。スピードと派手なパフォーマンス。こりゃ逆転は到底無理かな~と思わざるを得ない出来だった。
ところが、ジャッジ4対3でヤグに軍配が。ジャンプ的には完璧だったプルちゃんの演技は、音楽のつなぎ方がいわゆる「つぎはぎ」で、一環した流れに欠ける…つまりPG構成で今一歩、という解説だった。確かにヤグの「仮面」はタラソワさんお得意の「ひとつのドラマ」になっていた(ま、私の贔屓目かもしれないけど)。実際見ていても、プルシェンコのPGに「?」という感想を抱いていた私にとって、この杉田さんのジャッジ解説は実に有難いものだった。しかし、3対4でもし負けていても、決して文句は言えない微妙な判定。

私はリアルタイムでなく後でVを借りて見たのだけど、あの勝った瞬間のヤグの、後ろ向きのガッツポーズ「よっしゃー!!」が忘れられない。ギリギリの崖っぷちで逆転した瞬間。
もしあそこで負けていたら、五輪の金メダルは無かったかもしれない。気落ちもするだろうし、やはりプルシェンコには勝てない、という焦りも生まれただろうから。あそこで正にハナの差でプルシェンコに勝てた、という事は、後で考えたらヤグの重要なターニングポイントだったと思う(そう思われた方も多いことでしょう)。

ヤグ、プル時代はまあ壮絶な戦いでしたわね~。でも今は今で、私はやはり面白い。ちょうど若手が良い具合に育ってきて、美味しく熟してきた!そんな選手がゴロゴロいるのだもの。男子のTOP10くらいって誰が優勝してもおかしくないような状況になってる。そこへ持ってきて、新採点法導入で益々「下克上」が可能に。こんなオイシイ時代はかつて余り無かったように思うわ。だから楽しまなくては。
そしてこの「ファイナルの持つ意味」も、五輪への重要な布石かもしれないよ。なんか、4年前を回想するだにそう思うの。
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フシギな展開

2005-12-13 | 05-06 コンペとショー
私、下のコメントで「あよよ」と叫んでますが、「およよ」「あよよ」「およよ」「あよよ」…(三枝師匠、パクってます。陳謝)

K嬢から「ジョニー、GPFに名前が!(invited)だけど…」というメール。ISUのエントリーを見る。Rising starでも皆、騒いでる…「およよ」。
補欠繰り上がりで出場予定だったジュベは、仏国内選のFSでオープニングの4回転で転倒した際、背中を痛めて「東京、行けなくなりました。すまん」はあ。
プルちゃんはインフルエンザ。「すまん。日本遠いし。寒いし。」はあ。
んで、繰り上がりの繰り上がりの繰り上がりで、ジョニー浮上。こんな事珍しくないか?一昨年のファイナルは、出場決まってたジェフが、行きの飛行機の機内食でオナカこわして「ごめん」でしたよね。この時はもうトーゼン間に合わないから5人でやりましたよね。でもやっぱ6人見たいよ…寂しい。はあ。
今から時差ボケ覚悟で、マーシャル大会終わったばっかのジョニーが日本に来るとは余り考えられないけど…けどけどけど「フィギュアは何が起こるかわからない」。もともと、シーズン当初はGPF行く気まんまんだったのだから、ひょっとして…。

それにしても、ジュベールは今季なんかいまいちツイてない。可哀相。頑張れ、ジュベール。ヨロ選は出るのかな???(4年前の、ヤグディンがボロボロだったヨロ選を思い出します)
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作家懇親会に参加

2005-12-12 | うぐいすとお仕事
昨日は、画廊さん主催で作家懇親パーティに呼んでいただいた。はっきり言って私より上の「師匠」クラスの作家さんが多く、私は一番のみそっかす状態だ。隅っこで小さくなってる…はずが、ワインが入るとドンドン饒舌になり、「どこまで飲む気やねん」状態になってしまった。陶芸家のMさん、あの遠い所から私を自宅まで送ってくれてありがとう。もう、酒は飲みません…海よりも深く反省します。なんて。
やはり他の皆さんは気鋭の作品ばかりで、メゾチントなんて宝石みたいに綺麗。私も精一杯やったのだけど、「まだまだやなあ」と痛感せざるを得ない。「版」の持つパワーみたいなもんが、やはり薄くて軽いというか。先輩作家さんたちがプルシェンコやジュベールだとすると、私の立ち位置はソン・ガオ君といったところだ(これ、フィギュアファンでない方にはサッパリ意味不明?すみまへん)。
スタッフの方々にも、作家さん達にもとても良くして頂いたのに、自分のレベルを冷静に見つめると、くじけてしまいそうになる。でも、高いレベルで揉まれないと強くならないのも確か。いろんな事を考え込んでしまった。お酒には酔うけど、いつもどこかで、醒めて現実を見てる自分がいる。
先輩達のお話を聞いていると、皆、とんでもない人生経験でもスイスイとこなしてきているようで、「苦労も楽しんじゃえ」みたいなパワーに満ちている。私がいつも言う「作家筋力」だ。筋肉があるんだ。私のひ弱いこと。やはりトレーニングを積んで筋力をつけよう。それに、そういう自分のほうが楽しいように思える(?)。
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クリスマスの展覧会

2005-12-09 | うぐいすとお仕事
12月7日(水)~17日(土)まで、私が今年5月に個展をさせてもらった、大阪狭山市のギャラリー美游館で、「アーティストが表現するクリスマスと干支展」という催しをやってます。詳しくはこちら。会期中無休ですので、お近くにお越しの際は、ちょっくらのぞいてやってください。
私は「親指はれた」でかめの水彩画を、版画と併せて出品してます。干支って…来年犬だけど、絵のかたすみに犬が入っているだけだったりして。11日(日)は、作家が全員画廊に集っています。工芸あり、版画あり、イラストあり。私が一番下っぱなので肩身が狭い…。

「師走」って字を見ただけで忙しい。もちろん年賀状は1枚も書いてない(買ってもいない)。年明けに個展があるのでまたまた必死モードなり。おまけに五輪前に納品の仕事も来る…。五輪前なんて~いや死んでも仕上げるぞ。そして、精神的左ウチワで五輪TVを楽しむのだ(願望)。だんだんまた錯乱してきたな~。ら~りほ~。ぶつぶつぶつ…。

結局、SPも券とっちゃった。やった!ジャッジ側だ!
ジェフよ、フィニッシュで私の腕に跳びこんでおくれやす。
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どーも君いなかったよお

2005-12-09 | 05-06 コンペとショー
ハイビのインタビューで着てた白いセーター+白いマフラー=美姫ちゃんは、私のナナメ下の関係者席でお友達と座っていたけど、可愛いね。モデルさんみたいに綺麗。
その横のほうの席に、あのキャロル・ヘイス・ジェンキンスコーチが。お美しい上品な御婦人だ。佐藤信夫コーチが下の通路を忙しげに走る。ヤマト君は相変わらずカッコイイ。

関係者席の近くの、2階から1階へ降りる階段で人だかりがしてる。見ると大ちゃんだ。おっちゃんの昼寝みたいな(失礼)グレーのジャージを着てて、一杯ファンの人と喋ってる。
少々ガニマタで、音も無く「しゅわーっ」と0.3秒の早業で階段を降りる。なんて速いんだ!サーキットトレーニングか、あんたは!ジェフの時も思ったけど、どうしてフィギュアスケーターは、階段を降りるにもあんなに高速なんでしょうか。
大ちゃんはこの後、黒地に赤のJAPAN文字が背中に入ったジャケに着替えなすって、ファンの方達にかなりつかまっていました。しかしこの人、結構落ち着きないのかな~。5分と同じ席に座ってないよ。なぜかいつも「しゅわーっ」と小走りしてんの。
あと、ジョニーも大好きなドイツのアネットちゃんやカナダのペア、フェクトー君たちもウロウロ。ライサはいない。わあん。あの身長なら目立つのに!いずこ。

エキシビションは、照明を落として欲しいのだけど白いまま(いつからこの慣例が~)。
印象に残ったのは2位の村主さん。優勝した中野さんの「アメイジング・グレース」も柔らかで良かったんだけど、やはり章枝ちゃんは他を圧倒する円熟の表現力。曲名を忘れてしまったけど、悲しいせつない曲でした。彼女は、バレエやダンスの基礎は小さい時からやってないと思うけど(やはりポジションが違います)、なんだろ。リンク・会場全体を自分の世界に変えてしまう力を持っている。その力はやはり長年の蓄積の賜物かな。
衣装は、スケカナのSPで着てた、肩の大きく開いた女性的なデザイン。あの細い細い肩や腕がいっそうはかなげに見える。でも芯が強い高速スピン。なんだか「大和撫子」という形容は、こっぱずかしいかもしんないけど、その通りなんだわ。大きく会場が沸いて、また花が飛ぶ。
デン&スタは、おなじみ「目隠し」ですね。やはりこの二人はモダンダンスっぽい。フリーの時よりリラックスしてて本当にセクシーだ。
「日本の皆さん、いつも温かく迎えてくれて有難う」という、デンコワ姉さんのお言葉が嬉しい。こういう「N杯の顔」って人、いいよね。スタビスキーに花&贈り物を渡す人多し。五輪までに滑り込んで間に合ってほしいわ。悲願のメダルを~。でも、実は私は今季はチャイト組の「ボレロ」も大好きなので、心情的にフクザツです。カナダ組もかなり良いPGだものね。
そのカナダ・デュブリュイユ&ローソン組は、「し~んぐいんざれ~いん♪」ですが、やはり上手い。傘の使い方も堂に入っててしゃれた1品。マリ=フランス嬢がかなり細く華奢な方なんで、この組はドラマチックな迫力のPGよりも、今季のような「おしゃれな清潔な」PGのほうが合ってるかな。D・ウィルソン恐るべし。今、もっともノッてる振付家、それはウィルソン!?
大ちゃんは、「シークレットガーデン」の中の「ノクターン」。自分の振付らしいけど、良いセンスしてるよ~^^。美しいしとてもナチュラル。
あーよく足元が滑ってる。こんなに綺麗な滑りが出来るのに…なんですか。あのFSは。こら(どんどん)。…いえいえ。ファイナルの巻き返しに期待してます。新しい紫のベストを楽しみにしてたのに、なぜ黒なのよお~(どんどん)。
Tさん日記の記述にありますが、ボクシングの「赤こ~な~。250ぱうんど~」の時ような野太い男性の声で「DA~I~CHA~~~~N!」という場内アナウンス。大爆笑。
ライサは、世選と同じセクシー系ダンス(あーまた曲を忘れた)。キャロルコーチは、今回の結果はこれでOKなんだろか。まさか「ODA」にやられるとは。予想だにしてなかったに違いない。旧採点法(順位点法)なら、FS1位のライサが優勝だかんね。
それにしても、ジョニーは生涯、こういうライサみたいなナンバーを踊らないだろう。想像できまへん。腰フリとか…見てみたいけど。いわゆる「クラブ」ってとこに行かないみたいだもんね。ジョニー、アギレラちゃんのステージを見に行ったら、一体どういうリアクションなんだろ?
織田君のパジャマ(衣装)は、ダイエーで買ったのか。松坂屋か。イズミヤか。ユニクロか。それが問題だ。今度、街で会ったら聞いておこ。
「あ~あ~あ~眠いよお~」で始まる、おなじみのEX。これを今年の3月、世界JrのEXで滑ってる時は、N杯のトリで自分がまたこのパジャマを着ることになろうとは夢にも思っていなかったに違いない。でも現実になっちゃった。「いまだ夢から覚めやらず」…といったところか。でも、この人はソフトに見えて結構「剛の者」かもしれないよ(?)。とにかく今季前半の「シンデレラボーイ」は、織田君だわ。決まり。
織田君のアンコールで、音楽係の人が何度もかける曲を間違え(計4回くらい!)そのたびに「ちゃうちゃう!それとちゃいまんねん!」と手をペケにしていたが、もう5回目くらいにあきらめて、テキトーに?合わせて滑る。それでもきっちり3-3-2とか跳んでくるのだ。立派。

大団円では、やはりあの若手のロシアペアの男の子「2m君」が飛びぬけて目だってました。今後どーなるのでしょう。この2m君ペアのコーチ、あのモスカビナだもの。伸びてくるかもよ~~~(これ以上“伸びて”どうする?)。
ペア選手は皆リフト。ダンス選手はダンススピン。女子はスパイラル。男子はトリプルトゥ(…誰も転ばんかった。いがった)。と、全員でワザを華麗に披露してフィナーレ。
楽しい楽しいNHK杯。ちゃんちゃん。
次はどこだろ?京都、北海道、名古屋、大阪、ときたら…西のほう…九州かしら。本田君がかつて優勝したのは熊本でしたね。広島くらいだったら行きたいなあ。それとも東北?
私的には悲喜こもごもでしたが(なはは…)、いろんな書き込みを拝見してると「N杯ではじめて織田君や高橋君を知りました。ファンになりました!」というお声がすんごい多いですね。やはり、問題を起こしても国営放送。フィギュアファンにとってなくてはならない…それがNHK杯(今回、どーも君は休憩時間に滑ってくれなかった。風邪ひいてたの?)。ありがたや。ああ、ありがたや~。同行してくれたお仲間もありがたや★
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大困惑からGPFへ

2005-12-05 | 05-06 コンペとショー
★大ちゃん
私はオープニングでラフマニノフの音楽が始まった瞬間、「これ、テープのびてるんちゃうの?」と愕然とせざるを得なかった。
いやほんま。重い。遅い。たるい。音響割れてる。
東伏見ではまったくそう思わなかったのに何故だ。この現象は!?(と、お隣のHさんに訴えたら“うぐいすさん、CDだからのびないってば”と諭される。そーよね。そのはずだ)
…重い始まりに合わせて跳んできたのは、私には4回転トゥに見えた。でもスケアメの時より大きくステップアウト。ところが帰宅後ディテールを見たらこれ、3フリップに変えてきてるのね。あれー。大ちゃん、なぜ「引く」のか。リスクを避けて他の要素で高得点を…という作戦は、私には消極的に思えてならない。
ここでコンボにする予定が大きく狂い、結局後半の3フリップを予定通りの単独ジャンプで降りてしまったから、こっち(後半のほう)がノーカウント(0点)になってしまうという…これが致命的なミス(同じ種類の3回転ジャンプは、単独では2回跳んではいけない。コンビネーションにしないと)。
次のアクセルは綺麗なランディングだったのに、「3回転をくっつけるぞ!」という気迫がなく、あっさり2トゥにしてしまった…ので神様が罰を下されたのか(この辺、WFS最新号のジョニーの言葉を拝借)着地で大きくトゥをつっかける。
冒頭のこの連続ミスで、少々場内ムードは固まる気配。アップの6分間で感じた、私の「ほんの数ミリ」の嫌な予感はますます膨れあがっていく。
ルッツは綺麗だけど、ここでも3-3にならず。
2個目のアクセルが一番心配だったけど、これは成功。ホッ。
ここで持ち直すかな~と思いきや、ループの着氷でまたも「つっかけ」。ジャンプに気を取られて、他の要素を楽しむ余裕が、観客にも大ちゃんにもないのが、ヒシヒシ伝わる。
3ルッツ、フリップ(ノーカウントのね)、サルコゥと決めて、後半がガタ崩れにならなかったのは前よりも成長した証しとは思うけど、何より今日は、踊りに気持ちがこもっていない。サーキュラーもストレートも、スピンも「こなすだけで一杯」になってしまい、あのスケアメ(+東伏見)で見せた怒涛の気迫と美しい表現は、まったく弾けることなく終わってしまった。
「のびたテープ」の印象は最後まで払拭されることはなく、私的にはこのFSは「のびたうどん」だ。スケアメは「アツアツ・茹でたて」だったわ。

終了後、下を向いて息をととのえる間「アカンかったな~」という気持ちで充満してたみたい。なかなかお客さんに挨拶をしないので、花も飛ばず拍手もない、冷た~い空気がかなり流れる。
やっと笑顔でお辞儀をすると、そこそこの歓声と花束(プレゼントも、気合入ってる系(?)をかなりもらってた)。でも本田君への歓声の3分の1ですわ。今日は。
キス&クラで「ごめんなさい」とでも言いたげに頭を下げる。アクセル2個入ったとはいえ、3-3も、3-3-2も無い…では苦しい。ジャンプに精彩を欠くとPCSも上がりきれず。でも2位にとどまったのでこれでファイナル決定。ちょっと安堵の表情になる。

★織田くん
つらい気持ちを乗り越えて、地元・織田君を応援しよう。はい。SPよりかなり緊張してる様子。やはり他の選手と比べるとかなり少年っぽい織田くん(中学生に見えた。かわいい)。
アップで計4回は転んでいた冒頭の3アクセル。まったくそのまんま転倒。ジャッジの目の前で転ぶって嫌だろな~。
しかし、すかさず3ルッツ+3トゥ+2ループを鮮やかに跳び、土壇場の精神力の強さを発揮。これで勇気が出たのか、ひるまずコンボを跳ぶ。やはりこの柔らかさは1級品ね。スピンが安定していてポジションを替えてもほとんど速さが衰えない。私は会場のかなり上のほうから見下ろしているので、軸がキッチリしてることが良くわかる。兄貴のバトルにも見劣りしないわ。
後半はやはりスタミナが落ちたのか、2アクセルで大きく「つっかけ」。今日は2人ともつっかけ着氷が多いので、氷の具合かな(あとで解説聞いたら、「なみはや」の氷は硬くて、ポップしやすくなってたんですね?)。
でもこの「座頭市」けっこうハードよ。終盤で2種類のステップシークエンス、3ルッツでしょ。織田君、体力ギリギリだと思うんだけど、そんなことは表面にチラとも出さずに頑張る頑張る。「今は何も(GPFとか・五輪とか)考えず、自分の仕事をやりきる!」という気持ちが持てるのは、失うものは何も無い新人だからかな。真央ちゃんを見てるみたい。プレッシャーがのしかかる先輩たちを尻目に、無欲が功を奏してる、としか言い様がない。
私は「今の織田君のPG(振付)はバトル色が強いので、ちょっとなあ~」と前に書いてしまったけど、ジャンプの柔らかさは大きな「織田印」になるかもしれない。将来、世界1になるか?と言われたら、今はまだ疑問だけど、若い選手が上へ駆け上がっていく時の輝きは一生に一度だから、ある意味今のこの姿は貴重かもしれないよ。

「やっぱり転倒しちゃったな~」という、ある程度サバサバなキスクラの表情。会場も私も、すご~く微妙な空気に包まれている。「勝った」とも言えず、「負けた」でもない。
ライサが優勝かな~でも、TES次第だね…わかんないね…という空気を一変させたTES。「おおー!」とどよめきが起こる。70点越え。PCSもそこそこ出て、自己新記録。ええー!?
ひょっとして、ひょとすると…「1」が出ると、場内ドワーッと湧いてスタオベ。私もビックリ。御本人もびっくり(あの涙を拭いていた黒と黄色のタオル、阪神タイガースグッズ?)。織田君、よく泣くなあ。でもなんだか可愛い(笑)。

ライサチェクの「得点に困惑してる」というお言葉。彼は紳士だから(そう見えるわ)抗議したりしないでしょうけど、アメリカ側としては内心御立腹なのではあるまいか。TAKAHASHIに勝った時点で、もう優勝したと思ってたでしょうね。
織田君のFSは、日本人からしたら「こんだけ頑張ったんだから優勝させよう」と言いたくなるわけだけど、素晴しい滑りではなかった。消化不良。ライサは、SP、FSとも一応ノーミス。FS1位とは言え、結局SPの点差が最後まで響く結果に。
…これを「困惑」と言わずしてなんとしょう。私、頭かかえちゃったわ。いちおう「大」勝利、のつもりで来ましたもので…。は~。

うぐいすのワガママ採点だと「金メダルなし。銀と銅のあいだ(?)ライサ。銅が織田君と大ちゃん」という感じー。
いえいえ。でもまあ、結果は結果。受け止めましょう~。これで男子のGPFメンバーは、ポイント順に言うと、サンデュー、バトル、大ちゃん、織田君、ランビ、ライサですか。ジュベールの意外な落選にがっくり!ジョニーもカナダでせめて2位だったらば…あ、でも届いてないか。

大ちゃんは、その後の場内の様子やインタビューでも、余りしょげてないよーだった。そうだよね。いつも1番ではないからスポーツ。GP2勝って甘くないんですね。やはりアメリカ優勝したことで、自分も周りも「地元、日本でも勝つ」というイメージが出来上がっていて、プレッシャーになっていたみたい。GPアメリカの時は「メダルでなくてもまあいいか」っちゅう、ダークホースでいられたものね。ほんまに人生はうまくいかないわあ~。
でもハイビのインタビューで、しっかり「GPFでは織田君に勝って、五輪は僕が行きます」と言い切りましたね。しかも織田君の隣で。顔前で。
後輩に負けたことで闘争心に火がつくか。
逆に「もう負けられない」状態に追い込まれて萎縮するか。
ファイナルは見ものだ~。思いもかけない展開だ!
私、本番の演技ではもう目をおおってしまうよ。怖くて。誰か助けてくれー。

無欲の勝利、と言うは易し。でも行なうは難し。…んな禅問答みたいな人生の真理を(?)ストレートに感じた、N杯男子の闘いでありました。
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大困惑

2005-12-05 | 05-06 コンペとショー
寒い寒い一日。リンクの中のほうが暖かい(カイロいらない?)。
「なみはやドーム」は地下鉄門真南駅の目の前で、ガラス張りのエントランスを入ってすぐリンク。
私とお仲間の座る背面側(ジャッジと反対)3階席からは、外の風景とリンクが同時に見える。結構、真ん中よりでいい席だったけど、お隣のマニア的な男性客がずっとブツブツ独り言をつぶやいていて、少々つらかった(?)まあいい。
皆でお菓子をズラっと並べてすっかりピクニック気分。すんません。お気楽で。同行のRさん親子は、カナダの国旗をずっと振って応援するのだった。立派。
…楽しかったのよ。ワイワイと。でもね。でもね。今日は「大感激」のタイトルでこのシリーズを「大団円」にシメる筈が、まあ御覧の通り。まだ録画を見てないので、とにかく覚えてる限りの男子FSの印象を。(選手抜粋)

第1グループ
★リンデマン
まさかのSP最下位発進。今回、リンデとランデブーは実現しなかったので(座席でも見かけなかったな~)彼の「もんちっち度」「オリバー・カーン度」は計りかねました。でも、キスクラは相変わらず少年っぽくて可愛いかったね。
世界銅メダルの実績は、やはり「時の勢い」も大事だったんだな~と実感。今日のリンデマンはウォームアップから転倒・スッポ抜けしていて、不安が一杯。本番はやはり3回転スッポ抜けが続き、スピンも不安定。何かが空回りしていて精彩を欠く。
あ、リンデ君は、エッジが氷を削る音がすごーく「ギギギ」と鳴っていて驚きました。スムースではないということかな。でも滑りのスピードは速かった!巻き返しに期待。
★クリストファー・メイビー
ジュニアから上がってきましたメイビー君。いかにも軽くお洒落な北米的振付が面白く、良く踊ってる。ダグ・リーとも仲良く挨拶してたので、カナダって皆が皆ファミリーみたいだね。滑りもいい、スピンも美しい。音楽の使い方が良く、PG構成の勝利かな。清潔感もあり好感度大。
★フェレイラ
ベテランのベン君ですが、「いつものPG。いつもの構成」という感じで、もう伸び幅がないのかも、と正直思う。でも大きなミスはしない。かといって光る何かがあるでなく(?)。ゴメン。やはり「可もなく不可もなく」
★ディネフ
ディネフ、ベン、セロフ…と続く旧採点法世代と、新採点法世代の溝は深い(?)どうしても古臭く見えてしまうのよ。でも、ディネフは年齢にしては頑張っています。大きなミスはなくまあまあの動き。カモメ眉、健在?(今日は割と笑い顔かな)

ここで、最終グループの6分間ウォームアップ。
それまで黒一色だった衣装が、急にキラキラ度が増した。やはり出世すると衣装もランクアップだ。おお、大ちゃんの紫衣装の横に本田君の背中丸出し(?)衣装が並ぶ。
ケビンは、スケアメの時と違う派手~な衣装。やはりベルギー国民の期待がかかっているね。ところがこのケビン、アップ中の4回転トゥの着氷で失敗したのか、ふと気付くと膝を抱えてうずくまっている。大変!
やっと起き上がって、でも右股関節辺りをさすって目一杯痛そうにしている。1番滑走なのに…棄権か?と一瞬思う。
そのはるか後方、ジャッジの目の前で、織田君が3アクセルを跳ぶも大転倒。続けて、隣で3アクセル跳んだ大ちゃんも仲良く転倒。SP1、2位のユニゾン転倒にしばしどよめきが起こり、大ちゃんも織田君も苦笑してる。
織田君はその後、何度も同じ場所で3アクセルを跳ぶが、最後まで転倒。段々浮かない表情になる。背面側で、大ちゃんが3アクセルのコンボ。3-3のはずが、2個目が低い2トゥで、一瞬私は「いや~な感じ」になるが、練習時間はこんなもんか、とも思い直す。しかし後で考えたら、この予感が的中したことに。

★ケビン(バンデルペレン)
冒頭の4トゥは、回りきってたように思えたけど明らかに2フット。でも、怪我をしても大技に挑戦するケビンのガッツを、私は買いたい。
痛めた足(股関節?)の影響は大だったようで、売り物の3-3-3はあやうい3-3に。3アクセルも2個ともステップアウト。全ての歯車が狂ってしまったようで実に切ない。それでも随所で3回転を決め、ケビンらしいガッツィーな根性を見せてくれました。ケビンは、ヤグみたいな「観客にオープンに心を開く」魅力がある。TVで見るよりナマがいい。PG構成も豪華だし、リンクを所狭しと良く動いてます。キスクラでは怪我が痛くて座れないらしく、コーチと共に立って点数を見てました。けど、私はなんだか前にも増してすっかりケビン贔屓になった?
★ライサチェク
新PGはニコル振付かな(ミラー?)あれれ。カルメンだよ。「闘牛士SP」の延長線上、といった感じで悪くないんだけど…。とにかくライサは薄い!いや細いの。体が。心配になるくらい細い。イーグルやってても、その「薄さ」のせいか風が吹いたらパタンと倒れそう。だから大柄なのに重厚感は余り感じないの(ほんまかいな)。
ジャンプは全てクリーンに決まり、表現も一通り出来てる。でもなんだろ。沸き立つような感動とか、「おおお」と思わせる何かに欠ける。「優等生滑り」で、先ほどのケビンのアウトローっぽい魅力と真逆っつうか。リンクでは特にその平板さが気になりました。「カルメン」では、今のお若い選手にはどうか?古くないか?と思うが(曲の使い方が20年一昔前というか)。でも、この日は本田君に次ぐ花束洪水。キスクラの好青年な印象は変わらずカワイイ。
★ポンセロ
ポスト・ジュベとして期待の大きいヤニック・ポンセロ。
出だしはまあまあ。ところが、2個目の(?)エレメンツのキャメルスピンに入るとき、トウがスッポ抜けたのか大きく転倒。すぐに演技続行せずうつむいていたので、「棄権?」と思わせる程ダメージは大きかった。拍手に支えられて再開するも、その後このアクシデントが最後まで響き、ジャンプもスピンもサンザン。サーキュラーステップなんて、リンクのはしっこの方になってしまったし。
自分でも、何が何やらわかんないままに終わってしまったのでしょう。女性コーチが厳しい表情で見据えてました(この人、ジュベの前のコーチかな~?違うか)。悪夢のようなフリー。でも私、彼は将来性大だと思うよ~。頑張れ、世界Jr.銀メダリスト。
★本田君
SP4位のポンセロが前述の通りだったので、5位の本田君にはチャンスだったはず。序盤のジャンプはまあまあ好調だったのに、後半スタミナ切れか(足首の痛さのため?)2回転が続く。練習では、冒頭の4トゥを成功させてたらしいので、意外な展開に。
でも、「トスカ」の深い感情はヒシヒシ伝わってきました。ここまで若手が続いたので、やはりベテランの「本田滑り」は違う~と。なんつうか「質」が違う?悲愴なまでに懸命に滑る本田君に、観客も熱い視線をそそぐ。
最後のドワーッと盛り上がる所のスピンでなんと転倒。ケビンも、ポンセロも、同じ箇所(私の目の前)で転倒していたので、氷に穴でも開いてたんちゃうか?と皆で言い合ってました。
とにかく、スピンがまるごと抜けてしまった。悲しいですが、私には、精一杯頑張っていた本田君が忘れられない。何位になろうがいいわ。あたたかい歓声と、花束が降る降る。
さよなら。私がナマ本田君を見る機会はこれで最後。
本田君が14歳の頃から見てきた身としては、とても一言で言えないものがある。とにかく拍手また拍手。
(長いので、大ちゃんと織田君は明日につづく~)
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大期待

2005-12-04 | 05-06 コンペとショー
N杯最終日の大阪は、ユーミンばりの『冷たい雨』。腰にカイロは貼ったか?
リンデマンとランデブーの際、ポロッと私のカイロが足元に落ちてしまったら、きっと純な彼は「ああ、見てはいけないものを見てしまった…」と、激しくウロたえる事だろう。日独間の国際的問題だ。だから貼ろう。カイロを。ぺったん。
そんなわけで(どんなわけだ)リンデマン、頑張ってね。
男子FSの滑走順です。 日本勢ラスト3人!本田、高橋、織田、固め打ち!なんとー!
では行こ。
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大興奮

2005-12-04 | 05-06 コンペとショー
★女子FS
中野さんの、「1位」を見てびっくりしてる姿が本当に可愛いというか、もらい泣きしてしまいました。わー。確かに素晴しかったですよ。アクセル惜しかったけど、終盤に3連続ジャンプをばっちり決める「攻め」のスケートが功を奏したか。おめでとうございます。パチパチ(^^)。
ミキティは、やはりロシア杯の疲れか、ちょっと気の毒でした。でも、踊りが格段に上手くなってるし、感情がこもってる。すこし休んで巻き返せば大丈夫!(紀宮様じゃないけど「ドンマーイン!?」)
章枝ちゃんの「ここ一番」の踏ん張り!本当に泣かせてくれます。今日、一番お客さんが湧いてたね。本当にこの人は、崖っぷちに立たされた時が強い。やはり歴戦の修羅場をくぐってきた底力か。サルコウとフリップにヒヤヒヤしてたけど、頑張ってくれました。やはり大ちゃんと一味違う、女性的な繊細なラフマニノフで、最後のスピンなんかは素晴しい盛り上がりでしたねえ。きっと彼女の中でも、忘れられないフリーになっただろうなあ。
キミーちゃんの「3-3を飛ぶぞ!」のド根性、コストナーの「ランビ君とおそろ」のビバルディ。アネットちゃんの「なんと懐かしいわ・スパルタクス(昔は、この曲を使う人が特にペアでは圧倒的に多かったのです。やっぱタラソワさんだな~と思いました)」…などなど、日本勢以外の詳細感想は一杯あるけど、頭が整理しきれない~。
しかし、リアシェンコは29歳にして、終盤で3ルッツを入れてくるんですね~。驚異的!普通なら考えられない~。敬服しますわ。リレハンメル(94)、長野(98)、ソルトレイク(02)、トリノ(06)…と、4回オリンピックに出たら、新記録なのかしら?なんたって、解説者の佐藤有香ちゃんがリレハンメル出てたくらいなんだから、いかに彼女が長距離走者かわかりますねえ。はー。

★男子SP
はいはいはい。織田君、素晴しかったですねえ~。もう、あの柔らかいジャンプのトリコになりそうやわ(笑)。絶対、失敗しそうにないもん。
「阿武野高校」の横断幕が愛しかった。なんせこの私、阿武野幼稚園出身ですけん。地元で素晴しい演技が出来るというのは、選手冥利に尽きるよね。
私のご贔屓くん・ライサチェク。あの衣装からしたら、もっともっと踊りたおしてほしい。ちょっとかなり慎重にワザをこなしていたみたいでした。心配だった3アクセルは、人生最大の出来ではないでしょうか(笑)。でも、今の時点で出来うる全てをキチンと出して、清潔感がありました。それにしても、つくづくコノ人は「新吾」にソックリだよね(なんじゃそりゃ!?って方は「摩利と新吾(木原敏江著)」をどうぞ)。
「大」ちゃんですが、スケートアメリカよりは、踊りに色気がやや足りなかったかな(笑)。終わったあと、本人のお顔は不服そうで首ひねってましたよね。ステップの難度を上げた分、感情を入れるテンションが少し低かったみたい(に見えた)。アクセルの着氷もちょっと危なかった~(?)
でもま、この状況でよくやってくれました。大ちゃんのステップって、「氷をなめる」ようなターン?がすごいですね。あれが左右にディープだから評価が高いのかな(このへん、シロート判断)。
すっごいTESだ!スケアメで名を上げたから、次の大会は絶対PCSもアップすると思ってた。どんぴしゃり(笑)。
本田君、序盤のジャンプがピタリと決まったから安心してたけど、まさかのフリップ転倒。でも、素敵な「ロミ&ジュリ」でした。もう、明日のフリーは思いっきり楽しんで、EXもちゃんと滑るんだ!
そして、待てど暮らせど、Jさんも私もご贔屓のリンデマン選手が出てこな~い。あれ?男子SPが終わった…と、リザルト見たら最下位ではないか!まだ詳細見てません…。ジャンプ全滅でもしたのかしら。かなぴいい。明日は応援するぞ。
今回、一番の「イメチェン大賞」は、ヤニック・ポンセロでした。去年までは「糸井重里に似てるなあ」なんて思ってたんですが(笑)。髪型を変えて、なんかカワイく、ソフトになった(?)それに、フランスらしい「一味違った芸術性」がPGに漂っているのもイイ。ひと皮むけた感じ。4回転が決まってきたらこりゃ、手強い存在になりそうやわ。
4-3に挑んだケビンですが、惜しくも転倒。モロゾフらしい面白いSPでスピード感が命。ちょっと本人、がっくしきてたけど、明日は「パイレーツ・オブ・カリビアン」楽しみ(ええ、「ロビン・フッド」は卒業してたんですね)。それにしても、眉毛のキラキラは、あれピアスなんですか?

あ~。大ちゃん、なんかもう、「トリノの金メダル」を狙ってるかのようなムードだわ。そう思うのは世界中で私だけだろうか。4回転入れてないのにこの点数(77点)って、ちょっとスゴイことですよ。そしてピタリと後ろに着く織田君の追い上げもまた怖い。男子も女子も、代表選考、どーなるのだろー。ひゃあ。
…ということで、明日は「なみ」「はや」に行きます♪(あ、ダンスとペアがまだ書けてない~)
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大躍進

2005-12-02 | 05-06 コンペとショー
五十嵐さん、NHK大阪の朝の番組にも出てはりましたね。いや忙しいね。
なんと、25年前のN杯優勝時の五十嵐さんの勇姿もオンエア~。細い!かっくいい!今見ても見劣りしない、すばらこい身のこなし。おまけに自分の黒いスケート靴まで御披露。このわずか2~3分の為に、わざわざ大阪までエンヤコラと持ってきて下さったのね。エッジがピカピカだったけど、まさか今も磨いてるのか?

N杯女子は、中野さんの大躍進が光りました~。佐藤コーチに変わってから、スケートが丁寧に、美しくなった。あいかわらずジャンプの時に足が「く」の字に曲がってしまうけど、それを補って余りあるハツラツとした滑り。すごーくイイ顔をしてて、こちらも嬉しい。さあ明日は跳ぶね。3アクセル!
美姫ちゃんは、1番滑走のせいか動きが悪く、かなり固かったのが残念。この「戦場の…」のPGは美しくて繊細で、あの陳露を彷彿とさせますよな。振付も衣装も素敵だけにちょっと残念。FSで挽回を。
章枝ちゃんは3-2が入ったから「よっしゃ!」と思ったのですが、なぜにフリップで転倒。怪我は大丈夫なのかしら。しっかし、彼女の衣装コレクションって一体何枚あるのだろう…(前のほうが好きだなあ)。
コストナーは、いつものハイスピードな滑り全開!何より気持ちが引いてないところが良かった。ジャンプが決まるとやっぱスケールがデカい。この「ミッション」ってPGも良いな(あれ?これ、前に滑ったPG?)。
私が一番トータルでバランスがいいな、と思ったのが、キミーちゃん。う~ん。さすがに真央ちゃんのライバル。「天才少女」と喧伝されるだけの事はある。曲(ラフマニノフですか)が結構ドラマチックで重厚なのに、全然負けてない。昨年は線が細い印象だったけど、俄然パワーアップしたような。これで3アクセル入ったら怖いな~。
キスクラの表情が、まあなんと清らかで可愛いんざんしょ。ポスト・クワンかなー。私はシズニーより、キミーちゃんを「アメリカの星」と認定したい(?)
ジョニー君のお気に入り、独のアネットちゃん。「いかにもな」タラソワ衣装とタラソワPG。…なんだけど、キャラクターに合ってないような気もする。もっと「可憐系」がええんとちゃうかな。アップになるとすごおく可愛い。
女子版・ミン君とも言えるリアシェンコ(驚異のベテランさん)。ああ、アナウンサーよ…「鼻の瞳」じゃあないわ(というか、関西的イントネーションでは「鼻」に聞こえますんよ)。
この曲って通して聞くと、結構素敵ですね(何をいまさら・笑)。ジョニーとリアシェンコは、♪の趣味嗜好がカブるのだろうか。「Otonal」もだったし「せつな系」が好きなのか。私は、踊りも含めて素晴しい~と思ったんだけど、意外に点が伸びず。ルッツの前の構えが独特ですね。
女子はサスガにお客さん多い~。でも皆、ペアの時に帰ってしまわないで!

ダンスは、あああーなぜに「でん&すた」が、デュブリュイユ組に負けてるのか~とビックリしたけど、ODでも逆転できず。ショック。デンコワさんの動きがいまひとつなので、やっぱり怪我の影響かしら…。マキシムが一人頑張って踊りまくってる感じで、やや悲しい。五輪までに間に合うかしら。私はどっちかっつーと、デン&スタのファンなの。でもでも、今年のカナダペアはとっても良いのよね。フリーも素敵なPG持ってきてるし、こりゃ逆転は苦しいかな。デン&スタ頑張れ!
(「デン&スタ」を叫ぶとき、「デンターライオン」の歯磨きを思い出すのは私だけか?)
コメント (4)
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大観衆

2005-12-01 | うぐいすとお仕事
今、「なみはやドーム」がTVで映ってますねん。
ダンスのコンパルであんなに観客が多いなんて!すごいすごい。どーりで、チケ取りの電話が○時間つながんなかったわけね…日本のフィギュア現象はスゴイな。
あー。あーあーあーあー。
「絵できてる?締め切り2日延びたんだよ。そのぶん期待してまっせ」という電話が画廊からかかってきたのは作日。もう1枚追加で描く事にした…そして。そして。さきほど、終わった!!!
らっら~♪ら~ら~らら~♪らら~らら~らら~♪らら~ら~らら~♪
(↑このへん『Wonderland』のつもりで踊る)
うーんん。ジョニーの新しい衣装はね。結構キラキラ多かった?
また錯乱してる…はやく伝票を書け。わたし。
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