青梅マラソンと熊日30キロロードレースの結果が出てたけれど、そのタイムを見て思ったこと。
青梅はマラソンと言いながら30㎞。つまり、両方とも30㎞のレース。
今回、青梅には我が川内優輝が参戦。2週間後に、リオ五輪出場をかけて、2度目のチャレンジとなるびわ湖毎日マラソンが控えている。2週間というのは微妙で、やや間隔が短い気もするが、川内のことだからよく考えたうえでの参戦なのだろう。
結果は3位でタイムが1:32'40。
一方、熊日30㎞のほうは、設楽啓太が優勝。タイムは1:30'45。啓太は2020東京オリンピックのマラソン代表、表彰台、金メダルを目標にしているはずだ。
さて、コースやレース時の状況の詳細--アップダウンや風や気温など--がどうだったのかよくわからないが、彼らのタイムを見て思ったのだ。
フルマラソンをキロ3分のイーブンペースで走ると、ゴールタイムは2:06'35。同じキロ3分で30㎞を走リ通すとタイムは1:30'00。距離が30㎞だとタイム計算が実にわかりやすい。
つまり、啓太のタイムでもこれをオーバーしてしまっている。
川内に至っては2分40秒もオーバーしている。川内の記録で、さらに12.195㎞--最もきつい終盤の10㎞あまり!--を同じペースで走ると2:10'20。川内のベストは2:08'14(2013・ソウル)。最後のサブ10は2014年12月の防府読売マラソンでの2:09'46(テレビで見たけどこれは圧巻のレース内容だった)。
川内はもちろんびわ湖に向けた練習の一環に違いなく、疲労度合いやレース内容などベストを狙う身体の状態であるはずもないが、たとえば2時間6分台を目指すなら、上記のとおりキロ3分のペースを維持しなくてはならない。青梅のペースよりキロ5秒以上速いペースで、さらに12㎞を走る。一見そう難しくもないように思えなくもないが、このレベルでのさらなるペースアップはかなり難しい。
この30㎞の結果を見ても厳しい状況は間違いない。ただ、絶対無理ってわけでもないと思う。これほどマラソンにかけた、マラソンが大好きな選手はそういないだろう。昔、ある先輩が「俺がそのことを誰よりも考えていることは間違いない」--だから、自分の考えと行動がきっと正しいはずだ、と言った言葉を今も思えている。
川内は日本で誰よりもマラソンのことばかりを考えている人だと思う。道が開けますように。
青梅はマラソンと言いながら30㎞。つまり、両方とも30㎞のレース。
今回、青梅には我が川内優輝が参戦。2週間後に、リオ五輪出場をかけて、2度目のチャレンジとなるびわ湖毎日マラソンが控えている。2週間というのは微妙で、やや間隔が短い気もするが、川内のことだからよく考えたうえでの参戦なのだろう。
結果は3位でタイムが1:32'40。
一方、熊日30㎞のほうは、設楽啓太が優勝。タイムは1:30'45。啓太は2020東京オリンピックのマラソン代表、表彰台、金メダルを目標にしているはずだ。
さて、コースやレース時の状況の詳細--アップダウンや風や気温など--がどうだったのかよくわからないが、彼らのタイムを見て思ったのだ。
フルマラソンをキロ3分のイーブンペースで走ると、ゴールタイムは2:06'35。同じキロ3分で30㎞を走リ通すとタイムは1:30'00。距離が30㎞だとタイム計算が実にわかりやすい。
つまり、啓太のタイムでもこれをオーバーしてしまっている。
川内に至っては2分40秒もオーバーしている。川内の記録で、さらに12.195㎞--最もきつい終盤の10㎞あまり!--を同じペースで走ると2:10'20。川内のベストは2:08'14(2013・ソウル)。最後のサブ10は2014年12月の防府読売マラソンでの2:09'46(テレビで見たけどこれは圧巻のレース内容だった)。
川内はもちろんびわ湖に向けた練習の一環に違いなく、疲労度合いやレース内容などベストを狙う身体の状態であるはずもないが、たとえば2時間6分台を目指すなら、上記のとおりキロ3分のペースを維持しなくてはならない。青梅のペースよりキロ5秒以上速いペースで、さらに12㎞を走る。一見そう難しくもないように思えなくもないが、このレベルでのさらなるペースアップはかなり難しい。
この30㎞の結果を見ても厳しい状況は間違いない。ただ、絶対無理ってわけでもないと思う。これほどマラソンにかけた、マラソンが大好きな選手はそういないだろう。昔、ある先輩が「俺がそのことを誰よりも考えていることは間違いない」--だから、自分の考えと行動がきっと正しいはずだ、と言った言葉を今も思えている。
川内は日本で誰よりもマラソンのことばかりを考えている人だと思う。道が開けますように。