MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

青梅と熊日から見えてくること。

2016-02-22 | 1日1ラン
 青梅マラソン熊日30キロロードレースの結果が出てたけれど、そのタイムを見て思ったこと。

 青梅はマラソンと言いながら30㎞。つまり、両方とも30㎞のレース。
 今回、青梅には我が川内優輝が参戦。2週間後に、リオ五輪出場をかけて、2度目のチャレンジとなるびわ湖毎日マラソンが控えている。2週間というのは微妙で、やや間隔が短い気もするが、川内のことだからよく考えたうえでの参戦なのだろう。
 結果は3位でタイムが1:32'40。

 一方、熊日30㎞のほうは、設楽啓太が優勝。タイムは1:30'45。啓太は2020東京オリンピックのマラソン代表、表彰台、金メダルを目標にしているはずだ。

 さて、コースやレース時の状況の詳細--アップダウンや風や気温など--がどうだったのかよくわからないが、彼らのタイムを見て思ったのだ。
 フルマラソンをキロ3分のイーブンペースで走ると、ゴールタイムは2:06'35。同じキロ3分で30㎞を走リ通すとタイムは1:30'00。距離が30㎞だとタイム計算が実にわかりやすい。
 つまり、啓太のタイムでもこれをオーバーしてしまっている。

 川内に至っては2分40秒もオーバーしている。川内の記録で、さらに12.195㎞--最もきつい終盤の10㎞あまり!--を同じペースで走ると2:10'20。川内のベストは2:08'14(2013・ソウル)。最後のサブ10は2014年12月の防府読売マラソンでの2:09'46(テレビで見たけどこれは圧巻のレース内容だった)。

 川内はもちろんびわ湖に向けた練習の一環に違いなく、疲労度合いやレース内容などベストを狙う身体の状態であるはずもないが、たとえば2時間6分台を目指すなら、上記のとおりキロ3分のペースを維持しなくてはならない。青梅のペースよりキロ5秒以上速いペースで、さらに12㎞を走る。一見そう難しくもないように思えなくもないが、このレベルでのさらなるペースアップはかなり難しい。

 この30㎞の結果を見ても厳しい状況は間違いない。ただ、絶対無理ってわけでもないと思う。これほどマラソンにかけた、マラソンが大好きな選手はそういないだろう。昔、ある先輩が「俺がそのことを誰よりも考えていることは間違いない」--だから、自分の考えと行動がきっと正しいはずだ、と言った言葉を今も思えている。

 川内は日本で誰よりもマラソンのことばかりを考えている人だと思う。道が開けますように。
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好タイムで「さあ、どうするつもり?」と陸連に詰め寄る走りを期待したい。

2016-02-22 | 1日1ラン
 結局、そういうことになってしまった。
 リオ五輪のマラソン女子代表選考。
 陸連の麻場一徳強化委員長が、福士に名古屋出場を回避するよう説得すると表明した。「名古屋に出るな」「出ないでくれ」ということは、当然「出なくとも代表に選びます」ということである。

 一件落着のようだが、こうしたゴタゴタが選手や指導者に与える影響は少なくないと思われるし、(可能性は相当低いt見積もってるけど)可能性ゼロではない「名古屋での2選手の福士越え」が起きたりしたらただでは収まりようがない。
 また、これで実際には名古屋では1人しか選びようがなくなり、「日本人2位」では選ばれないことが確実になった。駆け引きが優先されるのは必至でタイムへの期待はとても小さくなった。残念な話だ。

 事業収入のことを軽く見るわけにはいかないけど、選考における公平さの確保は担保すべき最優先事項だ。アメリカのような1発選考が最も公平だと私は思う。そこで「最有力選手が怪我してたらどうする」みたいなことは言い始めたらきりがない。みんなが同じ条件であることを優先するなら、そこにピークを持ってこれなかったのだから、あきらめて別の目標、次の目標を目指すということでいいのではないか。

 そんなことは人生にはいくらでもある。

 名古屋に出る選手たちには、見透かしたような陸連の想定を裏切る走りを期待したい。福士のタイムを超えて「さあ、どうするつもり?」と大いに困惑させてほしい。

 
 ◇ 2月4日、前田彩里が名古屋不出場を表明。

 ◇2月2日、 福士が名古屋にもエントリー? やめたほうがいいと私は思う。
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