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無年金者対策@10年間でOK

2016-11-18 09:14:25 | 社会

無年金対策

山口 修・帝京大学教授 日本年金学会代表幹事

 

公的年金受給に必要な保険料納付期間(受給資格期間)を

25年から10年に短縮する改正年金機能強化法(無年金者救済法)が成立した。

 

受給資格期間が「25年」というのは、あまりにも長い。

米国10年、英国10年、ドイツ5年、イタリア5年、

フランスは1ヶ月でも保険料を払えば、それに見合うだけの年金が受給できる仕組みになっている。

年金制度自体の違いがるとはいえ、欧米諸国と比較しても日本は著しく長い。

そのため、保険料を納付し続けても25年間に達しない人は、掛け捨てとなり、無年金に陥る。

高齢者の中には、生活が一時期、苦しくて保険料を払いたくても払えず、免除手続きなどが

あることすら知らなかった人がたくさんいる。

今回の法改正により、困窮した人たちに、救いの手を差し伸べる意義は大きい。

国民年金の保険料を10年間納付した場合、受給額は年額19万5000円ほど。

受給資格の要件が下がったことで、「保険料をしっかり納付して、年金を多くもらいたい」と

考える人が増えるきっかけにもなるだろう。

多くの国民が20歳~60歳までの40年間、保険料を納め続けていけるような環境づくりが欠かせない。

景気回復によって安定した雇用情勢を確保するのはもちろん、低収入の人には保険料の免除、

猶予の申請ができることをしってもらう周知・啓発活動のほか、

児童・生徒への年金教育の充実が求められる。

今まで、25年間に満たなかった無年金の人々は、年金支給日には寂しい思いをしていたことでしょう。

自己申告なので10年間、年金の保険料を納付していた人は申告して下さい。

(↑ 政府関係者ではないですが・・・)最近、一番くらい嬉しいニュースです。

 

先日、友人と年金のことが話題になりました。

私たちの若い頃って、年金のことなんて考えたこと、全くありませんでした

今のような高齢化社会なんて夢にも思っていませんでした。

そして、学校でも年金の大切さなんて習っていませんでした。社会科で、いの一番に勉強しなければ。

今は、ちゃんと学んでいるのでしょうか~。

欧米の良い所は即、学ばなければと思います。← 5年、10年ということ。

~~~

書道の先生の話。

来年、早々に東京都美術館で作品展を開きます。諸々の費用が掛かります。

先生は作品展では、各々が払う出品料と経費がトントンになれば良いそうです。

マイナスになりかねない。

そこには、先生の人脈で台湾、香港などの書画も送られてきます。

彼らは大学の先生とその弟子だったりです。

先生は数ヶ月前に台湾に招待されました。数年後には台湾、香港で作品展を開く予定です。

台湾では、展覧会などには国からの援助があるけれど、日本ではゼロです。

そのことが情けないと、私たちの教室で話していました。日本って遅れている。

これでも先進国なのでしょうか~!?

 

追伸: 

2016年11月に改正年金機能強化法成立

2017年2月下旬頃から日本年金機構が対象者、約64万人に書類発送。

     10月支給開始 (9月分から)

 

 

 


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