香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

喋々喃々

2009-04-20 20:40:38 | 本のこと
小川糸さんの『喋々喃々(ちょうちょうなんなん)』
ずっと気になりながら、やっと手に入れて読み始め
ぐ~っと引き込まれ、世界に浸って、一気に、でも丁寧に読んだ
季節を食べ物を周りの人たちを家族をそして愛する人を
ひとつひとつ大切にゆっくりと過ごしている栞という人の静かな物語
忘れがちなこと、流されていること、大切にしたいことを
思い出させてくれたやさしい本
東京の下町の様子が伝わり、季節の花が心に浮かんできた
小川糸さんの『かたつむり食堂』もとてもよかったけど
『喋々喃々』、これから何回も読んでいくだろうなと思う本