香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

鷺と雪

2009-04-29 22:55:03 | 本のこと
北村薫さんの『鷺(サギ)と雪』
『街の灯』、『玻璃(ハリ)の天』に続くシリーズ3作目
昭和初期の時代、士族出身の上流階級の娘で女学生の英子と
そこにやってきた女性運転手で別宮みつ子ことベッキーさんが
事件というまでもない謎を解決していくミステリー小説
昭和のあの悲惨な戦争が始まる前の、文明開化の匂いがするいい時代で
解決方法もなんだかちょっと小難しく理屈っぽいのだけど、
北村さんのそんな雰囲気が私は好きで、大切にしているシリーズ
昭和七年から始まって、今回は昭和11年のあの2・26事件で終わった
この本でも、宮部みゆきさんの「蒲生邸事件」でも思った事なんだけど
2・26事件が第2次世界大戦が始まってしまうネックなんだなぁ
歴史に疎いし、戦争物があまり好きではないので
事件の内容は良くわかないのだけど・・・この2つの小説を読むと切なくなる

今日はちゃんと朝早く起きてゴミ捨てやお掃除もしたのに
ちょっと本読んだら2度寝しちゃって
せっかくの良い天気の午前中を無駄にした感じ
午後から勉強する前に琴似近辺を散歩して、昔からある本屋さんや神社を周り、
バーにもなる喫茶店で軽くランチして、ストールが安売りしていたので買ってきた
ちょっと春色うぐいす色
でも、カラーの先生Chiーちゃんにはもうちょっと明るい色の方がいいよと言われそうだな
私は春色が一番顔が明るく綺麗に見えると診断してもらって
似合う色のサンプル帳も持っているのだけど、好きな色は夏色なんだよねぇ