香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

円朝の女

2009-12-01 20:30:15 | 本のこと
松井今朝子さんの新刊
『円朝の女』

とっても面白かった
帯に載っている、春風亭小朝さんの言葉通り
語りのうまさ・・・絶品!
幕末から明治の時代に生きた大名人落語家 三遊亭円朝
その人に関わる、武家の娘、粋な花魁、
円朝の子供の母親、円朝の妻、円朝の娘
それぞれの女の郷や性が痛々しいくらい
それを語る弟子の語り口に、一気に惹き付けられ
とっても楽しく読み終わりました

この頃、ドラマJINー仁、坂の上の雲、新撰組!など
幕末、明治の頃のドラマを見ていたので
この本の世界にも入りやすかったというのもあるのかな
戦国時代よりもこの時代のお話の方が
少し好きかも・・・と独り言

今日、エクラ1月号が届きました

付録は今年も山本容子さんのカレンダー
1年間の定期購読をしているので、
エコバックも付いてきました~
まだ宮本輝さんの連載『水のかたち』は読んでいませんが
今月号は山本容子さんと江國香織さんの対談があったり
歌舞伎についての松井今朝子さんのお話が載っていたり
読み応えがありそうで、うれしいなぁ