香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

マボロシの鳥

2010-11-03 20:22:11 | 本のこと
太田ひかるさんの『マボロシの鳥』
帯に、”太田が書くと小説はこうなる。”とあるのだけど
確かに・・・ そう感じた
9編の短編小説の中で、「人類諸君!」だけは
受け止められなかったけど、他の短編は面白かった
太田さんのメッセージが至るところに散りばめられてる感じで
物語として、どこかで読んだような、いやいや
大田さんらしいファンタジーのような、不思議な感じ
ちょっとメッセージ性が強すぎる気がするのは
爆笑問題の太田さんだと思うからなのかな
たくさんのものが詰め込まれて、盛り沢山で
もっとゆったりとした感じにならなかったかなぁとちょっと思う
余韻があればいいのに・・・きっとこれは好みなんだろうな

この本は夕べから一気に読んでしまった
今日、久し振りのミスドでシナモン食べながら

その後、少しフラフラとウインドーショッピングをしてから
スタバで読了

の1日だったけど、突然晴れ間が見えたり
突然すごい雨風になったり寒い日だったので
ずっとゆっくり読書をしようという気になったのでした


サイン会はいかが?

2010-11-03 20:06:43 | 本のこと
大崎梢さんの『サイン会はいかが?」

書店ミステリーシリーズ第3作目
駅ビルの6階にある成風堂という書店員杏子と
アルバイト多絵ちゃんが、書店に持ち込まれる謎に取り組む
殺人事件がない、おっとりとしたミステリー
本が大好きで、本屋の仕事が大好きで真面目な杏子と
とぼけた感じなのに、謎解きの天才多絵ちゃんのコンビが絶妙で
事件は、ちょっぴり深刻だけど、最後はすがすがしい気持ちにもなる
暖かい気持ちになるシリーズ

これは、『風雲児たち』と同時進行で読んでいた本で
会社のお昼休みや、移動の電車の中などで少しづつ読んでいた本
読んでいる方も、ゆったりした気持ちで読めちゃうんだよね