香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

心に龍 と 桐畑家

2010-11-08 21:29:39 | 本のこと
白石一文さんの『心に龍をちりばめて』
久し振りの白石さんの小説、
また胸が苦しくなるかしらと覚悟して読んだんだけど
なんだかさらって読み終わってしまった
 小柳美帆はエリート記者の黒川丈二
 との結婚を目前に、故郷の福岡で同
 級生の仲間優司と再会する。中学時
 代「俺は、お前のためならいつでも
 死んでやる」と唐突に謎の言葉を口
 走った優司。今その背中に大きな龍
 の刺青と計り知れぬ過去を背負って
 いた。時間や理屈を超え、2人の心
 に働く不思議な引力の正体とはーー
 恋より底深いつながりの核心に迫り、
 運命の相手の存在を核心させる傑作

わたしには、美帆の行動が現実的じゃなく感じられて
深く入り込むことは出来なかったのだけど
白石さんらしい純粋なお話だったのかもしれない

中島京子さんの『桐畑家の縁談』
こちらもさらっ~っと読んでしまった
ちょっと群よう子さんの本を読んでいる感覚と似ていた
読み終わったあと、にこっと笑顔になったよ
 「結婚することにした」ある日
 突然、妹から告げられた桐畑
 露子。お相手は台湾の青年ら
 しい。おくてな妹が自分より
 先に結婚なんて・・27歳、無
 職で妹の家に居候中の露子は、
 落ち着かないながらもしぶし
 ぶ職探しを始める。実は彼女
 も恋人からプロポーズされて
 いたが、乗り気になれないの
 だったーー。娘の国際結婚に
 戸惑う両親も巻き込んだ、迷
 走姉妹のユーモラスでちょっ
 とビターな物語。

ふわっとした露子さんが、なんだか笑えて
楽しい気楽~な感じだった

そういえば『安住紳一郎の日曜天国』のPodCastが
iTunesでダウンロード出来なくなってしまっているんだよね
いま、パソコンで聞きながらなので
ブラック安住を堪能さぁ