香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

人質の朗読会

2011-05-14 19:37:03 | 本のこと
小川洋子さんの『人質の朗読会』

  遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた--
 紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる
    祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは
     人質たちと見張り役の犯人、そして・・・
 しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界

人は誰でも語れることがあるのだろうか
それとも、状況が人を語らせるんだろうか
ふとしたことなのに、心の奥にシンとした静けさが広がる
そして悲しみや懐かしさがわき上がってくる
不思議な小説・・・何度も読み返してしまうだろう大切な小説

ちょっと体調が悪くって(もう大丈夫 ご心配無用っす
今日は自宅に殆どいたのだけど、昨日今日とちょっと大変だった
マンションの前理事長という人との引き継ぎがスムーズに行かず
管理会社の協力を得て、何とか印鑑や書類、通帳を受け取り
管理会社の人と管理員さんと3人で、その書類の確認などで1時間半
前の理事長は書類の整理は一切していなく、1年間の書類がただ袋に入っている
いるもの、いらないものを整理したり、懸案事項を管理員さんから聞いたり
そして、会計の帳簿と小口現金が無いことが判明
前の会計の人が持っているのではないかと、連絡をしたら
その方に烈火の如く怒られた
「前の理事長さんに総会の時に返しました!失礼な!」と・・・
そんな、誰も貴方の思っているような失礼な人とは思っていませんが
それで、また嫌々ながらも前の理事長に連絡したら
「ああ、持っています」って・・・
そして今日は休みなのでこれから渡したいと・・・
朝早くから夜遅くまで忙しくて、休みもいつだか分からないから
直接引き継ぎ出来なかったんじゃないのと思うと、腹が立つ~
思わず、顔を見て文句を言ってしまった
人を責めてしまう、そんな自分に後悔
こんな気持ちになるのはもう嫌だなとしみじみ思ったけど
これまで理事を何回もやってくださったおじいさまたちも
好き勝手なこと言われて、嫌な思いをしたんだろうなと思って
申し訳なかったなと、またもや反省
冷静に、自分らしく、管理会社の人にたくさん協力してもらって
嫌だ嫌だじゃなくって、これも経験と思う1年にしていかないとね