香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

まぐだら屋のマリア

2014-02-13 03:47:10 | 本のこと
原田マハさんの
『まぐだら屋のマリア』

東京•神楽坂の老舗料亭「吟遊」で
修行をしていた紫紋は、料亭で起こった
偽装事件を機にすべてを失った。
料理人としての夢、大切な仲間。
そして、後輩•悠太の自殺。
逃げ出した紫紋は、
人生の終わりの地を求めて彷徨い、
尽果というバス停に降り立った……。
過去に傷がある優しい人々、
心が喜ぶ料理に癒され、
紫紋はどん底から生き直す勇気を得る。


どんなに苦しくても、苦しいから
人は生きていかなくてはならない
息子をおもう、心配する母の姿に
涙が止まらなくなってしまった
尽果という、現実味の薄い土地にたどり着く設定は
少し物語じみているけれど
人が人を思う、それぞれの切なさが
とても苦しく悲しく切なかった
マハさんらしい、読みやすい文章



なんだか寝付けなく、ウトウトしたり
ハッと目が覚めたりの繰り返しで
あきらめて、ベッドの中でブログ更新
色々と考えてしまい、
どんどん眠れなくなりそうなので
また、新しい本を読み始めよう
そして、眠くなったら目を閉じよう