香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

第150回直木三十五賞

2014-02-25 04:16:51 | 本のこと
先日、くすみ書房で買ったのは
『オール読物』3月臨時増刊号【完全保存版】


先日発表された、
第150回直木賞を受賞した
姫野カオルコさんの『昭和の犬』
朝井まかてさんの『恋歌』が掲載

姫野さんと朝井さんの記念対談は
関西弁でサバサバとしたお二人の性格が伺えて
とっても楽しいものでした
巻頭には、姫野さんが犬や猫と戯れる写真
朝井さんは小説の舞台での写真が掲載されていますが
お二人とも、美しく素敵な表情でした

朝井まかてさんの『恋歌』は
時代は、幕末から明治
樋口一葉の師匠・中島歌子を
弟子の三宅花圃の視線から語り始め
歌子の恋を書いた日記をみつけ
水戸の侍の若者に恋をし
安政の大獄が起きたところまで

この小説の中に、あっという間にひきこまれ
続きも読みたい気持ちでいっぱいになりました
おもしろかった

姫野カオルコさんの『昭和の犬』
自伝的小説なのでしょうか
小説の中の2編
5才のころと、小学2年生のときのお話で
戦争のあと、シベリアで捕虜となっていた父親と
実家にいて、働いていた母親と
両親に育てられず、教会などで育った子・イクの家族
甘えることを知らない子供
どんな犬も懐かせてしまうが、短気な父親
不仲な両親
2編読んだだけでは、
う~ん、なんなんだろうという感じだけど
全部読んだら、きっと面白いはずだと思えました

小説のあとに、お二人のエッセイがあり
第150回という記念となる回なので
今までの直木賞受賞作短編が掲載されています

読んだことがあるのは
伊集院静『受け月』
浅田次郎『鉄道員(ぽっぽや)』
重松清『セッちゃん』(ビタミンF)
江國香織『こまつま』(号泣する準備はできていた)
奥田英朗『空中ブランコ』
佐々木譲『廃墟に乞う』

未読は(多分
北原亞以子『恋忘れ草』
三浦しをん『ただ便利軒、繁盛中』(まほろ駅前多田便利軒)
桜木紫乃『シャッターチャンス』(ホテルローヤル)

読みごたえのある内容で
お得感で大満足です



こんな真夜中・・・
昨日は用事があって、
午後から早退しなくてはならない予定だったので
いつもより1時間以上早く出勤していたのですが
急遽予定が中止となり、通常業務
そして、やっぱり早くは帰れず残業
11時位に寝てしまったのですが
気持ちが張っているのかな
3時くらいにぱっちり目が覚めました
これは、もう眠れないなと思う目覚めだったので
あきらめて起き上がった次第です
このまま起きていて、朝ランして
今日も頑張って働いて帰って来たら
きっと明日の朝まで爆睡間違いない
眠れないときは、無理しないで
起きていたらいいのさぁと思っているのです
なんて書いて、寝てしまうのかもしれませぬが~