香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

2015-07-22 00:31:43 | 本のこと
第153回直木賞受賞作
東山彰良さんの『流』



何者でもなかった。ゆえに自由だった――。
1975年、偉大なる総統の死の直後、
愛すべき祖父は何者かに殺された。
17歳。無軌道に生きるわたしには、
まだその意味はわからなかった。
大陸から台湾、そして日本へ。
謎と輝きに満ちた青春が迸る。
友情と恋、流浪と決断、歴史、人生、そして命の物語。
エンタメのすべてが詰まった、最強の書き下ろし長編小説!


東山彰良さんの作品は初めて
中国語読みの名前になかなか慣れず
なんども登場人物の名前読みを確認して
丁寧に読み進めた
戦後の台湾の喧騒、暴力や
台湾や中国の人たちらしい会話、家庭
昔の日本や中国共産党、台湾国民党の戦い
盛りだくさんの内容なんだけど
青春小説なんだよなと、最後は爽やかな笑いで読了
面白かった とっても



たくさんの心の葛藤
静かにしのいていこう
そんな日々も、いつか笑って思い出せる