香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

静子の日常

2015-07-23 21:42:01 | 本のこと
井上荒野さんの
『静子の日常』



おばあちゃんは、あなどれない---
果敢、痛快、エレガント。
75歳の行動力に孫娘も舌を巻く!
味わい深くユーモラスに、
年齢を重ねてこそのしなやかな境地を描く。
チャーミングで心ほぐれる家族小説。


75歳の静子さんにすっかり心酔

人が決めたことについてはそうでもないが、
自分で決めたことはぜったいに守る。
それは静子の信条である。

静子は=それも、信条のひとつとして=後悔はしなかった。
でも、後悔しない人生は、正しい人生というわけではないわね、と考えた。


全然泳げなかったのに、フィットネスクラブに通い
水泳教室で、25m泳げるようになり、
まるでおバカな子にあてたような張り紙
たとえば、「悪口を言うのはやめましょう」とか
その張り紙に、こっそりと付箋に「バカ?」と書いて貼るとか
自分の考えと信条で、判断して行動し発言できる
とても可愛く素敵な静子さん
お嫁さんの薫子さんも、息子の愛一郎さんも
素直で正直な愛すべき中年で
孫のるかちゃんも、若いっていいなぁと
思ってしまう青春をすごしている

おおげさに言えば、静子さんの年代、もるかちゃんの若さも
みんな生きているって、素敵なこともあるんだなって思える
まさか、この本でこんなに元気をもらえるとは思わなかったな





やっと雨が上がって走れたので、
じめ~っとした朝だけど、北大に向かって走って行っったら
今日は、乗馬クラブの練習の方々とご挨拶
暑いというか、ジメジメでぐったりだったけど
楽しい気持ちになれたよ ありがとう