香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

サロメ

2017-01-22 19:34:59 | 本のこと
原田マハさんの新刊
『サロメ』



現代のロンドン。日本からビクトリア・アルバート美術館に
派遣されている客員学芸員の甲斐祐也は、
ロンドン大学のジェーン・マクノイアから、
未発表版「サロメ」についての相談を受ける。
このオスカー・ワイルドの戯曲は、
そのセンセーショナルな内容もさることながら、
ある一人の画家を世に送り出したことでも有名だ。
彼の名は、オーブリー・ビアズリー。
保険会社の職員だったオーブリー・ビアズリーは、
1890年、18歳のときに本格的に絵を描き始め、
オスカー・ワイルドに見出されて
「サロメ」の挿絵で一躍有名になった後、肺結核のため25歳で早逝した。
当初はフランス語で出版された「サロメ」の、
英語訳出版の裏には、彼の姉で女優のメイベル、
男色家としても知られたワイルドとその恋人のアルフレッド・ダグラスの、
四つどもえの愛憎関係があった……。
退廃とデカダンスに彩られた、時代の寵児と夭折の天才画家、
美術史の驚くべき謎に迫る傑作長篇。

刺激的で、ドキドキし、焦り、不安で、物語の中で溺れるような
そんな感じでずっと読んでいた
ネットで見たオーブリー・ピアズリーの絵は不思議で
その不思議さがこの小説を支配しているような気持ち
すごい時間を過ごしたけれど、疲れた

本を読んでいる時に、あまりにも頭の中がいっぱいになり
ひと休みして見たテレビ番組がNHK Eテレの
SWITCH 行定勲✖️宮本輝
余白の大切さ、描かないことの大切さ
見えないものを表現することを語るお二人が
親子のようで、優しく包み込まれるような会話にホッとした
『サロメ』に支配されていた体が一気に自由になった
再放送が26日深夜にあるようなので、見逃した方は是非

原田康子さんの
『父の石楠花』



札幌在住で、2009年に亡くなられた原田康子さんのエッセイ
釧路での子供、青春時代のこと、結婚してから移った札幌での生活
小説の仲間のこと、他の方の小説の戦評など、盛りだくさんの本
白石区民センターの図書館で偶然見つけた本
もう、本屋さんに置いてあるとは思えないので、偶然に感謝
原田康子さんの『満月』と『聖母の鏡』はとても好きな小説
なのに、デビュー作で一番の話題作『挽歌』を読んでいないことに気づいた
読みたいなと改めて思う

昨日はいいお天気の札幌、ランニング日和
でも、朝から鼻水が出て、ちょっとハウスダストか?とも思ったけど
大事をとって、ランニングは中止してドライブに
お友達のブログを見て、一度行きたかった江別のEBRI(エブリ)



ナビが高速に乗るように指示してくるのを無視して
北24条通りから雁来の方を通って、うちから40分ちょっと
こまこまと楽しいお店があり、ゆっくり見て回ってきた
イタリア料理店は、並んでいる人がいたので
パンと野菜などを買って帰ってきた

帰りは、ギャラドスにするために、もう少しコイキングが必要で
いま、コイキングの巣となっている前田森林公園へ



歩くスキーを貸し出ししているので、たくさんの人がスキーをしていた
散歩道をゆっくりと1周。凍えた
歩くスキー、結構へたっぴな人も多かったから
今度、わたしもやってみたいなぁと思う
貸し出し料金200円と割安だし、気持ち良さそう
実は、高校生の時に滑った以来なんだけど、、、
あ、無事ギャラドスに進化できた。
諦めていたメタモンもついでにGet

今日は午前中、北1条通りの坂道を走り、ぐるっと農試公園の方まで
相変わらずののんびりJog
木曜日に、札幌ドームナイトランで、エフランのnaviさんと一緒に9周
ひとりで2周走ったのだけど、やっぱり半袖夏靴で走れるっていいなぁ
おしゃべりしながら走ると、あっという間だったし、楽しかった
ひとり走りの今日は、めげないように、前半上り坂後半下り坂にしたんだけど
予報で雪降りだったけど、雪も降らず、寒いけど走っているから暖かく
気持ちよく走れて、良かった
こんな風に、気持ちよく走れることが続きますように