香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

ユー・ガット・メール

2009-10-10 23:05:29 | 映画のこと
テレビチャンネルをカチャカチャ変えていたら
BS朝日でやっていた『ユー・ガット・メール』
大好きなトム・ハンクスとメグ・ライアンの
ラブストーリー
美しい映像と、胸にキュンとくる二人の表情
ネットに接続するときの、キューピロピロという音が
なんだか懐かしい
時が流れた事を今日は忘れて、夢見て眠りたいわん

最後の昼餐

2009-10-09 18:49:15 | 本のこと
なんだか、ぐっと冷え込んで来た札幌
殆ど外に出ずに、だらだら過ごした今日

建築関係の本は、写真集や随筆やエッセーや
色々と読んでいる中で
この3冊は、建築を勉強している人じゃなくても
とても楽しく読めるし、ちょっと建築のことも
わかっておもしろいのじゃないかなぁと思う本
そんなに新しい本ではないのだけれど・・・

宮脇檀さんの『最後の昼餐』
数々の素晴らしい住宅を設計された宮脇さんは
多くのエッセーを出版されている中で、
この本が多分、最後に書かれた本ではないかな
長く男やもめだった宮脇さんが
恋人と一緒に暮らすマンションを快適に改装して
得意の料理を作って、恋人がその料理の絵を描いて
色々なことをつらつらと書き連ねているエッセー
絵も素敵だし、文章もおもしろいし、大好きな本

平松剛さんの『光の教会~安藤忠雄の現場』
ご存知、世界の安藤忠雄が設計した光の教会の
仕事が決まる前から設計、現場、完成までのノンフィクション
同じ建築に多少なりとも関わっている身として
建築に対する真摯な気持ちや行動に身震い
建築のこと、全然わからない人が読んでも
分かるだろうなと思う文章で綴られているお勧めの本

藤森照信さんの『タンポポハウスのできるまで』
これは、何故か手元にないのだけれど、
日本を代表する建築家の一人、藤森さんの
自邸タンポポハウスが出来るまでの過程を書いた本です
名前の由来は、屋根の上にタンポポを植えているから
藤森さんのイラストなどもあり、文章もユーモアたっぷりで
面白かったなぁと覚えている本

ここ何年か、こういう本読んでいなかったことを思い反省
タンポポハウスは文庫になっているようなので
アマゾンで頼もうかなぁ・・・

64,558歩

2009-10-08 19:00:12 | 旅に出たい
5日、月曜日から今日までに外を歩いた歩数です
昨日は、朝、札幌中央卸売市場へ行ってきました
びっくりするほど大きなホッケや蟹、ウニなどを横目に
友人はたくさんのお芋やかぼちゃ、タマネギを買っていました
その後、小樽に向かい旭展望台
雨が降ったりやんだりの天気だったのだけど、
ずっと向こうの増毛の方まで見えるという幸運さ

感動しつつも、お昼ご飯は小樽の大好きなお寿司屋さんへ
いやぁ~ 相変わらずおいしかったよ~ん
食べ終わって、小樽運河を人力車にのったり歩いたりして堪能
小樽満喫
夕ご飯はすすきのの、函館開陽亭

写真の手前は、あなごのお刺身
奥が、さんまのお刺身、左がほっけのお刺身
生まれて初めてあなごとほっけのお刺身を食べましたが
すごくおいしい、ほっけは甘く、あなごはこりっとしていて
新鮮じゃないと食べられないお刺身です
サラリーマンに大人気の居酒屋さんだけあります
札幌に来てすすきのに行く際は、お試しあれと思いますです
大満足の1日

今日は、お昼にラーメン信玄
ここ4日間の友人と一緒の食生活、すごいのです
こんなにおいしいと思っているお店やおいしいと評判のお店に
続けていった事はないかも・・・
食べ終わってから、大通公園まで散歩して
札幌資料館へ行ってきました
昔の札幌控訴院で、友人がとても行きたかった場所だったのです
裁判の様子等も見れますが、札幌出身の画家、おおば比呂司記念館もあります

最後に北菓楼のソフトクリームを食べてお茶を飲んで
友人は、千歳空港へと向かって帰ってしまいました

かなりの雨女の友人との4日間で、必ず雨にあたりましたが
観光する場面では、天気は回復してすばらしい景色を見る事が出来ました
おいしいものを食べて、たくさんおしゃべりをして、
笑って笑って、本当に楽しい時間を過ごす事が出来ました
台風の中、なんとかは飛ぶようですが、
今日は何時に帰れる事か・・・台風に向かう女

開陽亭で飲んだ焼酎、鍛高譚(タンタカタン)を買って来て
北菓楼のしまえびおかきを肴に
今日は想い出に浸って、ひとり晩酌しよう・・・と

旅の人

2009-10-06 22:10:03 | 旅に出たい
昨日、埼玉からお友達が初来道してくれました
時計台や北海道庁、テレビ塔などを見ながらしゃべりまくり
すすきのの「だるま」でジンギスカン
実は、わたしも約20年ぶり位に行きましたが
すんごくおいしかった~ 
ジンギスカン臭い体でUnicoに行き、
ワイン片手に、しゃべり倒しました

そして、今日はドライブ
札幌から江別、三笠から山の中に入り富良野へ
久し振りの富良野で、まずは富良野プリンスホテル横に出来た
「風のガーデン」に初めて行きました

パークゴルフ場を横目に3分ほど送迎車に乗って着いたら
ドラマの世界そのままです
季節はもう花も終わりかけですが、感動



ゆっくりと花畑や小屋の中を見て来てご満悦です

その後、ニングルテラスをゆっくり見て
「森の時計」で雪のシチューを食べて
麓郷の森で、実際にドラマ「北の国から」で作った
ゴミの家やドラマの写真を見て
五郎の石の家も見て
高速で札幌に帰って来て、スープカレー食べて
藻岩山で夜景を見て帰ってきました~
藻岩山の夜景もすごく久し振りに見たけれど
絶景ですねぇ 札幌の夜景、綺麗だぁ
とてもとても充実した日でした
遊びに来てくれたお友達のお陰 ありがとう
コンビニで「おにぎりあたためますか?」って言われてよかったね

クロスファイア

2009-10-04 20:20:46 | 本のこと
昨日が中秋の名月 今日は満月
きれいな月が見える夜です

久し振りに宮部みゆきさんの
『クロスファイア』を読み返してみました
念力放火能力(バイロキネシス)をもつ青木淳子の
孤独で悲しいお話です
警視庁放火班の石津ちか子は、この小説のあと
『R.P.G』にも登場する魅力ある刑事で
この小説の切なさを緩和してくれます
『クロスファイア』は『鳩笛草』に入っている短編
『燔祭(ハンサイ)』の続きとなります
宮部さんの小説、色々なジャンル、全部好きだなぁ

2000年には映画化されていたんですね
青木淳子は矢田亜希子さんだったんだ・・・イメージぴったり
石津ちか子は桃井かおりさん・・・かっこ良すぎないかなぁ
見てみたいなぁ

ことばの力

2009-10-03 17:35:59 | 本のこと
今日は、朝10時から
札幌市西区にある札幌市障害学習総合センター「ちえりあ」で
「さっぽろっこ家庭読書の日」記念フォーラム
  「家族と読書~ことばの力を信じるために」という
重松清さんの講演会に行ってきました

ちえりあには初めて行ったのだけど、地下鉄宮の沢駅直結
実は、宮の沢駅も初めて降りたのです
地下鉄が通る前まで、宮の沢に住んでいたのになぁ・・・
SEIYUも地下鉄直結で、地下にお店とかあってびっくりでした
いいなぁ、こういう地下鉄駅

うちからは思ったより近くて開場の20分前に付いてしまって
皆さん並んでいたので、わたしも並んだら
満席なので、前から詰めて座るように指示があり
一番前の席に座る事ができました
重松さん、とても近くで見てしまいましたが
通販生活のお写真と同じ雰囲気でした

重松さんは、開口一番、
高血圧で糖尿病と言われ、この1年ダイエットして20kg減ったんです
今日は、その話をした方がうけるんじゃないかな
と言って、開場いっぱいの400人の人たちを笑わせて心を鷲掴みでした
約1時間半近くお話をしてくれた内容は
 自分の小説はミステリーなどと違って解決しない物語なので
 おもしろくないと言われる事もあるが、解決しない事を
 あきらめないし、あきらめてほしくないと思う
 割り切れなさを残して生きて行くのが人間だと思う
 重松さん時代(同世代です)の親は、
 子供の頃の食料難や、貧困のために出来なかったことがあったので
 自分の子供には、お腹いっぱいたべさせたい、
 いい学校に行かせたい、大きな会社に勤めてもらいたい等と
 分かりやすい目標があったけど、
 今の時代は、いい学校って?大きな会社がいいの?
 どんな生活が幸せなのか
 色々な考え方があって、たくさんの正解がある
 なので、自分はどう考えるのかが大切で、それは大変な事
 だって、みんなが○○だから、他の人たちも○○だからと
 言っている方が、断然楽だから
 でも、昔の常識が今の非常識となっていることって沢山ある
 お風呂は肩までつかりなさい→心臓に悪いから長く入るなら半身浴
 部活の時は水を飲まない→適度に水を飲む などなど
 常識は有効期限があるとみんな分かってきたんですね
 こういう正解がたくさんあって、自分でどうしていくか考える今
 色々なことを感じることが大切
 その為に小説だけじゃなく、映画や音楽やマンガなどがあるんだけど
 小説って、すごく歴史があって、どこでも読めて、電池切れとかないから
 元祖モバイルだし、燃えないゴミじゃないので、究極のエコだよ
 日本では、世界中の本の翻訳がされていて、
 それが600円とか格安で手に入る幸せな環境にある
 本を読む事によって、自分のことを顧みたり色々な世界を感じられたり
 全部好きになれる本ばかりではないと思うけど、
 それがまたいいんじゃないかな

と、おおざっぱにこんなお話をしてくれました
途中、簡単なアンケートを取ったり、冗談を言って笑わせてくれたり
とても楽しい時間を過ごす事が出来ました
 

眠りの森

2009-10-02 19:36:07 | 本のこと
東野圭吾さんの警視庁捜査1課加賀恭一郎シリーズ
『眠りの森』を読みました
正当な推理小説なんだと思います
東野さんの推理小説でありながら
胸の中が寂しくつらくなる切なさとかはなく
ちょっと推理の落ち付き具合も平凡な感じ
ドラマになって、古畑任三郎が解決すると
おもしろくなりそうな感じでした

昨日、散歩途中で見た菊の花
秋ですね
もう10月だものね
今日は冷たい雨が降り続けた札幌でした