香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

水のかたち 五十六回

2012-04-04 20:15:07 | 本のこと
雑誌エクラで連載されている宮本輝さんの小説
 『水のかたち』 五十六回

宮本輝さんが公式HPでおっしゃるには、
4年以上続いたこの小説、もうすぐ終了するそうです
1回めからエクラを定期購読して読んでいたのですが
どんな形で終わるのか、想像がつきません
最初から読み直さないと、物語が掴みきれていない感じです

主人公が50歳の主婦 志乃子の独白
「嬉しさや楽しさの渦中に災いは忍び寄ってくるのだから」
この言葉が心に残った回でした

昨日は、関東関西九州四国、すごい風で大変でしたね
亡くなった方もいるというニュースをみて愕然としていました
今日はその天候が北海道上陸と言われていたので
覚悟していたのですが、雪は降ってもそんなにひどい天気ではなく
ただただ、4月なのに寒いよーという感じでした
今年は本当に暖かくなるのが遅いです
春の神様、そろそろ急いで来てくださーい

続・寺内貫太郎一家

2012-04-02 21:30:11 | 本のこと
今日、作家の道尾秀介さんがTwitterで
「小説新潮で始まった『続・寺内貫太郎一家』のクオリティがすごい。
向田邦子さんによる未完の傑作を、烏兎沼佳代さんが書き継ぐ。文体
模写は完璧に成功しているし、地の文での「女」の使い方も、「お湯」
を心のあたたかみの比喩に使うところなんかも向田イズムに満ちてい
る。嬉しくて泣いてしまった。」と呟いたのを見て
いてもたってもいられず、仕事帰りに本屋さんで買って来てすぐに読みました

寺内貫太郎一家は、向田さんが直木賞を取る前に書いた唯一の小説で
小説としては途中で終わっていたのですねぇ
ドラマは大好きで見ていたので、読みながら状況が目に浮かぶようでした
向田さんのドラマも小説もエッセイも、ちょっと泣けちゃうとこも
大好きな作家さんなのです
道尾秀介さん、教えてくれてありがとうございます

小説新潮の今月号のメインは「尾崎豊NOTE」
その他にも、京極夏彦さん、野中柊さんの新連載が始まっていたり
北村薫さん、山田詠美さんのエッセイや、畠中恵さん読み切りも掲載
こうなったら、連載小説も読んでみようかな
注目は葉室麟さん、佐々木譲さん、そしてそして浅田次郎さん
今まで読んだことのない作家さんとも巡り合えるかもしれない
そう思うと、楽しみです

下町不思議町物語

2012-04-01 17:29:07 | 本のこと
本日、2度目の投稿です

香月日輪さんの『下町不思議町物語』

 西の方から転校してきた小学六年生の直之。病気の
 せいで体が小さくても、方言をからかわれても、母
 親がいなくて厳しいおばあちゃんに辛くあたられて
 も、挫けない。彼が元気なのは、路地の向こうの不
 思議な町で、師匠とその怪しい仲間が温かく迎えて
 くれるから。でも、ある日、学校でのトラブルがも
 とで直之は家出する。おばあちゃんとお父さんは、
 直之との絆を取り戻せるのか……。


読書力が落ちているなぁと感じていたときに
本屋さんの平台で見つけたのです
香月さんの『妖怪アパートの優雅な日常』と
『僕とおじいちゃんと魔法の塔』もよく見かけていて
気になっていたのだけど、何巻かあるようだったので
まずは、この本を読んでみようかな、
時間もかからず読めそうだし・・・と思って買ったのです
なんか、漫画を読んでいるみたいでした
読み終わった後は、ジブリ映画を見た後のような感じ
漫画もジブリも好きなわたしは、楽しく読めました
そして、予想通り2時間もかからず読めちゃいました
「サラリ」とした不思議な物語です

午前中、重い体で走って来ました
ジョギングの時に背負うリュックが欲しくて、
昨日も色々とお店を見て廻って、今日もジョギング途中の
イ○イスポーツに寄って、大体の目星はついたので
来週には、おニューマイリュックをゲットする予定
今日の札幌競馬場も結構な人が入ってにぎわっていました
今年の冬から建替工事が始まって1年以上閉鎖するので
しばらく会えなくなる厩舎のポニーちゃんに今年初の出会い

とっても大人しい子たちで、ずっと見送ってくれました
時間があるので,北大への道のりも
いつもとちがう道を走ったりしていたら、
久し振りに通った「清華亭」

札幌は古い建物といってもせいぜい明治時代なのですが
それでも、そういう建物が大好きなのです
今度は、中にも入ってみたいなぁ
北大の中は、もう結構たくさんの方が走っていました
たくさんの方々に抜かれながらもあせらずに、
北大の中を歩くような走りで抜けて、無事帰って来ました
ああ、気持ちよかった

何もかも憂鬱な夜に

2012-04-01 10:19:24 | 本のこと
中村文則さんの『何もかも憂鬱な夜に』

 施設で育った刑務官の「僕」は、夫婦を射殺した二十歳の
 未決囚・山井を担当している。一週間後に迫る控訴期限が
 切れれば死刑が確定するが、山井はまだ語らない何かを隠
 しているーー。どこか自分に似た山井と接する中で、「僕」
 が抱える、自殺した友人の記憶、大切な恩師とのやりとり、
 自分の中の混沌が描き出される。芥川賞作家が重大犯罪と
 死刑制度、生と死、そして希望と真摯に向き合った長編小説。


中村文則さんの小説は、『掏摸』以来2作目です
ピースの又吉くんがTwitterでお勧めしたのをきっかけに
手元にずっと置いていたのですが、タイトルのせいか
なかなか読み始められず、昨日やっと読み始めたのです
そしてすぐに夢中になり、1日で読んでしまいました

恵まれた環境とは決して言えず、
子供らしい天真爛漫な生活とは真逆な過去を持つ「僕」の
生きていることに対するもがき、苦しみ、ジレンマで
ぐっと小説の中に引き込まれていきました
どんな人間でも生きていることに意味があるのでしょうが
それが自分となると、冷静には中々判断できないのではと思います
現在の死刑制度、重大犯罪と否応なく向きあう仕事をする「僕」が
苦しんで悩んで、壊れそうになりながら、自分らしくなれる場所がある
最後まで読んで、救われました とても静かに・・・
暗いけれども、いい本だな、好きだなと思いました

昨日は、29日に71歳の誕生日を迎えた母のお祝いに
ホテルモントレ札幌の創作料理レストランでランチをしました

本当は夜、美味しいものを食べに行こうよと誘ったのですが
夜は出かけたくない、お昼がいいと断られました
母にまで振られるわたしです
コースで、前菜、温サラダ、メインプレート、ミニ海鮮丼&桜蕎麦
と少しづつですが食べたので、お腹がいっぱいでしたが
最後に出たデザートもしっかり頂いて帰って来ました

食べ過ぎです ぜったいに
反省もこめて、これから少し走って来まする