世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

心の震えの先に…

2007年01月10日 | Weblog
昨夜のNHKスペシャル「プラネットアース」は、感動もんだった。
餌を求めて黒い海を雄大に泳ぐホッキョクグマを上から撮ったシーン。
海の黒色とホッキョクグマの白色の対比がとても美しかった。
本人(ホッキョクグマ)はけっこう必死なんだろうが、最近目の中に入れた光景で一番感動した美しさであった。

私はクマが好き。
一日中、吉熊やリラックマ、マックやチビ熊とお話をしていたいといつも思う。
実際、休日の大部分は彼等とじゃれあっている。

クマを好きになる前は、カエルが好きだった。
ガラス細工のカエルなど、よく収集したものだ。

画像は、カエルファンになったきっかけ。
大学時代からの友達ハナに誕生日プレゼントとしていただいた小物入れだ。
愛くるしい表情がたまらない。
昔はアクセサリー入れとして活用していた。
今では睡眠導入剤マイスリーを入れている。

だらしがない私はよく、処方された薬を紛失する。
だから、ここに入れて管理しているのだ。

寝る前。
戸締まりや火の始末、ドライヤーのコンセントの確認、翌日の用意を済ませて、ようやくカエルの口を開けてマイスリーを取り出す。

口に含み、そのまま目を瞑りたいのだが、
「湯たんぽのお湯を沸かしたあと、ちゃんとコンロを消したっけ?」
とか、煙草の火の始末をどうしても気にしてしまう。

以前ならば、迷わず確認しただろう。
しかし、「認知行動療法をしてみましょう」と、明るく医療行為をしてきた心療内科医の笑顔を裏切るわけにはいかない。

ぐっと我慢する。
20回ぐらい、同じことをぐるぐると考え、納得しないうちに、いつも眠りに落ちている。

明日は約一ヶ月ぶりの心療内科デー。

この一ヶ月も、相変わらず、色々なことに遭遇し、色々な心理状態を味わった。

二週間に一度、先生に話を聞いてもらっていた今までサイクルが、正月を挟んで少しズレてしまっただけでも、けっこう辛い。
不安で震える心は、薬だけの力ではどうすることもできない。

心が震える度に、どうしたらいいんだろうって考えた。
…もしかしたら、そういう心の働きが、治療での大切な一歩なのかもしれない。

明日、何、話そうかな…。