世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

整理ができない

2013年02月11日 23時09分38秒 | Weblog
出勤日。仕事大好き!←本当かよ!?

祝日出勤の上、ご丁寧に全体朝礼までやっちゃう当社。
「やる気がわき出るお話」っつーテープを聴かされ、一応メモるのだが、今日の話は「机も記憶も整理しよう」という話だった。
東大のナントカ先生と言う人が調査したところ、机の中の書類の8割は直近1年以内に触っていないものなんだとさ。
ふ~ん。

この前の大掃除のとき、机の中を整理したら、10年前に吉熊上司がセミナーで1週間不在だったときのマニュアル(自分の手書き、落書き入り)が発掘されて懐かしかった。あれは捨てられない。
一週間の不安が滲み、また小さな成功の感想が書き加えられた大切な資料。もう使うことはないんだが。

記憶の整理もなかなか…ねえ。
そのテープでは「あまり使用しない記憶は排他するべき」と言っていたが、人間、そんなに器用ではない。
どんな記憶でも、絶対に無駄にはならない。
これは会社員歴13年の私の率直な感想だ。
勿論、全部記憶することは無理だが、無理やり整理して切り捨てるべきことではないと思う。

仕事のマニュアルのほかに、
怒られた、注意されたこと、褒められたこと、怒ったこと、全部。
大切な記憶。

いつか使う日が来ると信じている。




10年前、ちょうど主任試験を控えている時。
仕事でミスして、当時好きだった人(地震男)にメールで愚痴ったことがある。
でも彼は私を慰めなかった。
「気にするなとは言わないよ。○○(私)にはこれからも頑張ってほしいから」
とメールの返信を貰った。

その時は嫌な気分だった。
なんでさ、同級生のあんたに上から目線で言われなくてはいけないの!?あんた、私の上司かい!?え!?ゴルァ!!って。

しかし、この10年、ミスする度に、何度もあの一文が私の胸に去来していたことは確かだ。
その度ごとに唇を噛みしめて「何くそ」って奮起してきた。
くしゃくしゃに丸めてゴミ箱に入れてしまえたはずなのに、でもどうしても引っかかっていたあの一文。

心のポケットに、今も、ある。





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父のこと

2013年02月11日 00時54分14秒 | Weblog
友達が三児の父になった。
すげー!
そう言えばうちの父も三児の父だったなと思い、「パパも三児の父だったんだね!すげー!」とメールをした。

「いやーそれほどて”はないよ!いい子供に恵まれたからね!おさすみなさい。」(原文ママ)
という返事をキャッチ。

相変わらず子供に甘いクマパパなのであった。

私の幼少時代、彼は仕事が忙しく、毎晩深夜に帰宅していた。
また飲み会も非常に多く、一緒に夕ご飯を食べたのは日曜日とクリスマスと誕生日ぐらいだった。
それでも、少しでも早く帰ることができる日(子供が起きている時間に帰れる日)には、セブンイレブンに寄って、子供たちの土産を買ってくる子煩悩な人だった。
サラリーマンの限られた小遣いの中から、三人分。
たしか、スティックのりとか折り紙などの文房具が多かったように思う。


彼が憧れていたのは、朝、身支度をしながらラジオを聴き、その日一番のニュースを聴きながら驚くビジネスマン像…というものだったらしい。
「ニュースに敏感で朝っぱらから世界の出来事に驚嘆している自分、カッコいい」ということらしい。
その遺伝子は私にも受け継がれているらしく、彼のそんな憧れを妹と「パパ、かわいい~」と爆笑しつつ、…嗚呼、なんだか身に覚えがあるな…と感じてしまった今年の正月。

今では母ヨーコたんと夫婦水入らずな生活をエンジョイしているクマパパ。
池の金魚に餌を与え、野鳥を愛でるロハスな日々。
仕事は相変わらず大変そうだが、彼はきっと仕事あっての彼なのだと思う。


友達の第三子の誕生を知り、ふと実家の父のことを思った。

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