世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

桜の花びらよ

2023年04月06日 | Weblog
出勤時に強風と雨にやられてうんざり。
嗚呼、宮沢賢治先生。私は何時になっても「雨ニモマケズ」の境地には至れません。雨にも負けちゃうし、風なんて煙草の火が点かないのでイライラするので大嫌い。雪は好きだけど、夏の暑さにはちょっとした殺意とか抱いちゃうもんね。


今日一番吃驚したニュースはムツゴロウさんの逝去である。
「まじかー」ってなった。
「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」の放送日は早めにお風呂と宿題を済ませテレビの前に鎮座して待機していた小学生の私。
動物の愛らしさそのものが楽しみだったし、体を張ったムツゴロウさんの動物との触れ合いやムツゴロウさんのわかりやすい動物についての解説がおもしろくて夢中で見た。

その頃、ムツゴロウさんが作った映画「子猫物語」は当然クラスで流行っていた。
行った者がチャトランの下敷きを持っているのを羨ましく眺めていたのを覚えている。
あれを所持するのがステイタスだったきらいがある。
私も見たいと親に申し出たのだが、なぜか「うーん」と言われてしまい、スルーされたのだった。当時、映画版を編集した「テレビ版」(たしかプー助が主役)はビデオに撮って何度も見た。

「子猫物語」は先日他界した坂本龍一さんが音楽監督を担っていて、主題歌の作曲も手掛けた。作詞は大貫妙子さん。
歌いやすいメロディーラインは作品の愛らしい世界観にぴったり。

W0465 吉永敬子「子猫物語」◆坂本龍一◆畑正憲(ムツゴロウ)◆大貫妙子◆




ムツゴロウさんは菊池寛賞受賞の作家としての顔もある。
教科書に載っていた「ぼくのクロウ」というカラスの作品が私はとても好きで一人で勝手に続編を書いた(実家にあるはず)。
また、ムツゴロウさんが飼っていたクマとの愛の深淵を描いた「さよならどんべえ」。
久々に読み返したら、発情したどんべえ(雌熊)に求愛されるも、それに応えてあげられず、やるせなさを感じたことが書かれてある。しかも情感たっぷりに。




そんなムツゴロウさんの逝去を悼み、今夜は追悼チキンラーメン。





久々に食べたのだがシンプルで美味しい。お湯を注ぐだけなので料理ができない自分でも簡単に調理できるのがありがたい。

ちなみにチキンラーメンは中国最後の皇帝・愛新覚羅溥儀…ラストエンペラーも愛した味。

映画「ラストエンペラー」は坂本龍一さんが手がけた。
映画「ラスト・エンペラー」 ♪エンディング・テーマ サウンドトラック



親戚の死はもちろんだが、好きだった著名人のそれはいつだって衝撃的である。
そして「自分もいつか死ぬんだ」という自覚を否が応でも促す。

いつか自分にも来る「その日」までを、穏やかに、そしてできれば楽しく過ごせればなと思う。

雨にも負けて、風にもイラつくけれど。そんな不快を帳消しにできるほどの感動や楽しみが、できればほしい。

私の好きな人たちには長生きしてほしいと切実に願う今年の春。
桜の花びらよ。
私の好きな人たちを攫って行かないで…と。



明日は心療内科デー。やっとっていう感じ。一週間、本当に長かった。
前回、予約票がうまく出ず、クマ医師直筆のメモを渡された。それをお守り代わりにしていた。

早く明日の夜にならないかな。