世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

安寿と厨子王

2014年11月10日 | Weblog
「お、かけたんだね」
と吉熊上司。
今朝の朝礼の前、並んでいるときに言われた。
そう、縮毛矯正をかけたことに気付いてくれたのである。
彼は奥さんが美容室に行くと2回に1回は気付くんだそうだ。

昨日、4時間半かけてかけた縮毛矯正のおかげで、今朝は少しゆっくりできた。
といってもいつもと変わらない出勤時間なのだが。


仕事は今日から一週間は他部署への応援がない。
先週後半はずっと午後は他部署に奉公に出されていた。
まさに「おしん」状態。

もしくは後輩女子と一緒に行っていたので、「安寿と厨子王」状態とでも言おうか。

「安寿と厨子王」で思い出したのだが、私の妹は幼き頃から優秀な子で、小学校の学芸会の劇ではずっと主役に抜擢されていた。「安寿と厨子王」の安寿を演じた彼女を近所のおばあさんが「涙が出てきたわ」と高く評価していたのを今思い出した。
それにしても「安寿と厨子王」、私はあまり好きではない。かわいそうすぎるからだ。人買いにより母と離れ離れになり山椒太夫に売り渡され酷使されるという安寿と厨子王の不憫さを思うといまだにお腹が痛くなる。学芸会の前、父が私たち子供に森鴎外の「安寿と厨子王丸」を読み聞かせしてくれたが、そのときもお腹が痛くなった。
また、二人は逃亡を図り、姉を残して都へと行くのをためらう厨子王に、安寿は強く逃げるように勧めて、弟が去った後、自身は山椒館の近くの沼に身を投げて亡くなるという切なさったらどうだろう。この行き場のないもやもやをどうしてくれようか。
パブロフの犬じゃないが、「安寿と厨子王」と聞くとお腹の中に鉛が突如として発生する私である。


朝、応援先の課長からまた丁寧なメールをもらった。
先週はありがとう、来週もよろしくね、的な。
時間があるときだったら率先してやって差し上げたいのだが、忙しい月初は本当に困る・・・。



今日は主に先週後回しにしていた仕事をコツコツと行った。
決算の手引書作成がまだ終わらない。本来だったら先週末までに終えておくべき書類なのだが。吉熊上司のIR取材ラッシュの前に終わらせなくては。

制服の件は、交換依頼が増えていく一方だ。
リニューアルをしたのだが、「私も新しいのが欲しい」と申請を出してくる人が多く、前回の貸与が○ヶ月以内ならば電話をして状況を確認している。
こちらとしてもぜひ新しい制服を着用してほしいのは山々なのであるが、如何せん、経費が・・・。

ひっちゃかめっちゃかな状況ではあるものの、そんなときは初めて心療内科に行ったとき、クマ医師が言っていた言葉を思い出そう。「優先順位をつけましょう」っていうあの言葉を。
優先させるべきもの・・・全部なんだがな。
吉熊上司に相談したいのだが、彼もプロジェクトで忙しそうだし、なんだか悪いなと思ってしまう。
メールで相談しようかな。うん、そうしよう。


帰宅後、コンビニパスタを貪りながらこうしてブログを記していると、一日がリセットできたようですっきりする。
それと引き換えに頭の中は「安寿と厨子王」でいっぱいだ。
そして、今、少しお腹が痛い。


それにしても今週の会社の花。
私の大好きなピンク色のガーベラじゃないか。
ポップでキュートで癒される。

さて今週も始まった。
一週間乗り切ろう。


長丁場の末に

2014年11月09日 | Weblog
池袋の美容院へ。
半期に一度の縮毛矯正の日。
私の髪は超ウルトラ天然パーマである。最近は加齢のせいか細くはなってきたが、それもで同年代の人と比べると剛毛の域を逸脱していない。
私がかけているのは「Mr.ハビット」という泣く子も黙る縮毛矯正で、どんな髪でもストレートになるという。
かけたところは未来永劫ストレートなのだが、新たに生えてくる髪はDNAの掟を健気にも遵守していて、うねうねくるくるチリチリなのである。
最近の前髪のうねうねっぷりったら、ちょっとした野口英世であった。
ヘアクリームを塗り、尚且つピンで抑えても、午後には「ちーす」と、うね毛が自らの主張をする厄介さはクセ毛保持者にしかわかるまい。


髪は一ヶ月に1センチ伸びるという。
半年に6センチ。
私の頭上付近6センチにはこの世のものとは思えぬ何かがびっちりと生えていたんである。


私がお世話になっているのはキャラセバスティアン池袋。
昨日から移転し、内装等、超綺麗になっていた。椅子とかシャンプー台などの重厚さにびっくり。


過去2回ほどお世話になっているのは女性の美容師さんでとても気さくで真面目で良い人だ。
「レイヤーを入れない毛先ぱっつんで7センチほど切ってください」で通じる。
昔はけっこうレイヤーを入れていたのだが最近は重い感じの毛先が好き。7センチ切るとけっこう毛先が重くなる。

1液を塗る→放置→流す→まっすぐにブロー→2液→放置&トリートメント→流す(肩のマッサージ)→乾かす→散髪

ブローは2人がかりで、本当申し訳ないなといつも思う・・・。

美容師さん曰く、私はハビットがかかり難い髪質なのだそうだ。
なので主にアイロンでクセを矯正したもよう。


12時半に始まり、お店を出たのが17時。
持参してきた嶽本野ばら先生の「傲慢な婚活」をあと少しで読み終えるところで終了。

今日も長丁場だった。



半年振りのサラサラヘアをゲット。
揃った毛先、さらさらな質感・・・言うことなし。
これで暫くはブローをしないで済む。

帰りに喫茶店「伯爵」でドリアセットを食した。
このクリーミーな食感が好き。
ずっとバッグでお留守番をしていた吉熊にもご褒美。


さて明日からまた仕事。
頑張ろう!!!


サタデー ナイト フィーバー

2014年11月09日 | Weblog
毎朝、NHKドラマ「マッサン」を観てから出勤している。
エリーが可愛いくて朝から癒されている。そして、ウィスキー作りの話なので朝なのにとても飲酒をしたくなる。
主題歌は中島みゆき。力強い歌声に活力を貰っている。


マッサン役の玉山鉄二って、映画「ハゲタカ」に出ていたブルー・ウォール・パートナーズの劉一華なのな。
かっこいい!!


映画「ハゲタカ」予告編


劉一華も十分かっこいいのだが、やはり私は鷲津政彦に胸キュンしてしまう。
メガネ・前髪7:3分け、萌え。





もうね、・・・深夜に何してるんだ。私。




思い出障害

2014年11月09日 | Weblog
夕方に起床。
一度12時に目覚めて、スマホをいじり、また寝てしまったもよう。
昨晩は寝付けず、睡眠導入剤マイスリーを5ミリから倍の10ミリにしたのが要因か、普段の睡眠不足を補いたいという本能のせいか、兎に角よく寝た。すっきりした。惰眠、最高。

覚醒してからも暫くは布団でコロコロ。
クマたちとイチャつく。クマクマ。




昨日購入しておいたコンビニのパスタを食べ終えた後は本格的に衣替えをした。
半年前大量に捨てたせいか、また今年はあまり洋服を買わなかったせいか、捨てるものはなかった。
「こんなブラウス買ったっけ」など独り言を言いながら作業をした。

ついでに化粧品コーナーも整理した。
2年前に購入したアナスイのチークがそろそろ天寿を全うしそう。半年前、元職場の先輩・I江姉さんにいただいたシャネルの出番が近い。どんな発色なのだろう。楽しみだ。



シャネルといえば母ヨーコたんから以前、シャネルのバッグを借りた(というか半分もらった)。
最近使用しているのだがとても使用感がいい。柔らかくてたくさん入る。私の月収より遥かに高いバッグである。母、ありがとう。

紐の部分の幅が広いので、なで肩の私でも安定感をもって使用できる。


そうしているうちに母から電話。
「変わったことないかい?」から始まり、「たんこ(妹)とは連絡を取っているか?」などという話に移行し、「休みだからゆっくりしなね」という話をされ、終了。
今日一日で話した相手はクマと母だけだったりする。

コンビニで煙草とうどんを購入し食べた後は勉強開始。
英語を勉強していると、中学校時代の出来事を思い出して浸ってしまい、困る。
動名詞、不定詞、という文字の向こうには、20年以上前に日常だった塾での時間や英語の授業が存在している。
レモン石鹸の匂い、水道水の味、友達とのお喋り、恋のこと、塾の机の触感、修学旅行で行った寺・・・そういうものについては思い出せるのに、さっきやった電話応対の英語の文言を思い出せないのは何故だろう。これは記憶障害なのか。または私特有の「思い出障害」だろうか。試験の結果がぼろぼろになりませんように。・・・思い出ぼろぼろ、になりませんように。

明日は出かける予定があるので、また寝よう。
おやすみなさい。











怒涛の一週間

2014年11月07日 | Weblog
昨晩は寝る前にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見てしまい、入眠時間が遅れた。
世界的バイオリニスト・五嶋みどりさんの特集である。

五嶋みどりさんは、1980年、8歳の時、演奏を録音したカセットテープをジュリアード音楽院のドロシー・ディレイ教授に送り、入学オーディションに招かれた。周囲の反対を押し切り、1982年、母に連れられて渡米、ジュリアード音楽院において高名なディレイ教授の下でヴァイオリンを学ぶ。

個人的には「タングルウッドの奇跡」で覚えている。


「タングルウッドの奇跡」
1986年、いまや語り草となった事件はボストン交響楽団と共演したタングルウッド音楽祭で起きた。レナード・バーンスタインの指揮で、「セレナード」第5楽章を演奏中にヴァイオリンのE線が2度も切れるというアクシデントに見舞われた。当時みどりは3/4サイズのヴァイオリンを使用していたが、このトラブルによりコンサートマスターの4/4サイズのストラディヴァリウスに持ち替えて演奏を続けるも、再びE線が切れてしまう。2度目は副コンサートマスターのガダニーニを借りて、演奏を完遂した。これにはバーンスタインも彼女の前にかしずき、驚嘆と尊敬の意を表した。翌日のニューヨーク・タイムズ紙には、「14歳の少女、タングルウッドをヴァイオリン3挺で征服」の見出しが一面トップに躍った。また、この時の様子は、「タングルウッドの奇跡」として、アメリカの小学校の教科書にも掲載された。

五嶋みどり タングルウッドの奇跡


14歳でこの冷静さ・・・。弾くという目的への彼女の熱意が伝わってくる。
その後、五嶋さんはうつ病と拒食症になり、一時はヴァイオリンを弾けなくなったが、治療をして再び演奏をはじめ、今年はグラミー賞も受賞した。

昨日の番組で「プロフェッショナルとは・・・」の問いに
「感情に振り回されず、仕事と言われているもの、与えられた仕事、そしていただいた仕事というのに向かって、情熱を注ぐことだと思います」
と五嶋さん。

精緻なのに感情豊かなヴァイオリンの音色とともに、その言葉は私の心に深く響いた。
また、五嶋さんのしなやかで美しい凛とした佇まい、屈託のない笑顔に引き込まれた。


やはりクラシックは良い。
第九(指揮:小林研一郎)のコンサートもいよいよ来月に迫ってきた。
また、来年早々には同じくコバケンのドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」が控えている。
どちらも楽しみだ。




今日も午後から夕方まで他部署への応援に行く。
応援先には栃木出身者がいる。私もCちゃんも栃木出身なので「え?私も栃木です」「本当!?あそこに座っている人も栃木出身よ」という会話が展開された。

そういえばこんな催しのポスターを駅で見た。
とちぎ元気グルメまつり THE FINAL in 真岡


栃木を離れて15年近くになるが、やはり同郷の人と話すと落ち着く。

そんなこんなで今日も商品の嵐。
応援先の同僚が「商品が夢に出てきたことがあります」と言っていたが満更嘘でもなさそうである。
とりあえず来週は応援に行かなくてもいいらしく、再来週は再びここに応援に来なくてはいけないらしい。
ターミネーターの如く「I'll be back」と言ってCちゃんと自席に戻った。
自席に戻ると今度は書類の嵐。
社長に渡すもの、吉熊上司に印を貰うもの、経理部に提出するもの、電話連絡メモ・・・オワタ\(^o^)/
残業突入。今日このまま帰宅したら来週明け、手の施しようがなくなる。
「大丈夫ですか?」と社長にせっつかれ、余計に焦る。
来週明け、スタートダッシュができるように整え、ようやく帰宅。


帰りに文房具店で国際秘書検定用の単語帳とノートを購入。
心療内科医のクマ医師が「読んで聞いて書いて覚えると良い」と言っていた。
図書館でそれを行うのは憚れるので、まずは自宅で勉強しようと思う。





昨日非常階段に止まっていた蛾は産卵を終え、天寿を全うした。
かわりに今日はまた保護色の蛾を発見。
言われなければ気付かずに寄りかかるところだった。



ようやく怒涛の一週間が終わった。
今週はさすがに疲れた。
体力の限界By千代の富士、といったところだろうか。

週半ば、あまりに疲れていたので妹からのLINEに気付かず、彼女や母に心配をかけてしまった。
休日はゆっくりしよう。


お祭り騒ぎ

2014年11月06日 | Weblog
毎日こんな出だしは嫌なのだけれども、今日も忙しかった。
昨日から午後は他部署に応援に行っている。他の建物で作業をするのである。
後輩女子Cちゃんとひたすら検品の嵐。

夕方、吉熊上司が傘を持ってやってきた。どうやら雨が降ってきたもよう。
部下を思って傘を持ってきてくれる上司なんて、全世界探してもきっと稀であろう。
すごく嬉しかったしありがたかった。


そう言えば今朝、応援先の部長から電話があった。
昨日、応援先での作業中にその部署のパートさんが「なんで応援に来ているの?暇なの?」と私に言ってきたのである。
そのとき私は「暇ではありません!!!!」と切れ気味に言い返した。
周囲の人がそれを聞いていて部長に言ったらしい。

「せっかく応援に来てくれているのに申し訳ない。で、誰がそんなことを言ったの?」
と聞かれ、
「いえ、もう大丈夫です」
と茶を濁した。
もう終わったことだし、忘れていたのである。
しかし部長はあっさり目の顔(グリコ森永事件のキツネ目の男似)からは想像もできぬほどしつこかった。
誰にも言わないという前提で発言者の名を言った。
「本当にすまない」
と何度も謝られ、
「いえいえ」
と繰り返す私。

そのパートさんとはクマ仲間で、今日は昨日のその失言を反省したのか、彼女が最近ゲットしたクマを貸してくれた。
左側の子はゲットしたときあまりにもブサイクだったので口元を整形したらしい。
昼休みに撮影会。


また、応援先の課長からメールをもらった。
私の昨日の退勤時刻をチェックしたら遅かったので「残業させて申し訳ない」とのこと。
今日はよく謝られる日だった。


人間界というか社内は新システム導入でお祭り騒ぎだが、喫煙所がある非常階段では虫が静かに息づいていた。
一瞬枯れ葉だと思ったのだがどうやら蛾らしい。







夕方、吉熊上司が持ってきてくれた傘をさし、応援先から自席に戻った。
社長の出張の手配、決裁済み稟議書の処理、稟議書の受付を行った。
制服業務には手が届かなかった。

毎日怒涛のように過ぎる・・・。
吉熊上司もややお疲れ気味・・・。


でも生きているという実感を強く感じているというのも事実。

明日も頑張ろう。

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救済するぞ

2014年11月05日 | Weblog
昨日に引き続き、今日も忙しかった。いや、それ以上に。

午前中、後輩女子Cちゃんと私は吉熊上司に呼ばれた。
どうやら他部署が新システムを使いこなせていなくてパンクしているらしい。私とCちゃんは、社長指示で、急遽そこに送り込まれることになった。

つーか、私にも応援が欲しいんだけどな。しかしそんなことは口が裂けても言えない。

吉熊上司の物の頼み方は非常に上手い。人当たりがいいのと腰の低さ、頭の回転のよさでピカイチだと思う。今回の新システム導入プロジェクトも彼無しではできなかったに違いない。だから彼の頼みにならば、笑顔で「はい!」と言えることができる。


午後、その部署に吉熊上司と私とCちゃんで行った。
その部署では我々を超ウエルカムモードで迎えてくれた。救世主的な歓迎である。


いざ作業開始。
吉熊上司は多忙なので離脱。あっちの方で他部署の人とやりとりをしている。
反対ばかりをしている他部署の次長を上手く説得しているっぽい。

私も頑張らないと!

ふと隣を見ると、前々から気になっていた女性が座っているではないか。
喫煙所仲間内で彼女は麻原さんと密かに呼ばれている。麻原尊師に似ているからである。
気を許すと、脳内で「尊師マーチ」が流れてしまい困惑。
しょうこうしょうこうしょこしょこしょうこう~♪救済するぞ救済するぞ救済するぞ救済するぞ救済するぞ~♪


尊師の声、迫り続ける商品・・・嗚呼、最終解脱できそう!今ならば空、飛べっかも。
「尊師マーチ」に洗脳されつつあったそのとき、後ろの席で「疲れました~」と時々心が折れそうになるCちゃん。
彼女を生暖かく励ます。そうだ、我々は丁稚奉公に出されたんだ。「『おしん』なんだ」と自らも励ます。
でも30歳になりたての後輩女子Cちゃんは「おしん」を知らなかった。がーん。


18時前に開放。
Cちゃん共々ぐったり・・・。
自席に戻り、稟議書を受付け、制服の処理を行う。
残業中、「お疲れ様!今日はありがとう!明日も宜しく!!」と言う社長を捕まえ、稟議書に捺印をもらい、出張の交通手段とホテルを確認。

もうね、自分の仕事が終わらなくてもいいんじゃね?という境地に至った。
吉熊上司も良いっていってるし。
やっと自分のハードルを下げることにした。
これぞ最終解脱!じゃないと自らをポアしかねない。



残業後、ドラッグストアへ。
お試しサイズの「ファイチ」が切れたので購入。
貧血の改善が感じられたので120錠をがっつりゲット。



明日も修行・・・いや、仕事、頑張ろう。

七五三

2014年11月04日 | Weblog
支払いの締め業務で忙しいところ、社長から出張の交通の件で依頼を受けて超忙しかった。
そういうときに限って請求書と納品書の金額が合わない・・・。
なんとか仕上げて吉熊上司に印鑑を貰いたかったのだが、プロジェクトで忙しい彼は自席に戻らず。
社長関連の件は秘書検定1級合格者として腕を振るうときと思わんばかりに張り切った。
その間、店舗への制服の手配やら稟議書の受付をしていたら、あっという間に日が暮れた。
机の上は積雪後の山のような様相を呈し、窓なぞ開ける人がいようものならば、ブリザードのように書類が舞うという。今日は本当にヤバい一日だった。

帰りの電車でスマホをチェック。
マイミクさんのお嬢さんが七五三のお祝いを実家でなさるとのこと。
おめでたい。
私の七五三の三歳のお祝いは殆ど覚えていない。千歳飴をしゃぶっていて「なんて美味いんだろう」と思ったのだけは覚えている。


母の顔は今の私の顔とそっくり。



七歳にもなると両親が奮発して購入したビデオテープ(ベータ)のおかげか、辛うじて記憶は原型のままをとどめている。
七五三の前に着物屋さん数軒に行き着物を買ってもらった。
「どんな色が好き?」と言われ、迷わず「紫!」と答えたことなどからはっきりと覚えている。またそのとき小学館から出ていた「小学一年生」の付録、「オヨねこぶーにゃん」の紙製のバッグを持参していたことも記憶している。

前日は祖母の行きつけの美容室で髪の基礎固めをした。当時、私は何が何でも髪を切らせないという厄介な子で「切らないよね?ね?切らないよね?」と超しつこく母に聞いていた。私の髪は腰まであり、量も半端ない上、天然パーマなのだが上手に結ってもらった。

当日は着付けと結い髪の完成を終えた後、父が撮影するビデオカメラの前で妹と弟で硬直。「動いてもいいんだよ」と言われても、なにやら不思議で動けなかった。写真を撮影するときは動くなと言われていたので、動いてはいけないような気がした。
近所の同じ登校班の子たちに晴れ着を見せるとお姉さん格のノンちゃんが「かわいい」と誉めてくれたことが嬉しかった。老犬トン子も祝ってくれた。

てかさ。5歳の妹までなぜか着物を着てるんだけど!5歳の妹は母が七五三で着た着物をちゃっかり着させられており、「なんで?ずるい!」と私は憤慨した。七五三の着物着用という私の特権が薄れるじゃないか、と。
妹や弟へのそんな恒常的な心理が作用しているのか、いじわるそうな顔をしている私。

実際、あの頃から子供嫌い(声とかうるさくて嫌だった)で、下校後は妹や弟をいじめていた。自分も子供だったのに。この日も千歳飴を彼らから取り上げていじめていた。


その後は着付けを終えた母とビデオカメラ父と妹と弟で、父の友達のお姐さんが経営する写真館で撮影をし、雀宮神社へ参り、親戚宅への挨拶をした。二荒山神社で鳩にポッポコーンを与えながら蹴り飛ばすというシーンも謎なままビデオに残っている。

ビデオを見ると、母方の両親とマスキンで食事をする頃になると着慣れぬ着物に疲れている私が確認できる。
帰宅後、着物を脱ぐのが惜しくて客間で散々父にビデオを撮ってくれと撮らせた。

あれから30年。
自分はもう誰かのために七五三を祝うことも、ましてや祝われることもないのだろうと思う。
妹や弟をいじめていた私の影はもうない。大人になったのである。
だから死ぬまでにもう一度、あの千歳飴を全力で舐めたいと切望することは、大人気ないことだろうか。



セーター着用の季節

2014年11月03日 | Weblog
休日出勤。
今日はとても忙しかった。

月初の月曜日は社長のスピーチがある。その議事録を作成しなければいけないのだが、今日は決算業務と月初の請求書まとめ、そして制服の手配に追われていた。請求書なのだが某社(制服関連)の業者の請求金額が間違っていたのでメールで指摘。


他部署のパートさん(T橋さん)が、物品購入の件で電話をしてきた。
その件はうちの部のパートさんの仕事なので、私には分からんちん。
T橋さんは一気に話す。とりあえず話したいことを話させてあげて、最後に「その件はパートさんです。私が介在するより直接本人に言ったほうがいいですよ」と、こぴっと言ってやった。
こういう人は「細かいことに気が付くアテクシ偉い」という考えに基づいて、ただ単に周囲にそのことをアッピールしているだけなので完全放置。対峙するだけ時間の無駄である。


後輩女子Cちゃんと吉熊上司が本社から取引先に送る年賀状の絵柄を考えていた。


来年は羊年。まかせろって!
その1


その2



笑顔で却下された・・・。

おまけ
冬のセーターに身を包んだ吉熊。
かわいい~!!
セーターは母ヨーコたんの手編み。
「K」の意味?
そりゃ、クマのKである。KUMAね。


今朝起きたら吉熊がいなくてパニクった。
コンタクトレンズを装着していなかったので床に這いつくばって探した。
そしたら布団の足元のほうで蹲っているではないか。
冬眠の予行練習か?
もう、ビックリさせるなよ~。


夕御飯は「ほっともっと」のトンカツ。
すごーく美味しかった。肉が柔らかいのなんのって。全俺が震撼。



明日は10月分の経費の締め日。
優先順位をつけてこなそう。


烏瓜

2014年11月02日 | Weblog
実家の母ヨーコたんが絵手紙教室の仲間から烏瓜を貰ってきて絵手紙にしたためた。


玄関に飾っているらしい。


烏瓜・・・からすうり・・・これを聞いて心がざわつくのは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が好きだからだろうか。

銀河鉄道の夜 エンディングテーマ (春と修羅 朗読入り)

霜月に突入したわけだが

2014年11月02日 | Weblog
朝というか昼に起きて思ったこと。
・・・蒸し暑い・・・。
気温は20度を少し上回るほどっぽいのだが、湿度が高い気がする。
エアコンで少し除湿をして、パソコン相手にのんびりした。
本当は衣替えをしたかったのだが暑いのでやる気がおきなかった。

「独身OLのすべて」を読んで興奮。
大好きな小室哲哉氏のことが描かれているではないか!
ゲッワイ!!

第38話 独身OLと残業
http://www.moae.jp/comic/dokushinol

90年代はTKなしでは語れないよなっ!



夕方、コンタクトレンズを購入しに、ショッピングモールへ。
もうクリスマスのイルミネーションが飾られていた。


ツリーまで飾られている!
・・・でもまだ暑い・・・。わきの下、汗かいてるんだけど。


私の愛用しているのはメニコンのプレミオ。
使用感が良い。
処方箋の有効期限内だったので今日は眼科に行かなくて済んだ。
会計時、くじに当たって300円安く買えた。ラッキー。


マスカラの下地や乳液などの化粧品、明日の朝食のバナナを購入し、帰宅。

世の中三連休だが、私は明日も仕事。
土日はそれぞれ10時間以上寝たので元気★

個人的に出勤時のテーマソング「WILD HEAVEN」を胸に明日からも頑張ろう~♪

WILD HEAVEN


私が、小室哲哉という名前を知るきっかけになった歌。


今月は小室哲哉氏の誕生日がある月。
彼と同じ時代に生まれたことに感謝。
11月も全力疾走しよう!!



熊谷の中心でマニアックな話をする

2014年11月02日 | Weblog
11月1日。
今日から霜月。スィートノベンバー。

夕方、熊谷へ。
大学時代からの友達・ハナちゃんと彼女の高校時代の友達くげさんと飲み会。
くげさんはマイミク。8年前、一緒に飲んだ。彼は数年前まで仕事で青森の鯵ヶ沢にいて今は宮城に居るそうだ。
たまたま休暇が取れたというので埼玉に上陸したっぽい。

ハナちゃんは宮城で育ち、現在は埼玉県在住。


夕方、くまくま熊谷に上陸!
仕事、花見、今日は三度目の上陸。
夏に最高気温を記録する等、天気予報で有名。


ハナちゃんが仕事で遅くなるというので、駅でくげさんと待ち合わせ。
8年前に会っただけなのに互いを猛スピードで認知。
以前にハナさんと飲んだことがあるという店に二人で向かう。
その間話が弾んでよかった。男性と二人きりって緊張するというか抵抗力がないので挙動不審になるのだが、彼は同じ歳でしかも水瓶座ということなので大丈夫だった。

ハナちゃんが到着する前にジントニックなどを飲み、けっこうベロベロになる我々。
クイズに明るい彼は、私の母校が高校生クイズの優勝校だということをしっかりと記憶していた。
その流れで今年の高校生クイズの話になり、互いに感想を述べ合った。
また彼は一人旅を上手にこなすということをmixiで知っていたので、そのポイント等を聞いた。
話が流れて、ファミコンの「チャレンジャー」や昔のおもちゃ「チクタクバンバン」、尾道のおもちゃ屋の看板「オバQ」のことなどマニアックな話をして1時間半。

ハナちゃん登場!!


ハナちゃんと会うのは2008年5月以来。
本当は2011年3月12日に大学の先生の退任祝いで遭遇するはずだったのだが、震災で行けなかった。
久々に見るハナちゃんはやはり妖艶で綺麗だった。
彼女とのプリクラを見せると誰もが「この人綺麗だね」と言う。また16年前にうちの実家に来てくれたとき、うちの父と語ったのだが「頭が切れる子」と言っていた。私の自慢の友達なのである。

ハナちゃんのドSっぷりのいじりに、くげさんは「ハナには敵わないよな」と笑う。
二人は高校時代、生徒会で知り合ったらしいのだが、当時から彼らにはこんな空気が流れていたのだと思うと羨ましく思えた。

「クイズダービー」の話になり、ハナちゃんが「10万点獲得すると帽子もらえるんだよね」と言い、くげさんが「なんでそんなマニアックなこと覚えてるの!?」と驚愕。私は「ロートロートロート♪」と歌いだすカオスな状況に発展。


お料理はとても洒落ていた。




11時10分。
私とくげさんの終電が近づいてきたので駅まで歩く。
駅でコバトンのポスターを発見。
私はコバトンが大好きでぬいぐるみを所持するぐらいなのだが、ハナ殿は何か恨みを秘めてて「・・・コバトン死ねばいいのに」とか言っててウケた。


帰りの電車。
くげさんと「ひらけ!ポンキッキ」の話で盛り上がった。
・「はるなつあきふゆ」の胸にせまる感じ。
まさか生きている間でリア友でこの曲の素晴らしさを語れる日が来るだなんて。
・「およげ!たいやきくん」は当時聞いていたときはなにも感じなかったのだが、ここ最近聴くと来るものがある。彼は「ももいろサンゴ」の色の変化、私は「どんなにどんなにもがいても はりがのどからとれないよ」の強迫感がトラウマだということを述べ合った。
・「カンフーレディ」の撮影は恐らく早朝の中華街じゃね?ということで意見が一致。


私が下車する駅でくげさんと握手して別れた。



お二人には素敵な土産まで貰った。
くげさんからは石巻名物「クマの手シューラスク」
クマクマ!!


ハナちゃんからは「きなこ棒」、埼玉県在住なのに群馬に近いことをアピールするべく「旅がらす」を。



とっても楽しい一日だった。

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