世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

Feel the peanuts!2

2016年10月04日 | Weblog
昨晩、会社帰りに行った嶽本野ばらインスタレーション「落花生」展とサイン会。
三省堂書店のイベント会場。

嶽本野ばら先生のサイン会に向かう途中、必ず「サリシノハラ」が脳内で流れる。

「大抵の事じゃ砕けない
 僕は君と共にあるし
 最前列で手をふるよ
 都内一等星の笑顔に
 ないものだって強請(ねだ)りなよ
 君は貪欲なんだ しょうがない
 60兆の細胞×君の危うさを 生かしてくれ」



18:50までは自由に出入りできるので急いで向かったところ、ぎりぎりセーフだった。


拡散・・・龍角散・・・。


野ばら先生の私物のお人形さん。


「落花生」と落花生。



このキツネさんは隣のお店の売り物。
王冠は野ばら先生の私物(クレアーズで買ったらしい)。



土偶は先生の私物。
蝶ネクタイはトイザラスで買ったらしい。
かわいい!!




独特の空間が広がる。






原稿まで!





いたるところ、落花生だらけ。






土偶と吉熊の2ショット!!


吉熊もその世界観に溺れる。溺れまくる!!



居心地の良い空間だった。


時間が近づくと、整理番号順に並ばされて、係員の人の指示を待つ。
すると野ばら先生が裏口から会場に入って行かれるではないか。
すぐ目の前を通り過ぎる野ばら先生に、1ヶ月ぶりといえども、呼吸をするのを忘れてしまうほど高揚。ドキドキ。

野ばら先生の前に並べられている椅子に整理券の順番通りに座る読者。

私の席はキツネの目の前だった。


トークショー開始で撤収されると思っていたインスタレーションの一部はそのまま使用されることになったらしい。
トークショーが始まるやいなや、野ばら先生に「あの人はラッキーです。目の前に狐がいます」と指される私。
・・・赤面してしまった。
(土偶の前の席の人はハズレらしい)



笑いあり、涙ありの素晴らしいトークショーだった。

・この日のために落花生を2キロ買った。(今日の俺、なんだか落花生臭いかも)
・「落花生」にも書いたけど、数学の集合論は大切。
・インスタレーションのプロジェクターが水平にならなくて苦労した。でも水平になれさえすれば美しい。「どうやったら綺麗になれるのか」ということって、とてもシンプルなことなのかもしれない。生活もそうで、全てきちんとしていることが大切なのかもしれないけれども、僕はきちんとはできない・・・。
・精神科で依存症を克服すべく通院しているが、雑談しかしていない。薬は飲んでいない。
・母と妹について。作家の家族はネタにされるので大変。

など。
途中、先生が涙されるところがあったが、ここは「下妻物語」の桃子を模倣して下を向いていた。




20時~サイン会。
私は20番すぎ。

サイン→落花生の袋(瓶)詰め→記念撮影

そう、この落花生の袋(瓶)詰めというのは、先生に「(落花生を)入れてください」とお願いすると、入れてくれるというもの。
野ばら先生の底知れぬアイデアの豊富さを目の当たりにした。この方、本当にすげーよ!!

私の番が近づく・・・下北沢のサイン会のときほどではなかったが、いや、でも緊張した。
「こんばんはー」と先生がお座りになっている机に近づく。
まるで秘書検定一級の面接ばりに前傾姿勢。この姿勢をとると、思わず「ご報告申し上げたいことがございますが、ただいまお時間よろしいでしょうか?」って言いたくなるよ、俺。野ばら先生は上司か?野ばら部長か?


「また会いましたね」
と、野ばら先生。
もしかして、下北沢のサイン会のことを覚えていらっしゃるのだろうか。

「あのこれ、カロリーメイトと煙草です」
とプレゼントを差し出すと
「ありがとう」
と、野ばら先生はペンを走らせながら、そう仰った。


今回の為書は「亮子&吉熊」にした。おまけにクマの絵もせがんだ。

「似ていないねぇー。あ、口をこうすれば似てるか」
と描いてくださったのは





カワユス!


写真撮影をしていただき、アイコンタクトを取りながら「応援しています」と申し上げることができた。
「またね」と言いながらお別れした。

今回のサイン会は椅子があったので、終了まで見守ることにした。
最後の方が終わったのが21時ちょい過ぎ。
「ここに飾られている落花生は持ち帰ってくださってかまいません。非常食にどうぞ。お腹が痛くなっても自己責任で」
とのこと。
少しもらってきた。





15年前、池袋の、今は無き「談話室 滝沢」(コーヒー1杯1,000円)で編集者らしき人たちと打ち合わせをしていた野ばら先生に遭遇した。当時、雑誌「美的」のコラムに寄稿されていた先生の文章を読んでファンになりたてだった私が声を掛けないわけがないはずで。
意を決して、私は頃合を見計らって、野ばら先生に突進した。

「あの、お、・・・応援しています」
「ありがとう。今度『カフェー小品集』という小説が出るので読んでください」
という会話をしたあの日。

「カフェー小品集」は野ばら先生の作品の中で一番好きな作品だ。
「ねぇ、君」という一文を読んだだけで涙が出てくる。

以後、様々なことがあったけれども、私は野ばら先生の文章を読み続けていた。
そして、あの池袋での出来事を思い出していた。
「談話室 滝沢」は無くなってしまったし、私も23歳から38歳になってしまったけれども。
でもこうして復帰されて、また池袋という土地で野ばら先生に再会できたことが、たまらなく嬉しい。






Feel the peanuts!

野ばら先生。
先生が書き続けるのならば、私は読み続けます。



装丁をイメージした真っ赤なワンピースを着用し、フェラガモの赤のバレッタで髪を留めた。
お土産は安定のカロリーメイトと今回はショートホープもつけた。








最後にキツネさんと記念撮影。




夢のような夜だった。


Feel the peanuts!

2016年10月03日 | Weblog
嶽本野ばらインスタレーション「落花生」展とサイン会(二度目)に出席してきた。
場所は池袋の三省堂。

イベント会場には野ばら先生が自分の書斎をイメージした空間が用意されていて、そこはそのままトークショー・サイン会の会場となった。
涙あり笑いありの夢のような空間・トークショー・サイン会だった。

今日は胸がいっぱいなので、詳しくは明日。



土偶ちゃんと吉熊。


この子ね。
https://twitter.com/MILKPUNKSEX/status/775040164703772672

https://twitter.com/MILKPUNKSEX/status/773888297676312576



いただいたサイン。




今日は良い夢が見られそう。
野ばら先生、お疲れ様でした。


save your dream

2016年10月02日 | Weblog
野暮用で外苑へ。


今日は晴れていて尚且つ湿度がそれほど高くは無かったので、表参道をぷらぷらした。
ピンクリボンのフラッグが掲げられている。
これを見て、また乳がん検診に行こうと思った。


ぬいぐるみのワンちゃんが餌を貪り食っていた。


それにしても凄い人ごみである。
さすが表参道。


表参道ヒルズへ。


ショーケースのこの赤いブーツが欲しい。ちょっと考える。



冬になると、この道沿いは眩いばかりの電飾で溢れる。


竹下通りに向かう。


竹下通りのアクセサリーショップ「OSEWAYA」を覗いてみる。
店内には外国人観光客がちらりほらり。



「OSEWAYA」では宇宙をモチーフにしたアクセサリーがたくさん売られている。
どれも手が込んでいる。
宇宙モチーフのアクセサリーは子供っぽいものが多いのだが、こちらのお店の商品は大人っぽく落ち着いたものが多い。
今日は北斗七星のヘアゴムを購入した。


北斗七星というと、おおぐま座。くましゃん!!



今まで「OSEWAYA」さんで買ったものは、北斗七星のヘアクリップと水瓶座のヘアゴム。
水瓶座のヘアゴムはアクリル板の中で星を模したキラキラが動くので面白い。そして綺麗。


38歳にして竹下通りで消費行動を起こす俺、ナウなヤングじゃね?


原宿駅の方に向かう。

クマ!!すごいなあ。



明治神宮の方の空に飛行機雲を発見。
秋の空とのコントラストが美しい。


原宿駅で壁ドン!!



そのまま帰ろうかと思ったのだが、池袋で下車。
喫茶店「伯爵」で大好物のドリアを食した。
クリーミーで美味なのである。サラダとコーヒーがついてるのもありがたい。



このレトロ感がたまらない。



最近は専らファーストフード店での飲食が多いのだが、昔ながらの喫茶店でゆったりとした時間もたまにはほしい。


三省堂で嶽本野ばら先生の「落花生」をゲット。
なんと下北沢でのサイン会に引き続き、2度目の落花生サイン会@池袋三省堂に行くのである!!!!
整理券配布はすでに満員御礼で、私は先日、迷った挙句に電話で予約していた。
明日のサイン会の前にはトークショーがあるらしい。
楽しみである。


落花生ツインズ。


好きなのだから仕方が無い。


そうそう、今日10月2日は華原朋美さんの5枚目のシングル「save your dream」の発売日だ。
20年前の今日、リリースされた。
この歌と「I'm proud」の発売日(1996年3月6日)だけは覚えている。
このCDジャケットが一番好き。




「save your dream save your world
 花柄のワンピース その上にレザーのジャケットはおって
 save your dream save your love
 It could be a good luck
 ブーツのかかとをならして歩こう」

この歌を肌身で感じたらそろそろ衣替えの季節だ(まるで歳時記)。


ブーツではないが、ハイヒールのかかとを鳴らしながら表参道を歩き、そんなことを思った。



神無月、スタート

2016年10月01日 | Weblog
神無月、スタート。


「とと姉ちゃん」最終回を昼の回で観た。


ここ半年間見続けてきたとと姉ちゃん。
前回の「あさが来た」も良かったけれども、「とと姉ちゃん」も安心して観られるドラマだった。
高畑充希ちゃんが演じる小橋常子の、一家を支える大黒柱になるべく奮闘する姿に毎朝元気をもらえた。
9月に入ってからの公開商品試験の場面は台詞が多くてさぞや大変だっただろうなと思って観ていた。
見事に演じきっていた。拍手。
今日の最終回では常子のお父さん(西島秀俊)である「とと」も出てきて、思わず涙腺が緩んでしまった。

毎朝、妹とLINEでとと姉の感想を述べ合うのも楽しかった。
来週から新ドラマ「べっぴんさん」がスタート。
主題歌はミスチルとのことで、チルヲタである妹は喜んでいる。
妹は妹夫とは、ミスチル繋がりで結婚した。
ミスチルに足を向けて寝られない夫婦なのである。



今日は勉強をした後、夕方からは部屋を少しだけ掃除した。
ゴミや書類をだいぶ処分した。すっきり。
また給与支給日だった昨日、下ろしてきたお金を封筒に仕分けした。
月初の儀式である。


散らばっていた本も本棚に仕舞った。
麗しの嶽本野ばらコーナー。


お腹が空いたので最低限の化粧をして弁当屋へ。
今日はマグロかつ重にした。まいうー。

お肉も好きだが魚も好き。でも刺身は苦手だったりする。


ネットで壇蜜さんの最新写真集「あなたに祈りを」が28日に発売されることを知る。
なんて美しいのだろう。風に靡く髪が素敵。


今年の春に読んだエッセイ「どうしよう」も面白かった。
遭遇した困ったことにどうにか折り合いをつけて淡々と進んで行こうとする壇蜜さんの姿勢に共鳴した。
本のお渡し会には二度ほど行っているのだが、実物の壇蜜さんはテレビで見るよりも遥かに神々しくて美しい。
そして所作と声が綺麗だったのが印象的だった。

今日は一日引きこもりデーだった。
明日は出かける予定。晴れたら良いな。