世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

どんぐり、どんぐり!!

2017年08月21日 23時59分24秒 | Weblog
通勤時、百合が咲いているのを見て嬉しくなった。
その凛々しい様は、昨日観た映画のなかの修道女のようだ。







今日は、上司の人とパートさんが夏休みなので、忙しかった。時間があっという間に過ぎた。
嶽本野ばら先生が作ったどんぐりブレスレット・どんぐりリングを身に着けて、朝から精神統一。






そして、喫煙所(非常階段)に枯れ葉のような蛾がいた!!
葉っぱの葉脈までそれらしく見えて、擬態の達人すぎるべ。マジで。
よく見ると手足や触角がある。
折角、華麗なる返信を遂げたのに、こんな白い塀のところにいたんでは、目立ってしまうんじゃね?
他にも、ウスバカゲロウやアブやハチ、セミまでやってくる喫煙所は虫の宝庫だ。
夏休みの子供の昆虫採集にぴったりの場所だ(?)。





今日のお昼は日替わり弁当のヒレカツ。
お弁当屋さんが配達に来るや否や、ぴゅーっと彼に駆け寄って「待っていました!!」とお金と交換。そういえば昨日のお昼もヒレカツだった。2日連続でヒレカツだなんて・・・豪快すぎるぜ。
揚げ具合が最高。とても美味だった。
夏バテで暫くそばかサンドイッチしか食べられなかったけれども、今日は久々にがっつりと食べられた。



東京は今後一週間、残暑が厳しいらしい。
天気予報に戦々恐々。



足の付け根にできた吹き出物はフロモックスとゲンタマイシンにより、ようやく小粒になった。
夏はもうこりごり。
早く秋が来ないかな。
秋になったら、吉熊と一緒にどんぐりを拾いに行きたい。
どっちが多く取れるか競争するんだ。



「夜明けの祈り」感想

2017年08月21日 23時32分52秒 | Weblog
昨日観た映画「夜明けの祈り」は本当に良作だった。




最近、ポーランドがマイブームで、ポーランドを検索中に偶然発見した映画。
土曜日に王様のブランチでも取り上げられたらしい。

痛々しいほどの信仰のもと、純潔を守る修道女。性に奔放な無神論者の女医。
厳粛な祈りを捧げる修道女。飲み屋で恋人と酒を飲んで踊る女医。
この相対する要素が、物語が進むにつれてきれいに繋がっていく様に、スクリーンから目が離せなかった。ここまで集中して映画を鑑賞したのは超久しぶり。

静かで重い作品だったのだが、唯一笑ったのがお産の最中も祈りを欠かさない修道女のシーン。
逆に、目を背けたくなったのは、冒頭の帝王切開のシーンと、修道院を守ろうとするため院長が嬰児を遺棄するシーン。後者はどうしても赤ちゃんが甥っ子くん(4ヶ月)と重なってしまい、心が痛かった。戦争もひどいが、信仰の残虐性も巧みに描かれていた。

そして目が離せなかったのが女医・マチルドの佇まい。
仕事の合間にタバコを吸うシーンは実にかっこいい。プッハーと豪快に煙を吐き出していてほれぼれとしてしまった。また、Aラインの茶色のコートに青いマフラーで、颯爽と歩くバリキャリな佇まいは東京ラブストーリーの赤名リカに似ている。


ナイスアイデアで修道院と赤子の命の存続を可能にし、希望が持てるエンディングだった。
この人たちがずっと幸せでいられますよう、祈りたくなった。

この女医は実在するというのだからびっくり。
(マドレーヌ・ポーリアック)
http://realsound.jp/movie/2017/07/post-94356.html

目の前にいる「助けを求めている人」を助けるってシンプルなことだけど難しい。
自分がマチルドの立場だったら、・・・うーん・・・助けようとするとは言い難い気がする。
マチルドの場合、自分の仕事(赤十字の医療業務)をしつつ、修道院へと赴くのだから相当な負担だと思う。作品中、上司に欠勤を咎められて始末書を書かされていた。
また、修道院から赤十字に帰る車の運転中に、ソ連兵に危うく暴行されそうになる。それでも修道女たちへの手助けを止めない。

宗教も人種も越えた絆をひしひしと感じた。

映画『夜明けの祈り』

2017年08月20日 23時59分52秒 | Weblog
ヒューマントラストシネマ有楽町で映画を見た。


映画『夜明けの祈り』予告



第2次世界大戦の傷痕残る、1945年12月のポーランド。
赤十字の医療活動で慌ただしい毎日を送っていたフランス人女性医師マチルド(ルー・ドゥ・ラージュ)は、一人のシスターから助けを求められてある修道院に向かう。
そこで彼女が目にしたのは、ソ連兵によって妊娠させられた7人のシスターだった。
信仰と現実の間で板挟みになっている彼女たちと、宿している命を救おうと決意するマチルド。
何とか時間を作ってシスターたちと向き合うマチルドだったが……。


観たかった上映回がすでに満席でびっくりした。
観る前は「なんで?!」と思ったけど、観て納得。
これは、観るわ。

19時25分からの上映を鑑賞。
そんなこんなで帰宅が遅くなってしまったので、感想は後日。

重いけど、救いが感じられる良作だった。


銀ブラ

2017年08月20日 23時06分24秒 | Weblog
映画の前に時間があったので銀ブラをした。



東京はずっとこんな空が続いている。
涼しいならまだしも、今日は蒸し暑い。


食事。ヒレカツ定食。


お花屋さん。


ミキモトのウインドーはいつも綺麗。


キムラヤのアンパンで腹ごしらえ。







久々の銀ブラ。
リフレッシュできた!



上野で貴族になる

2017年08月19日 23時01分16秒 | Weblog
今週も「OPERA NIGHT」的な世界観を堪能。

OPERA NIGHT-オペラナイト-/小室哲哉


洋館・ゴージャス・貴族・・・それらの要素が集合すると必ず脳内に流れる。

先週の迎賓館から、私は貴族的な要素を渇望している。
元々夢見がちだったけれども、先週の迎賓館赤坂離宮は貴族要素の致死量を遥かに超えていて、私を廃人にさせた・・・。
仮面舞踏会とか本気で参加したいと思いながら仕事をしていたのである!


今日は上野に用事があったので、古城に行った。
喫茶店とは思えぬほど、ゴージャスで前々から行きたかったのだけれども、上野駅の東側ってそんなに行かないので機会がなかった。
でも!
貴族熱が高まった今ならば上野駅を越えることができるはず!!

入り口。


素敵なステンドグラスが迎えてくれる。




レジ前の時計。


照明がどんぐりっぽい。


店内には豪華なシャンデリアの光が揺らめく。


気品のある店員さんにケーキセットを注文。


濃厚なレアチーズケーキと挽きたてのコーヒーにうっとり。

吉熊「僕、こんなに美味しいチーズケーキを今まで食べたことがないよ」
そうだね。
ここのは濃厚で美味しいね。さっぱりとしていて後味も良いね。


伝票の裏。


粋という言葉がしっくりくる気配りに唸る。
ペンを持参していたら「このお店、大好きです」と書いていた。

それぐらい好きになった。
貴族になりたくなったらまた来よう。


帰りに上野駅の雑踏で「OPERA NIGHT」を口ずさみそうになった。
勿論、小室さんの湿度100%のぬめぬめボーカルで。






みちびき3号

2017年08月19日 22時55分41秒 | Weblog
みちびき3号の打ち上げをネットで見守った。

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ロケットが旅立つ瞬間って何時見ても鳥肌が立つ。
種子島宇宙センターは世界一美しいロケット発射場で有名だ。


そして、あの歌がよみがえる。

[Eng Sub]【初音ミク】 はやぶさ 【オリジナル曲】



来月また川口淳一郎先生の講演会に行けるかも。
当選しますように。

「はやぶさ」プロジェクトマネージャー 川口 淳一郎 氏 講演会
http://guidetokyo.info/join/event/00235.html



お手柔らかに

2017年08月18日 22時38分49秒 | Weblog
昨日までの雨は止み、朝は少しだけ晴れて蒸し暑かった。
ずっと涼しかったので、この少しの蒸し暑さに対してでも、某議員のごとく「ちーがーうーだーろーっ!!」と叫びそうになる。涼しさに慣れてしまい、僅かな気温上昇にも耐えられない体になってしまった。ダナンの、あの暑さを忘れてはいないのだけれども、先週からの涼しさで感覚がマヒしているのかもしれない。
B’zの「LOVE PHANTOM」で「少しのズレも許せない せこい人間になってたよ 」ってあるけど、まさにそれ。冷夏のせいで、少しの暑さも許せない せこい人間になてたYO!


今日も出勤。
同期から電話があり、久々に話せたので嬉しかった。
苗字が変わっていたので最初誰だか分からなかった。
「結婚したんだね」「そうなの!」という会話をした。
元気そうで何より。

パートさんが本日より夏休みに入ったので、その業務をカバーした。
だいぶ以前に私がやっていた業務だ。懐かしい。マニュアルを見たが、大部分は変わっていないっぽい。

夕食は吉熊とサイゼリヤ。
金曜日にサイゼリヤでまったりんこするのが好きである。




毎週金曜日に合コンに行っていた日々が懐かしい。
あの頃が人生の夏だとしたら、今は晩夏から初秋なのかもしれない。
気温はそんなに低くないのだけれども、陽射しに鋭さがなくなる頃。
8月20日過ぎぐらいからだろうか。そんな秋の気配を感じる。

例年この時期は大賀埜々の「Close to the night」を聴くことが多い。
歌詞の中に「夏の終わり」というセンテンスが出てくるからだろうか。

「ささえ切れずに投げ出したくて
何もかも捨てるのは楽でも
あの曲がり角をいつも奇跡を
信じて歩いてく」
この部分で前向きになれる。




週末は少し暑くなるらしい。
すっかり涼しさに慣れてしまった自分は耐えられるのだろうか。
色々と野暮用での外出もあるので、暑さよ、お手柔らかに。



戻り梅雨

2017年08月17日 22時41分21秒 | Weblog
東京では16日連続で雨が降っていた。
40年ぶりとか。
私が母のお腹の中にいた夏もこんな天気が続いてたのだろうか。
梅雨が明けても雨が続くことを「戻り梅雨」と呼ぶらしい。
とても美しい日本語だと思う。
それでも今日は久々に日が差していて、ほっとした。


仕事はさほど忙しくもなく、平穏に終わった。
異動してから、こんな日が続いている。
とりあえず与えられたことは卒なくこなし、終わったらさっさと帰ることにしている。
会社と自分は、このぐらいの距離感が適切なのかもしれない。
そう割り切ったら、楽になった。

5月に神保町で開催されたイベント(牧村さん、嶽本野ばら先生)のレポートが上がっていた。
五月のお茶会という名の文章教室 -まきむぅの手乗り文芸部イベントレポート-
http://magazine.synapse.am/series/event-makimu-1

イベントの後、メモをまとめてブログにアップしようと思っていたのだが、していなかった。
この方のレポートを読んで、あの皐月の午後の夢のような時間を思い出した。

私の後頭部が写ってる!!

イベントの後、野ばら先生との写真撮影の際に「今日はどんぐりブレスレットを着けていないんですね」と聞いてみたら、「今日のお洋服に合わなかったんだもん」と仰っていて、全俺がキュンキュンした・・・。
幸せだった。ただただ幸せだった。
あのイベントで多くの野ばら仲間ができたのもよかった。

今はちょっと多忙で落ち着かない日々が続いている。
でもへこたれないでいられるのは、好きなもの、好きな人、好きな人たち、がいるから。
いつも支えてくれてありがとうと申し上げたい。



そんなこんなで、今日の夕御飯は安定のチーズ牛丼。うまー。





~ダナン旅行の思い出~
2日目に行った五行山。
西遊記で孫悟空が500年間、下敷きにされていたという山。

山全体が大理石でできている。

途中までエレベーターで昇るのだが、それ以後はひたすら山歩き。でも展望台もあり、眺望は最高。









所々に、お寺や観音様がある。









洞窟内はひんやりしててとても気持ちがよく、頭上から差し込む光が神々しくて見とれた。





睡蓮の花も涼やかに。




ハイビスカスが南国を思わせる。




サーロイ塔



午前中の早い時間に行ったのだが、けっこう混んでいた。
地味だけど、小さな山に色々な要素をぶち込んだ感じがして、好き。

ふと見上げた空がとても綺麗だった。







涼しい夏

2017年08月16日 22時48分48秒 | Weblog
毎日雨が降っている。少し肌寒いので、この時期には珍しく、長袖のカーディガンを持参で出勤した。(歩いて暑くなり、電車内で脱いだけど)
雨は厭だけれども、涼しいのは本当にありがたい。


宇都宮の友達が旦那さんと東京に遊びに来ているらしい。仲が良い夫婦なので、雨なんて関係なく、きっとエンジョイしているのだろう。

今日は仕事を早退して、皮膚科に行ってきた。足の付け根にできた毛嚢炎が悪化し、しくしくと痛むのである。先月、フロモックスとリンデロン軟膏で対処して一時期はおさまっていたのだけれども、また復活した。
先月同様、女医さんのところに行く。
「治りませんねぇ」
と、女医さんも困惑気味。
触診で思いきり押されて、俺氏、涙目。痛いよー。
しこりが残るようだったら、年末に切開しましょうと言われた。取ってしまった方が楽かもしれぬ。
出物腫れ物所嫌わずとはよく言ったもので、本当に迷惑。

薬局は、心療内科後に寄るいつもの薬局が休みだったので浮気をして他の薬局へ。
フロモックスとゲンタマイシンを処方された。


地味に辛いことが多いのだけれども、仕方がない。
できることからコツコツやるしかないと自分に言い聞かせている。
そんな2017年の涼しい夏。


夕御飯は喫茶店にて。ピザトースト。




皮膚科のロビーに豪華な水槽があったのでパシャリ!




バブリー!!


~ダナン旅行の思い出~
ベトナムの家の形状が好きである。
最初に行ったホーチミンでは気付かなかったのだが去年行ったハノイからハロン湾へのバスの中でそう思った。
1階はお店か何かで、2階は広いベランダがあるというタイプが多く、縦と奥に細長く伸びているという印象を受けた。また、ベトナムの家は色合いがカラフルで、尚且つ細かいところ(ベランダの柱やドアの装飾)が凝っている。個性豊かなお城といった具合で見てて楽しい。次々に飛び込んでくるかわいらしい家々は私を飽きさせず、ハノイからハロン湾(片道3時間)、ダナンからフエ(片道2時間半)が短く感じるほどだった。













盆の明け

2017年08月16日 22時47分24秒 | Weblog
今日が盆の明けなのだろうか。そういえば両親がお墓参りに行ってきたと言っていた。

幼少期、盆の明けが少し寂しかった。
幼稚園の卒園式直前に祖父(父方)を亡くした私。
小学生の時は、お盆期間中に祖父が家に来ているのだと信じていた。
「おじちゃんが見ているから妹や弟をいじめない」
「おじちゃんが見ているからお手伝いをする」
そう自分に課していた。

どんちゃん騒ぎのお盆が終わり、盆の明け。
提灯を持って、父が運転する車でお墓に向かう。
いつもカンカン照りの印象が強い。
迎え盆の時同様に、お墓に線香を上げる。
鳴き狂う蝉の声と強い日差しに包まれた墓地はどこか非日常的で、どこまでも続いて並ぶ墓標が線香の煙の向こうで揺れて見えた。

「おじちゃん、また来るね」
と挨拶をして墓地を後にする。

そのとき、少し寂しかった。
祖父の霊とさよならするのも勿論寂しかったのだが、死んだら家に住めないんだなと幼心に思って寂しさというか、怖くなったのである。

暫くお墓参りをしてない。
機会があったら行こうと思う。


33年

2017年08月15日 22時33分02秒 | Weblog
今日も一日凌ぎやすく快適だった。雨は厭だけれども、カンカン照りよりは断然過ごしやすい。そういえば2014年の8月も雨が多かったような記憶がある。東北旅行で一番楽しみにしていた弘前観光が一日中雨だった。また五能線は旅行前の大雨による土砂崩れで途中不通に・・・。幸い、雨でも楽しめるぐらい弘前は魅力的な街だったし、五能線もバスによる代替え運転があったので支障はなかった。そして2014年はそのまま涼しいまま終わったような記憶がある。

今朝もガラガラの電車に揺られて出勤。なんせ世間はお盆。実家でも親戚の家にお線香を上げに行ったり、逆に来てもらったりしているらしい。

以前はこの時期に一斉に夏休みに入っていた。お盆の時期に広島を歩いていると、不思議な光景に出会う。それは、カラフルな墓地だ。広島ではお盆に盆燈籠というものを墓地に飾るらしい。最初、なんだろう?って思っていたのだけれども、後日観た映画「夕凪の街 桜の国」のパンフレットで盆燈籠だと知った。
「夕凪の街 桜の国」の原作(漫画)は、10年前、広島の原爆資料館で買った。装丁が綺麗だったので手に取って気付いたら会計を済ませていた。尾道までの電車の中で読んでいたら、涙がとめどなく流れてきた。戦後何年もしてから原爆症を発症した主人公の心の中の言葉が突き刺さり、胸が痛んだ。ページを閉じては涙をぬぐい、開いて読み進めて、また涙する。




嬉しい?
十年経ったけど、原爆を落とした人は、私を見て
「やった!また一人殺せた」と、ちゃんと思うてくれとる?
ひどいなぁ。
てっきり私は、死なずにすんだ人かと思ってたのに。

…この主人公・皆実の悲痛で悲しい叫びは、読了後10年が経過するのに、ずっと胸に在る。

私は戦後33年に生まれた。
こう書くと、けっこう戦後すぐに生まれたのだなと思う。
高度経済成長真っただ中に生まれ、生まれた時から家には車があり、衣食住に困ったことはない。戦争を身近に感じさせるものはなかった。
でもどうしてだろう。
戦後72年が経過した今の方が戦争を身近に感じる。
恐らく私の年齢が39歳で、「33年」を超越したからだろう。


父方の祖母が語った空襲の話。
母方の祖父が宮古島で終戦を迎えたこと。

今はもう聞くことができない祖父母たちの「声」が、聞こえてくる。




夕御飯は、そば。


お腹いっぱい。幸せ。





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祈りの海

2017年08月14日 22時28分49秒 | Weblog
一旦おさまっていた足の付け根にできた吹き出物が、再発。
地味に痛い。しこりも大きくなっている。
処方されていたリンデロン-VGを塗って様子を見るものの、ダメだったらまた皮膚科行きだな・・・。

天気は曇り、そして雨。
雨は厭だけれども、過ごしやすくていい。
肌寒さ、最高。
願わくばこのまま秋になってほしい。
灼熱の真夏日だと会社に行くだけでバテてしまう。

今朝の電車はとても空いていた。そう、世間はお盆休み真っ盛り。
私は普通に仕事だけれども。
事情があって、今日の総務室は私とパートさんだけだった。
彼女が帰った後は、ワンオペ状態である。
でも取引先もお盆休みなので暇だった。

制服返却の件で店舗の人から電話があった。
退職するらしい。
ああ、この人知ってる。
私が新卒で店にいた時に応援で来てくれた先輩だ。
とても優しかったので覚えている。
「あの節はお世話になりました」
と20年近く前のことを言ったら笑っていた。
ここ最近、知っている人が退職する事象が続いている。
あの人も、この人も。
そうやってもう何人もの人の背中を見送ってきたけれども、自分が去るときってどうなんだろうって考える。案外あっけなく去るのだろうか。

お昼は安定のサラダそば。



~ダナンの思い出~
★ミーケビーチ

ミーケビーチへと続く小路。


4日目、ビーチにて波と戯れていた。然程透明感は高くない海なのだが、白砂がビーチ感を増していい感じだった。

少し遠くで、音楽(爆音)を流してプチ運動会をしている団体がいた。
2つのチームに別れて、何かのゲームをして競っているっぽかった。




波打ち際では、ベトナム人、中国人、欧米人などが楽しそうに海と戯れていた。
日中は暑いので泳がずに、夜明け前と夕暮れ時に海水浴をするのがデフォらしい。
同じベトナム国内のハノイ・ホーチミンからの旅行者も多く、ベトナム人と思しき人が「ひゃっほう!!」といった様子で波と戯れているのを見ると、かつての自分と重なる。
私が幼少のころ、「海に行く」というと当然、お隣の県・茨城県の大洗海岸を指していた。今は高速道路があるが、かつてはなく、車で何時間もかけて行く場所だった、海という場所は。私は車酔いしやすい体質で、必ず何度か嘔吐した。でも「海で遊べる」という希望があったので、じっと吐き気に耐えることができた。したがって、海への憧憬は強い方だ。目の前にいるベトナム人もきっとそうなのだろうと思った。

ペンギン型ゴミ箱。



吉熊がビーチに描いたクマ。


浜辺に座り込む。風の音が耳をくすぐる。
目の前に広がる海は微かにオレンジとピンクを合わせたような色をしていて、もうすぐ日が暮れることを知らせる。
ピンクがかった波が高く盛り上がると、それに乗った多くの人の笑顔が広がる。
普段、私が会社と家との往復をしている間、ここではこんな時間が流れているのだな、と思った。

私が生まれる10年前に起こったテト攻勢で激戦地になったダナン。

繰り返す波の音に、笑顔の波が永久に続きますよう祈った。









お題「パクチーは好きですか?」

2017年08月14日 22時25分47秒 | Weblog
お題「パクチーは好きですか?」に参加してみよう。
パクチーを本格的に食したのは、2015年のホーチミン一人旅でのことだ。
宿泊したアジアンホテルの隣にあるヴィンコムセンター(ショッピングセンター)の地下にある「pho24」という店で食べた。
ベトナムといったらフォー。
pho24はチェーン店。
そこでシンプルなフォーを食べた。

丼の横には盛りだくさんの「草」。
恐る恐るそれを食べてみて、「不味くはないけど、うむ。草だ。草以外の何者でもない」と思った。

ではフォーに入れてみようか、と皿の上にある「草」をフォーの丼に投入。
だが、これといって不味くもないし、これといって美味しいというわけでもない。
あると若干味がアジアンちっくになり、口内から鼻腔にかけて、なんとなく華やぐといったところだろうか。
ホーチミン滞在中に何度か訪れた同店だったが、毎度大量のパクチーを残してしまった。
少しだったら美味しいと感じるのだけれども・・・。






夏の日の幻

2017年08月13日 19時49分48秒 | Weblog
迎賓館赤坂離宮に行ってきた。
藤田嗣治の絵(日本最古の洋菓子店に飾られていたもの 全6枚)を見に。


藤田嗣治「幻の作品」初公開 ライトアップも



迎賓館ったら、国賓を迎える場所で以前は入るのが難しかったのたが(葉書で申し込み)、最近はハードルが下がり、ふらりと立ち寄れる場所になった。


迎賓館 Guest House for VIPs NHK News Oct 16 2009




大好きな藤田の絵が飾られるとのことで行ってみたのたが、迎賓館内の絢爛豪華な装飾に、ひたすらうっとりであった。

内部は撮影禁止。
パンフレットから。










1トンもの重さのシャンデリア。
嗚呼、ため息が止まらない。

どの部屋も天井が高く、荘厳で華麗で見飽きない。
幼少期に描いていたお城と重なり、口許緩みっぱなし。
迎賓館の人は誇らしげに、丁寧に説明してくださった。
どの係員の人も笑顔で挨拶をしてくれ、とても居心地が良かった。








この噴水は国宝らしい。



飾られていた絵のうち1枚の絵葉書をいただいた。


「犬を抱く女性と楽士」
左側の天使、膝の上のワンちゃんがかわいい。




「我が家へようこそ」




どんぐりっぽい。




おフランスへ来たみたい。


ここに住みたいっ!!!!


正門も素敵。



まるで幻のような空間だった。
駅に向かう道から正門の向こう側を見ると、夏の日の幻が淡く霞んで見えた。




洋館フェチでけっこう多くの洋館を訪れたけれども、圧倒的に群を抜いてすごかった・・・迎賓館赤坂離宮。
自分がお姫様になったかのような錯覚に陥った。
こんなにうっとりしたのは何年ぶりだろうか。
生きてて良かったと思った。


小室哲哉様の歌で「OPERA NIGHT」ってあるのだけれども、まさにあの世界。

OPERA NIGHT-オペラナイト-/小室哲哉


「真夜中響く歌に 引き寄せられて
 迷い込む宮殿の庭 扉を開ければ
 シャンデリア揺れる光り 深い絨毯のフロアー
 まばゆいドレスの海 天井に届く階段

 皇帝達はグラス掲げ バレリーナつま先上げて
 道化師が横切ってゆく」


本格的なOPERA NIGHT的な空間が東京にあることにびっくりした。
また行きたい。

夏は体力がなくて外出もままならないのだけれども、久々に気合を入れてお出かけして、リフレッシュできた。
さて、明日からも頑張ろう。




夢の世界を

2017年08月12日 23時18分35秒 | Weblog
今日は久々に11時ぐらいまで寝た。
すっきりした。
カップラーメンをすすり、そして今日も片付け。
ゴミ袋2袋分のごみが出た。
先週も大量のごみが出たのに。
私はごみと暮らしていたのだろうか。
2014年に大掃除をしたあと、幸運なことがあったから、来年あたり宝くじが当たるかも知れぬ。
買い方わからないけど。

大量のごみと対峙していると昔の日記が出てくるわけ。
読み返すと手が止まるのであまり読まないようにしていたけど、「ちょっとだけよ~」状態で覗き見。
・・・まずいね、これ。非常にまずい。
中学生のときに好きだった先生がいて、主に彼のことが書かれているのだが、
「廊下ですれ違ったときに目が合った」
とか書いてあるわけ。
きっと、恐らく、見てねぇし。
と、突っ込みどころ満載なのである。

放課後、合唱コンクールの練習を、先生が受け持つクラスは屋上でやっていて、私が中庭から手を振ったら先生は私をじっと見ていた、とか。

変な子だと思われていたんだと思うよ?恥ずかしいからヤメレ、と当時の自分に言ってあげたい。



課題曲は「夢の世界を」だった。


メロディラインが美しい。
歌詞もシンプルで広がりを感じる。


先生には本当に感謝している。
当時先生のことを好きすぎて、あの頃はたぶん人生で一番勉強したかもしれぬ。
2年の1学期に半分未満しか取れなかった英語のテスト。
学年末テストで98点を取って嬉しかったことなどは冥土の土産ランキング1位にしてもいい。
あんなに人のことをピュアに思うことって、もうないかもしれない。

あと驚いたのが、日記にお年玉の金額まで克明に書かれているとこである。
○○家 5,000円
△△家 3,000円
など。

ああ、私も来年の正月には甥っ子にお年玉を上げるんだなぁと目を細める。

一休み。
セブンイレブンで買ったソフトクリームが牧場で売られているアイスクリームのように濃くて美味しかった。



実家の蓮の花が咲いているもよう。
早起きが苦手な私には縁遠い花である。
夢のような咲きっぷり。 
先月お邪魔したベトナムの国花でもある。






育てるのは大変だけど、こんなに綺麗なのだから来年も咲かせようと母。
来年は見てみたいなあ。夢のような花を。



だいぶ片付いた。すっきり。
明日はお出かけしましょう。