中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

携帯電話の機能

2008-06-11 08:43:09 | 身辺雑記
 近頃の携帯電話は非常に多機能になっているようだ。メールやカメラの機能はもちろん、私には分からない機能が多く付いているらしい。東京の秋葉原で起きた無差別殺人事件でも、私が知らなかった使い方があることが記事になっていた。

 犯人の逮捕・連行の様子を多くの野次馬が見守り、逮捕現場で写真を撮った男性の周りには携帯電話を差し出してコピーを求める人だかりができたらしい。この記事を書いた記者自身が、通行人の女性から現場写真を赤外線受信という機能でコピーしたようだが、この女性も逮捕現場にいた面識のない別の女性からコピーしたのだそうだ。事件の現場には野次馬は付き物だが、携帯の発達した時代には野次馬も様変わりしたものだ。新聞記者が駆けつけるのは事件発生の知らせが入った後だから、逮捕・連行の場面などは偶然に恵まれない限り撮ることはできないだろう。そういう意味では報道写真としての値打ちはあるのかも知れないが、撮影したりコピーしたりした者は「お宝」写真でも手に入れたような気持ちなのかも知れない。

 このような話を聞くと、今どきの携帯機能としては赤外線受信など常識のことなのだろうが、そのようことに疎い私は初めて知ったことだ。遅れていると笑われそうだが、何しろ数年前に買った私の携帯は普通の通話にしか使っていない。メールの機能はあるが登録していないし、カメラ機能も買った当初に試しただけで、その後はまったく使っていない。今の携帯のカメラの画素はかなり高くて普通のデジカメに匹敵するらしいが、デジカメは持っているので魅力を感じることはない。要するに話ができればいいと思っている。時代遅れのひねくれ者なのだろうか。

 携帯に限らず、近頃の機器には付加価値をつけることが多いようだが、その機器本来の機能が良ければそれでいいのではないか。いろいろな機能が付き解説書の厚みが増して、かえって使いにくいこともあるだろう。それにすべての機能を使いこなすことも少ないのではないか。さまざまな機器の発達は大したものだとは思うが、Simple is best ということもあるのだ。