兵庫県では7月1日から、自転車に乗りながら携帯電話を使ったり、ヘッドホンをつけて大音量の音楽を聴くことを禁止し、違反者には罰金5万円以下を課すことを決めた。
要するに注意が散漫になって交通事故を起こすことを防止しようとするものだが、実際自転車の事故と言ってもバカにはできないので、兵庫県では昨年自転車が直接の当事者となった人身事故は8,400件にのぼり、巻き添えになったケースも含めて自転車利用者の死者は34人、負傷者は8,454人だったのだそうだ。
今回の県の決定では、ハンズフリーなどを使って携帯電話を手で扱わない場合や、大音量の音楽を聴く場合でもヘッドホンをつけなければ取り締まりの対象にならないようだから、自転車利用者自身の人身事故を防ぐことが主な目的なのだろうが、もちろん歩行者が被害者になることも想定したものだろう。私もかつてそばをかなりのスピードで通り抜けた自転車を運転していたのが、携帯で話しながらの女性だったことを経験したし、他にもそういう姿を見かけたことがある。もちろん片手運転だからやはり歩行者として危険を感じる。喫茶店でも見かけることなのだが、携帯電話というものはどうものめりこませるものがあるようで、だらだらと長話をしていることが多い。自転車に乗る前から話していて、乗ってからも続けるのだろう。
ヘッドホンをつけて自転車を運転しているのは見たことがないが、これもかなりあるのではないか。とくに戸外で聴いていると大音量も快く感じられるのかも知れないが、おそらく車のクラクションなどは聞こえないだろう。ヘッドホンをつけて音楽に聞き入っている若者の姿は車内でも見かけるが、比較的小さい音でも引き込まれるようだから、大音響ともなると忘我の境地に入ってしまうものなのかも知れない。
最近は何かしら行動にけじめをつける考えが希薄になっているように思える。女性の車内での化粧や、高校生が所かまわず地面に座り込むこと、車内でもやたらに飲食することなどはその最たるもののように思うが、携帯で話すにしてもヘッドホンで聴くにしても、時と場合というものを考えるべきで、他人の存在が見えなくなる自分本位の行動は見苦しいものだ。
要するに注意が散漫になって交通事故を起こすことを防止しようとするものだが、実際自転車の事故と言ってもバカにはできないので、兵庫県では昨年自転車が直接の当事者となった人身事故は8,400件にのぼり、巻き添えになったケースも含めて自転車利用者の死者は34人、負傷者は8,454人だったのだそうだ。
今回の県の決定では、ハンズフリーなどを使って携帯電話を手で扱わない場合や、大音量の音楽を聴く場合でもヘッドホンをつけなければ取り締まりの対象にならないようだから、自転車利用者自身の人身事故を防ぐことが主な目的なのだろうが、もちろん歩行者が被害者になることも想定したものだろう。私もかつてそばをかなりのスピードで通り抜けた自転車を運転していたのが、携帯で話しながらの女性だったことを経験したし、他にもそういう姿を見かけたことがある。もちろん片手運転だからやはり歩行者として危険を感じる。喫茶店でも見かけることなのだが、携帯電話というものはどうものめりこませるものがあるようで、だらだらと長話をしていることが多い。自転車に乗る前から話していて、乗ってからも続けるのだろう。
ヘッドホンをつけて自転車を運転しているのは見たことがないが、これもかなりあるのではないか。とくに戸外で聴いていると大音量も快く感じられるのかも知れないが、おそらく車のクラクションなどは聞こえないだろう。ヘッドホンをつけて音楽に聞き入っている若者の姿は車内でも見かけるが、比較的小さい音でも引き込まれるようだから、大音響ともなると忘我の境地に入ってしまうものなのかも知れない。
最近は何かしら行動にけじめをつける考えが希薄になっているように思える。女性の車内での化粧や、高校生が所かまわず地面に座り込むこと、車内でもやたらに飲食することなどはその最たるもののように思うが、携帯で話すにしてもヘッドホンで聴くにしても、時と場合というものを考えるべきで、他人の存在が見えなくなる自分本位の行動は見苦しいものだ。