長生きしたからと言って幸せな人生とは限らない。
平均寿命が延びるたびにそう思うようになったのはいつからかなぁ…。
子供の頃は国のお偉いさんの事も信じていたけれど、大人になるにつれてそれもなくなりました。
ありますよねぇ、そういう事。
子供の頃、親が「へたくそだ、へたくそだ」と言っていた歌手がいました。
その時は全くそんな事を思わなかったのですが、大人になって聞くとよく分かる(笑)
逆に、何がそんなにいいのか分からなかった人の歌が、この年になって「いい!」と思える事もあったりして…。
まぁ、そういう“変化”というのは、経験だったり情報を得たりして「大人になった」結果なんでしょうけど。
長生きしたいと思っていた子供時代とは違い、今はもう、お金に悩まないうちにあの世に行きたいなー…と思います。
あ、別に病んでませんのでご心配なく
単純に、老後のお金で悩みたくないというだけです。
そう思っていても、実母も実父も生きているので、きっと長生きするんだろうな…と思います。
実父はおそらく男性の平均寿命を超えていますが生きてます。
実母も、平均寿命まで10歳以上ありますが、多分、越えます(笑)
実母は「子供に迷惑かけたくないから」と健康でいようと気を付けています。
いつ死んでもいいとは言っても、ピンピンコロリのためにウォーキングをしたりヨガやバランスボールに通っているので、元気なんですよね(笑)
しかも、良くも悪くも「良いと言われたことはすぐ実践し、他に良いと言われたことがあれば、すぐそっちを実践する」というやり方。
続ける事で効果があったとしても、その効果が出る前に違う事を試したりするので、思った効果が得られない。
でも、案外それが良かったりするのかもしれません。
ある日、実母の手を見た時、珍しく爪が長かったんです。
昔から短い爪が好きで、ちょっとでも伸びてくると指の先が「なんか気持ち悪い」と言って短く切っていたので不思議に思って聞きました。
すると…。
実母 「爪を短く切ると、指の先だけが太くなるって新聞に載ってたからさ…」
──との事。
いやいや…。
いやいやいや……。
70年以上爪を短く切ってきて、いままで何ともなかったじゃん?
そういう人もいるかもしれないけど、死ぬまでの年数でそうなる可能性ってほぼない事ない?
──と言ったら、「まぁ、それもそうか…」と納得して、今では短い爪になっています。
そんな「良い」と言われたことを色々試し、「悪い」と言われたことはしないようにする実母ですが、更に長生きするだろうなと思うのは「脈拍数」。
以前、寿命の違うゾウもネズミも、一生分の脈拍は同じだというのをテレビで見ました。
それが本当であるのなら、実母はまだまだ生きます(笑)
なにせ、かかりつけの病院なら分かっていますが、初めて行く病院なら「!?」と思われるくらい脈拍数が少ない。
普段でも1分間に40台なんですよね。時には38回とかいう時もあったりして…。
マラソンランナーだとそういうのも普通みたいですが、実母はそんな運動した事もないし。
それですごく驚かれるんですが、今の所、何もせず健康に生きてます(笑)
長生きしたくないと思っている人間ほど長い気はするものですけど、さてさて、私はいつまで生きるんだろう…
──って、もう一度言いますが、病んでませんよ(笑)