──と言っても、動かないのは羽根の方ではなく首関係。
首振り機能は全くダメで、上下の角度も“そっと…”、本当に“そっと…”動かしてやらないと、まるで首の骨が折れたように“ガクン”と下を向いてしまいます。
そんな状態で2年使い続けていたんですが、今年は買い換えよう…という事になり、旦那と二人で新しい扇風機を見に行ってきました。
値段はもちろんの事ですが、まずは“アレ”を確認しようということになり、扇風機の後ろをチェック。
──そう。
メイド・イン・○○、を確認したんです。
端から端まで順番にチェックする二人。
私 「これは?」
旦那 「チャイナ」
私 「これは?」
旦那 「チャイナ」
私 「これは?」
旦那 「タイ」
私 「これは?」
旦那 「チャイナ」
私 「これは?」
旦那 「ふんっ」
──と、手で払いのける。
どうやら、メーカーの名前を見ただけで“チャイナ”だと判定するほどになった模様。
4000円くらいのものが“チャイナ”だというのは納得できても、1万円以上するものまで“チャイナ”だと、買う気も失せてしまいます。
私 「ほんと、日本製ってないでしょう?」
旦那 「ないなー」
私 「ドライヤーの時もそうだったんだって。んで、見るもの見るもの“チャイナ”だと笑えて来るんだけど、し
まいには腹立ってくることない?」
旦那 「おぉ」
──結局、全ての扇風機を確認しましたが、日本製は1個もありませんでした。
仕方ないので、“メイド・イン・タイランド”にしました。理由は簡単。とにかく旦那が“中国製は嫌だ”というからです。
まぁ、私もその意見には賛成なのでいいんですけどね。
また、国産消費に協力という意味でも日本製を買いたいんですが、その日本製がなく、どうせ仕方なく買うのなら、“中国”に貢献するより“タイ”に貢献したほうがずっとマシ…という思いがあったからです。
──んが、しかぁ~しっ
家に帰ってきて、その壊れた扇風機を確認すると…。
なんと、“メイド・イン・タイランド”だった…
しかも、壊れてない方が“メイド・イン・チャイナ”。
う、うぅ…もっと頑張ろうぜ、タイランド…
そんなこんなで買った扇風機がこれ。
正面。
横から。
テレビもそうですが、昔に比べたら薄くなりましたよねぇ。
だってほら、壊れてない方の扇風機ですが、奥行きというか厚さというか、頭の部分が違うでしょ?
ちなみに、壊れた扇風機を会社の工場に持っていった旦那。
どうせ捨てるんだから…と解体し、首振り付近のボルト(だからと言って、見る限り首振りとは関係なさそうな部分)を閉めなおしたら、横の首振りも縦の動きも直ったそうな。
うぉ~い…(呆れたツッコミ)
結局、捨てるはずだった扇風機は工場で働いているらしいです。
そして更に、将来的に買おう(あるいは、買い替えよう)と思っている家電製品を下見。
これもまた、どいつもこいつも“メイド・イン・チャイナ”ばかり。
その中でようやく“日本製”と書いてるのを見つけたのが、“象印”でした。
食洗機で「象印か」と確認後、炊飯ジャーでも「お、これ日本製だ。──で、どこ?」と調べると、それも“象印”。
数秒の間があったのち、
旦那 「象印だな」
私 「象印だ」
──と、同時に象印の素晴らしさを二人で賞賛したのは言うまでもなく。
私 「象印、掃除機は出してないかなー」
──なんて、更に呟いてしまったSugaryでした。