
壁に向かってジッと……。

どうやら、獲物がそこに入り込んだらしいです。
だから、そこに見えたからっていつまでも同じ所にいないんだよ、っていつも言ってるんですけどねぇ…

さて、“でぇく、その④”は一昨日も書いた通り、裁縫編です(既に“でぇく”じゃないのは目を瞑ってくだせぇ)。
基本、家庭的な人間じゃないので、裁縫は好きじゃありません。
──ってか、細かいのが面倒で嫌いなんですけど
故に、縫うときはマチ針なんてものを極力使わず、適当に布を合わせて縫っております。
今回の裁縫は、ベッド周りのお片付け用です。
お風呂上りは暑いけど、扇風機をかけて寝るまでもないような今の時期は、うちわが主流。
そのうちわと、寝る前にちょこちょこと小説を書いているファイルなんかを収納する物が欲しかったんです。
鏡台の足元らへんに、ファイルが立てかけれるような物を作ろうかとも思ったんですが、どうもしっくりこず…。
寝る直前、簡単にしまえる距離や角度を考えた結果、鏡台の椅子の背に袋をぶら下げようという事になりました。
──で、早速100円ショップに行って、ランチョンマットを2枚購入。
それを下図のように裁断し、縫い合わせました。
それがコレ(↓)
ちょっと遠くから見てみると、こんな感じです。
そこに、ファイルとうちわを収納すればオッケーです
ファイル部分を斜めにしたので、入れる時は結構ラクなんですよ。
なかなかいい感じでしょ?
ちなみに、このファイルに見覚えがあるあなたは、ズバリ、お仲間さんですね
ふっふっふ…、実はコレ、中学2年の時の“チャレンジ”に付いていた付録(?)なんですよ。
ルーズリーフだけでなく、バインダーのように止めれる金具も付いていて、更にはペンを収納する所も付いているので、使い勝手がいいんですよね~。
バインダーには今書いている章の簡単なあらすじだったり、登場人物の相関図などを挟みこみ、それを見ながら書けるのでいいんです。
なので、なかなか捨てれません(笑)
本当は、PSPにワードの機能が付いているといいんですけどねぇ。
あ、あとキーボードも(笑)
“でぇく、③”は、私の仕事。
まずは、鏡台の収納場所。
背の高い物が置けるように、扉式の収納場所はこんな感じです。
でも、化粧品のボトルは大抵120ミリリットルのもので、高さからいくとここの半分くらいで十分なんですよね。
前々からこの上の部分のスペースがもったいなくて、どうにかしたかったんです。
そこで、ホームセンターで板を買い、同時にカッティングして貰いました。
L字の金具で止めてあるように見えますが、実際に止めてあるのは背面の板だけ。
最初から両方止めてしまうと、扉が邪魔して入らないからです。
──ってことで、右側の板は倒れないようにL字型の金具で押さえてあるだけです。
そして、天板を乗せれば出来上がり。
ちなみに、左側は扉の磁石部分に乗せてあるだけです。
そこがまた、大雑把なO型の特徴が出た部分ですね(笑)
椅子の所にチラリと見えている青い部分は、“でぇく、④ ~裁縫~”でお見せしま~す
あれから暫く“でぇく”の日々が続いております。
どこかが綺麗に整頓されると、あそこもついでに…と手を出してしまうんですねぇ。
特に、私が(笑)
──で、次に“でぇく”をお願いしたのは、目覚まし時計やテレビのリモコン、ティッシュなどを置く棚。
“でぇく、その②”で想像がついたと思いますが、ベッドのヘッド部分がなくなったので、小物を置く場所が無くなったんですよね。
ベッドの横には鏡台があり、その隙間に小さめのゴミ箱があります。
そのゴミ箱が収まっている隙間は幅17センチ、奥行が22センチほど。こんな所に収まる収納ボックスなんて、当然売ってない。
そこで考えたのが、鏡台の側面に引っ掛けれるような棚の土台(下図)。
大きさ的には私の“でぇく”でもいいのですが、ボンドしか使わない私の“でぇく”では、引っ掛ける部分の強度が保障されません。
なので、素材は金属製の物で、溶接してもらおうと思ったんですよ。
これなら板を乗っけて、棚になるでしょ?
旦那にその旨を伝えたら、早速計測を開始。
旦那 「じゃぁ、ティッシュは、こう…斜めにする?」
私 「え、斜め? 普通に真っ直ぐでいいよ」
旦那 「えぇ~、それじゃぁ、芸がないじゃん」
私 「芸って……。じゃぁ、いっそのこと、横に立てたら?」
旦那 「…………嫌だ」
私 「あっそ…」
自分が手がけるものは、少し凝ったものにしないと気が済まないらしい。
まったく…
そんな事で、珍しく方眼用紙みたいなものに図面を描き始めました。
図面を描くのなんて、バイクのパーツを作るとき以外、見た事ありません(笑)
仕事ではよく描いているみたいですが、それは仕事ですし、図面を描かないと実際には作れないような複雑なものだからだろうと思っていたら……。
旦那 「仕事の図面の方が簡単だわ」
──と言う。
大きさ的には、メモ程度の手書き図面で全然できると思ってたら、どうやら、こっちの方が面倒らしいのだ。
私が作る“でぇく”の作品は、全てメモ書き程度の図面。
しかも、その多くは作りながら計って、計りながら作っていく“適当”なものばかり。
もしこの棚の土台を私が作るとしたら、間違いなく、計りながら木を切って作っていきます。
そして図面を完成し、週明けの月曜日に仕事場に持っていった旦那。
その日に作ってくるのかと思ったら、作業をしたのはバイク弄り
帰ってきた旦那に尋ねたら、
旦那 「それがよ…図面がないのさ」
──と首を傾げた。
私 「財布に挟んであったから、間違いなく持っていったはずだよ」
旦那 「だよなぁ。じゃぁ、会社にあるのかな…? ま、もう1回明日探してみるわ」
──と、翌日会社に行きましたが、
旦那 「やっぱ、ない…」
──と、凹んで帰ってきました。
あらら、あんなに一生懸命描いたのにねぇ…。
家の中も鞄の中も、はたまた作業着のポケットの中に入れたまま洗濯してしまったのか…と探しましたが、全く持って、その欠片すら見当たらない。
仕方がないので、今度はメモ書き程度で図面を作成。
出来上がった図面を見せてもらって驚いたのは、私が思っている形と違うこと。
私は上の段にティッシュを置いて、すぐ手の届く高さの下の段に目覚まし時計を置くつもりだったのですが、旦那が描いた図形は、全くその逆でした。
変更なら今のうちだ…と、その旨を伝え修正してもらいました。
そして翌日、ようやく制作に取りかかったらしいのですが…。
旦那 「難しいわ…」
私 「そう?」
旦那 「鉄が薄いもんだから、溶接が難しい。やってはみたけど、綺麗じゃないんだよな
ぁ…」
──と、どうも自分の納得するようなものが出来上がらないらしい。
その後、引っ掛ける部分の所だけ薄い鉄で、あとは少々厚くてもいいんだけど…と妥協点を提供するが、納得しない…。
だったら…と、翌日私も考えましたよ。
トイレの収納ボックスなら、なんとかその隙間に入るものがあるかも…と通販雑誌をいくつか見ました。
でも、やっぱりというべきか、ないんですよね。
じゃぁ、仕方がないじゃないか。
ないなら作れ…ってことで、ここはゴミ箱と一体型になった収納ボックスを作ったらどうだ、と旦那に提案。
すると、意外や意外。
旦那 「おぉ~。その手があったか」
──と手をポンと叩く。
え…、それでいいんすか…?
収納ボックスの方が大変だろうと思ったのに、即決されましたよ
そんなこんなで、今度は大まかな形の収納ボックスの図を手渡すと、さっそくパーツごとの作図をしていました。
ちなみに、予定の収納ボックスはこんな感じ(下図)。
木の材料を買うのにちょいと時間は掛かりますが、地道に作っていくようです。
また出来上がったらアップしましますが、その前に私の“でぇく、その③・④・⑤”をアップしていきたいと思います
──で、そんなことがあった矢先の事。
旦那の友達が京都に遊びに行っていたらしく、電話が掛かってきました。
友達 「Tさん(旦那の名前)、お土産何がいい?」
旦那 「抹茶プリン」
友達 「抹茶プリンって…色々あるけど…」
旦那 「高速で帰ってくるんだろ? だったら、○○のSAに入ればあるわ」
友達 「ん、分かったぁ」
──と電話を切ったものの、実際には別のSAに入ったらしく、買ってきたのは別の抹茶プリン。ま、それはいいんですが、それと共にもうひとつお土産が入ってました。それは、京都名物“生八橋”。
私はニッキやシナモンはあまり好きじゃありません。
別に、絶対食べないというのではありませんが、好んで食べたいとは思わないんですよね。
なので、ニッキやシナモンが大好きな旦那に、
私 「これは、おにーさん用だね」
──と任せました。
が、包装紙から取り出した“生八橋”は普通の“生八橋”じゃありませんでした。
なんと、“チョコ八橋”
私 「おにーさん、これ、チョコだって」
旦那 「あぁ~、そういや言っとったな。“普通の八橋じゃ芸がないと思って、チョコにし
た。それなら奥さんも食べれるよね?”って」
私 「…うっ、アイツもかっ」
黒ゴマ・白ゴマの八橋は美味しかったんですが、チョコはどうかな…と食べてみたら…。
なんで、バナナの味がフワッとするんだろ…?
私の事まで考えて買ってきてくれた“チョコ八橋”でしたが、ニッキの味の代わりに何故か、あまり好きではないバナナの味がしたので、2/3くらいは旦那にプレゼントしました(笑)
でも、1/3は食べたので、許してね