久しぶりに高遠城址公園にある「信州高遠美術館」へ行ってきました。毎年シリーズで企画されている信州ミュージアム・ネットワークが選んだ作家たちということで企画展「シンビズム5」が開かれていました。行く途中で見かけた雲に注目でした。
こちらは中央アルプス…冠雪の素敵な山姿でした。
高遠(旧高遠町、現伊那市高遠)は高遠城の城下町です。この高遠城址公園は桜の名所として有名です。この時期は街中も静かでした。よく見たら電線がありません…
高遠城址公園の下を通る道は国道152号線です。左に行けば杖突峠を経て茅野へ右に行けば大鹿村を経てその先、浜松まで行きます。
「信州高遠美術館」に着きました。城址公園のはずれの高台に建っています。
到着したのは10時過ぎでしたが、日陰の場所にはまだ霜が降りたままでした。遠くに中央アルプスが見える場所です。
ここで開かれていた企画展のポスターです。3人の作家さんの作品が展示されていました。
「丸山晋一」さんの作品は写真です。肉眼では捉えにくいものも写真の中に取り込まれていて注目でした。
「持田敦子」さんはインスタレーション作品を発表されています。大掛かりなものが多いので、ここではその作品の写真が展示されていました。一昨年の「北アルプス国際芸術祭」で作品に出会って注目していました。その作品がこちらです。
「津金多朗」さんは絵画の平面的表現とやきものの立体的表現を通して作品を作られています。
市民ギャラリーでは「久保村厚」さんの写真展が開かれていました。この展示室は外に開かれたとても素敵なスペースです。
この美術館のロビーも素敵な空間になっているのですが、そこに「持田敦子」さんのインスタレーション作品が出現していました。屋内から屋外へ続いているようなこの足場のような作品はなかなか面白かったです。
この作品、希望者は軍手を着用して乗ることが出来るというので、私も試させてもらいました。特に屋外では崖の上に突き出ていて先端まで行くのはドキドキ緊張しましたが貴重な体験をさせてもらいました。
県内の学芸員さんたちが選んだ作家さんたちの作品…どれも注目して見てきました。この後、高遠城址公園を散策し、建福寺を訪ねましたので続きます…