ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

諏訪市美術館の学校連携展

2024-12-08 | ミュージアム

美術館巡りが続きます。「諏訪市美術館」では毎年「学校連携展」を実施していて、今年度の企画は「豊田小学校+矢島与萌(やじまともえ) 路傍のかゃみぎゃみ~今わたしのそばに~」のテーマでした。この日、「矢島与萌」さんのギャラリートークがあるというので出かけました。「矢島与萌」さんは岡谷市出身の陶芸作家さんです。今は岐阜県多治見市で教鞭をとりながら作陶をされておられます。この日は小学生と共に取り組んだ作品作りについてお話しいただきました。

          

          

          

 

矢島さんは諏訪地方では身近な存在としてある「道祖神」を取り上げて、子どもたちのよりどころとなる道祖神づくりをサポートされました。「神々」と言うほど仰々しくなく「かゃみぎゃみ」という言い方でも許してくれそうな、自分ならではの道祖神を子どもたちは作り上げていました。子どもたちの作品はたくさんあったのですが、写真はこれだけ…中心にあるのは矢島さんの作品です。

     

 

矢島さんは、絵を描くような感覚で陶芸に取り組んでおられるそうです。様々な道祖神の作品が展示されていました。

     

     

     

 

「諏訪市美術館」は昭和3年に建てられた「片倉館」の付属施設を使っています。昭和31年に片倉組より建物が寄贈され、美術館として開館しました。県内初の公立美術館、国内でも5番目にできた公立美術館だそうです。古い建物が生かされた雰囲気ある美術館です。

     

     

     

     

 

こちらは階段と1階の展示室…柱や天井は「片倉館」と同じような作りになっています。レトロな雰囲気の中での作品鑑賞も良いものです。

     

     

 

こちらがその外観です。「片倉館(国の重要文化財)」と相まってこの建物は国の登録有形文化財になっています。

     

 

この日、「片倉館」周辺はマルシェが開かれていて賑わっていました。良い天気で名残の紅葉もきれいでした。

     

     

 

子どもたちの思いのこもった陶器の道祖神たちにも感動でしたし、矢島さんの作陶への思いもお聞きしたうえで作品を鑑賞でき、胸打たれるものがありました。お父様と仕事繋がりがあったのと、ご両親の今やっておられる古民家カフェ「指北庵」(「ふるカフェ系 ハルさんの休日」でも取り上げられました)にも何度も行ったので、ご縁があったことのお話も出来、とって良い美術館での一時でした…

    

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
takeさんへ (タッジーマッジー)
2024-12-10 21:06:08
こんばんは。
本当に寒くなりました。
一昨日は朝起きたら一面うっすら雪化粧でした!
本格的な冬の始まりですね。

毎年この美術館では学校連携展をしていて、
小、中、高の生徒さん達と作家さんとのコラボが注目です。
今年の小学3年生の作品、道祖神は
こどもたちの思いが込められた作品になっていて、
それぞれ微笑ましい作品ばかりでした。

本当に子どもたちの発想は自由!
でも大人は思いめぐらすことが多いかもしれませんね。
今日は陶芸教室の窯出しの日だったのですね。
それは楽しみだったことでしょう!
ぜひ出来上がった作品を見せていただきたいです!
ご夫婦で参加でしたか?旦那様の作品もお目にかかりたいです!

豊田小学校は通り道にある小学校ですね。
その向かいにある豊田公民館に陶芸釜があって、
そこでこども達の作品を焼いたそうです。

諏訪市美術館は元片倉館の付属施設…資料館だったそうです。
たしかに千人風呂(公衆浴場?)のある建物のようですね。
もうtakeさんにとって片倉館は馴染みの場所になっていますね。
美術館は小さいですが、内部の柱や天井、階段の雰囲気は
片倉館に似ているのではないかと思います。
片倉館前の小さな庭では時々マルシェが開かれているようです。
大抵朝方に開かれているので出かけたことは無かったのですが、
この日は週末とあって賑やかな雰囲気でした…

この作家さんのことは次女に聞いてビックリでした。
指北庵というカフェの2階がギャラリーになっていて、
そこを覗くのも楽しみな場所だったのですが、
ここでその娘さんに出会えるとは…
矢島さんもその出会いを喜んでくださって嬉しかったです。

追伸をご丁寧にありがとうござました。
takeさん、お忙しいですね。
そんな中、コメントいただいて感謝です!
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みさと64さんへ (タッジーマッジー)
2024-12-10 21:02:15
こんばんは。
私もこの作家さんは今まで知りませんでした。
ご両親が営む「指北庵」には何度も行ったのですが…
娘さんが陶芸家だということは我が家の次女からの情報でした!
へ~そうだったのかと知って早速ギャラリートークに出かけ、
時間を見つけてお話ししました!
いつもは引っ込み思案で人見知りの私ですが(本当です!)
何か知りたいことがあると突き進んでしまう変な私です(笑)
今度、指北庵に行ったらご両親に娘さんの展覧会の話ができると
これはまた楽しみが増えました…

この方の作品はみさとさんが感じられたように
可愛らしくて何だかホッコリする作品が多かったです。
お話も優しさあふれる子どもたちへの眼差しを感じ、
一緒に取り組んだ子供たちの息吹も感じられる内容でした。
お話を聞いて作品を鑑賞すのもまた良いものでした。

片倉館は馴染みの場所でしょうが、最近はご無沙汰でしょうか、
なかなか実家へ行く機会も少ないのですね。
私はもう実家がありませんし、兄弟もいないので
行くといったら夫の実家ばかりです(笑)
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すみません (take)
2024-12-10 12:33:50
「おはようございます」なんて寝ぼけた出だしで・・

今朝の書きかけコメントに続けていました。

出かける前にちょっと送信してしまおうと読み返すことなく送信ボタンを押してしまいました。

いつも こんなんですみません。
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諏訪市美術館 (take)
2024-12-10 12:31:53
おはようございます!
めっきり寒くなりました。

諏訪湖博物館での「学校連携展」ですか。
それいはいいですね。
「・・・・・路傍のかゃみぎゃみ~今わたしのそばに~」
小学三年生の作品は それぞれに「かゃみぎゃみ」・・
なになに「バレーが・・」「ONE PIECE?」わかわいらしいの、ありで楽しいこと。

私は公民館の陶芸教室で何を作ろうか思い浮かばず・・適当に粘土細工して 今年も終わりました。
本日 窯出し・・釉薬の力を借りての作陶です。
来年はこの企画展を参考にして 思い悩むことなく自由に作ってみようと思います。

そうそう「豊田小学校」って私の松本への通り道ですね。
なんだか親近感がわきます。
「諏訪市美術館」は私が「千人風呂」があると間違えて入りそうになったところ。
ちょっと温泉があるようにも思えませんか。
片倉館には結局何回か行きましたが(女子会では案内して「褒められました」)
 
「諏訪市美術館」の内部って
柱や天井は「片倉館」と同じような作りになっているのですかぁ。
興味津々。

紅葉が・・片倉館前、その左の紅葉を見た記憶・・
マルシェ、テントの向こうです。
あれはいつのことだったか‥記憶違いかもしれません。
確認してよかった。あれは紅葉ではなく赤い実がついていたのでした。
きっと紅葉もきれいなことと・・。

タッジーマッジーさんは この矢島さんとの繋がりがあったのですね。
作家さんとのお話はまた興味津々。とてもいい時間を過ごされたnことでしょう。

さ、窯出しに行ってきま~す。
返信する
Unknown (みさと64)
2024-12-10 11:13:19
こんにちは。
矢島与萌さんというお名前も初めてですが、
可愛らしい作品を作られる方なのですね・・・
眺めていると、なんだかほっこりするような作品です。
トークも楽しかったでしょうね♪

山岳博物館や池田町などの蝶の展示会は、
たまに出かけていたのですが、
いつもご本人のトークがある日を避けて、
こっそり(?)出かけていました(笑)
そんな人見知り(?)のわたしと違って、
タッジーマッジーさんはいつも積極的に参加されて、
臆せずにご本人とのお話もされているところがすごいです!
それだけ真剣に興味を持たれている証拠ですね。
そんなタッジーマッジーさんの姿勢に、いつも感服です。
心の財産がどんどん貯まりますね♪

片倉館の外観を拝見しただけでも懐かしいです〜
ここ数年、そちら方面には行ってないのでね。
茅野へはたまに出かけますが、実家の富士見までは行かず、
主人実家の岡谷も通過で、両実家には不義理ばかりです(笑)
返信する
ran1005さんへ (タッジーマッジー)
2024-12-09 23:30:44
諏訪市美術館はranさんのお宅から近いのですね。
いつも地元施設の情報はキャッチしているつもりですが、
なかなか都合よく出かけることが出来ません。
それでも今回は気になった作家さんで
都合をつけて出かけて行きました。

美術館の催事に関わられていたのですね。
それは美術館の内部もよくご存じのことでしょう。
この建物は片倉館の付属施設でしたから
そこかしこ片倉館と同じような造りになっていて注目です。

ここでは季節ごとにあるいは何か特別な時に
いろんなイベントが開かれているようですね。
ちょっとしたお店がいくつも並んでいて賑やかでした。
朝市では新鮮な野菜が並ぶのでしょう!
それもまた注目ですね。
返信する
諏訪市美術館 (ran1005)
2024-12-09 19:47:26
諏訪市美術館で学校連携の作陶展が開催されたのですか?
本当に至近ですのに・・・
かなり以前に地元の新聞を止めてから、街の出来事は殆ど判りません。
諏訪市内にルネッサンスと言うグループが在って、
美術関係一般の催事に関わっていた時期も在ったのですが・・・
もう、お役に立てなくなって引退させて頂いて久しいです。
久しぶりに館内の様子を拝見出来て懐かしいです。
マルシェは、朝市に偶然出会って沢山のトマトを買い占めた事がありますヨ。(笑)
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おちゃさんへ (タッジーマッジー)
2024-12-08 23:47:35
この作家さんは高校の専攻科で陶芸を教えているそうです。
美術の先生が作家さんというパターンはありますね。
学校の先生はその仕事も大変でしょうから、
両立されるのはなかなか厳しいものがあることでしょう。

片倉館までは8㎞ほど、15分もあれば行けます!
このくらいのところが何よりです(笑)
諏訪湖のまわりにはいくつか美術館があるので、
これからは地元も楽しもうと思います…

土をこねて形作って、その後に釉薬をかけて焼くのですが、
釉薬をかける時にいろいろ工夫されていて、
水晶やサンゴのような作品も出来るようです。
素敵な表情の作品があって見入りました。

今回は小学3年生が対象だったそうで、
子どもたちの作っている写真も見ましたが
とても楽しそうに生き生きと取り組んでいる様子でした。
時が戻れば私もそんな体験をしてみたいものです…
返信する
Unknown (おちゃ)
2024-12-08 19:00:39
陶芸家が学校の美術の先生を兼ねる。
そのパターンはありそうですね。
我が家の近所にもガラス作家がおられて
中学校の美術の先生をなさっています。
でも学校の先生を兼ねると、そっちの仕事が
大変になるらしいですよ。

片倉館は周辺はお近くですね。
長野市や松本市まで出かけなくも美術鑑賞が
できてよろしかったですね(笑)。

作品の道祖神、いかにも陶芸であることがわかる
ものもありますが、白っぽく、どこか
水晶やサンゴみたいなところもある作品も
入っています。とても美しいです。

学校の生徒さんも楽しんでおられるのでしょうね。
私も半世紀ちょっと戻って、そんなのを
体験したいです。
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