豪刀「サムライ」試し切り

この冬の大雪は重くてたくさんの木や竹が折れ

天女さんちのスモモの大木が根元からひっくり返りました。

その横の斜面の上にはえている雑木の巨木は幹が斜面にはみ出しているばかりか

枝は全て斜面側に伸びている為、

今年の大雪で倒れなかったのが不思議なくらいです。

数年前から、錆鉄人はこの巨木が倒れたら下のWさんの家を壊しかねないと危惧し

何とか切り倒さなくてはと思っていたのでした。

 

ちなみに白山神社の斜面にケヤキの巨木が生えているのですが、

落ち葉がひどいと下の家から苦情があって

氏子総代が森林組合に伐採の見積もりを取ったら100万円だったとか！

クレーン車が傍まで行けないので50トンだか100トンクレーンで吊り下げるとか･･･

金無し錆鉄人にはそんなお金を出せないので、自分で何とかするしかありません。

 

方法は･･･

木に上って上のほうを切断してから根元を切れば、

Wさんの上には被害なく切り倒せるという事は間違いありません。

上のほうといっても･･･十数メートル上っても幹の太さは30cm位ありそうです。

それを切ったら下の枝に当たり、衝撃でその木が根元から倒れる可能性があり

そうすると、伐っていた錆鉄人は真っ逆さまに落ちるという事になります。

 

従って、長く伸びている太い枝を伐ってから、幹の上部を伐る必要があり、

この枝を伐る為にバッテリーチェンソーを買ったのですが切れ味が悪く、

しからずんばという事で、切れ味が良いという「手動」ノコギリ「サムライ」を買ったのでありましたが、

本日、いよいよ枝切りに着手しました。

 

2間バシゴ（3.6m）を持って行き、

数年前に伐ってもらった杉の木が斜面に引っ掛かっているのを利用してハシゴを立て･･･

 

 

木の裏側の一番下の枝を伐るのですが、その前に横にある邪魔な木を伐りました。

 

 

それから直径20cm以上ありそうなうな枝を伐り落しました。

 

切り口

 

落果した枝が梅の木に覆いかぶさっているので枝の処理をしました。

 

 

次にハシゴを設置しなおして、下から見て右側に伸びていた枝を伐り落します。

 

 

ハシゴは不安定な曲がった木の根元にかけるしかなかったので、その部分をロープで固定しました。

 

そして切断しました。

 

この高度感！

 

 

落ちたらターミネーターでも一巻の終わりです。

 

一応、安全帯をハシゴに掛けて作業をしましたが、

 

ハシゴが倒れても斜面の下には落ちないように、ハシゴの上部を右側の木に固定しています。

 

 

という事で艱難辛苦の上に枝2本を切り落としましたが、

 

錆鉄人は疲労困憊、しかも右手の肘から手首にかけて全然力がはいらなくなってしまいました。

 

（理由は手首を曲げて伐るしかなかった為に無理が掛かったからと思われます。）

 

　　　　枝2本伐るに過ぎざる事をもて大疲労せし我が体力

　　　　　　　　　　　　　　錆　啄木

（本歌）

人ひとり得るに過ぎざる事をもて大願とせし若きあやまち

　　　　　　　　　　　　　　石川啄木

 

という事で･･･

本日のトレーニングは中止にして、今年初めて「お外バーベキュー」をしました！

 

 

　　　　ひさかたの光のどけき春の日にしずこころなく麦酒飲むらむ

 

　　　　　　　　　　　　　　錆　友則

 

前に書いたような･･･