体調を考えて、「 世界選手権を欠場する 」 との発表がありました。
折しも、私が大学病院で検査を受けてきた後に、聞いたニュースで、
その結論が英断であることを ( 心から ) 願います。
今は、現状を甘受し、真摯に対峙し、自分の人生全体に焦点をあて、
今後のことを熟考して欲しいです。
「これからの時間 」 の方が 悠に長く、濃密で、可能性が広がることが
あるかもしれません。
そのために、礎をつくり、裾野を広げるために、次の英断を重ねて
人生設計をしていってほしいと感じています。
焦る必要はなく、可能な限り 熟考して、慎重に考えて欲しいものです。
此処に至るまでの時間は 決して平坦ではなかったけれど・・・だからこそ、
得られる未来があると思いますので、決して人生のピークが今ではなく、
未来にあるように、ご自身で 今後のライフプランを設計してください。
競技生活を続けるもよし、新しい道を模索するもよし・・・。
あるいは、次の段階のために競技生活を続け、その経緯を利用するもよし・・・。
最近、高橋選手の涙を見ることが多いですが・・・
人としては、タガが外れて、“ 人間そのもの ” が現出している予兆で、
決して悪いことではないと、私は思っています。
男が泣いてはいけない ・・・ と育てられた世代は、泣けないがために
心の奥底に複雑な憶いを、無理やり 押し込めてしまう人がいます。
その先にあるのは、屈折した感情であり、“ 昇華できていない過去 ” が
蔓延っているだけです。
また、本当に、心根がピュアではないと、涙はでないものだし ・・・
自然な笑顔も出ないのが当然のことであり、そういう人のケースは、
自己が 自分自身を( 心底 ) 認めていない証拠かもしれません・・・。
そんなタイプのスケーターの演技には、心が打たれることはないと思います。
人は、年齢に関係なく、その人自身を感じ取ります。
無防備な心や、「印象」は、なぜか伝わっていくものだと思います。
正直に生きること は、先を考えると・・・非常に大切なことだ と・・・
心から思います。
その一旦には、感情表現もまた、
嘘をつかないこと が 人間形成にも
影響を与えるものなので、芸術表現にも つながっていく要素だと思います。
今後の人生に、幸多からんことを 願います。
知人宅の夕食会の際に、たまたま目にして、撮影しました!
「 輝け ! 」 ですってョ!