“ 親知らず ” の 驚異!

2014年06月18日 | 自分 -
民間の歯科医院で言われていた言葉 ・・・
「いやぁ~、この親知らずは、ちょっと、う~ん、そうですねぇ」
「どうなんですかぁ?」
「そうですねぇ」
「う~ん、ちょっと、デカイですねぇ」
「大学病院へ行かれて、抜歯したほうが・・・」

これまで、こんな “ やりとり ” を 何度 しただろう。



数年前も、飯田橋の大学病院で 口腔外科に紹介された時点で、
スケジュールの関係で 先に進むことが厳しくなって・・・。
またもやの放置状態だった。



今の私の「親知らず」は、しっかりと はえ揃って、かなり
明確に 主張している。
手前の奥歯と ぴったりとくっついてしまっており・・・
まるでデカイ双子石のようになってしまっているらしい。
デカイ というのは、私が手鏡で見てもわかる。
頑固そうな歯だし、これまで苦しませてくれた痛みの結晶だ。

今日の大学病院の歯科治療医の結論としては・・・
大きい親知らずは 生えきってしまったことで、悪さはしない。
しかし、今、抜歯をすると、神経どころか、骨までもが 密着して
奥歯と くっついているので、骨を削ることになり・・・
すると 「 くっついていた奥歯の骨の箇所が復活しない可能性 」 が
あって、そのことによる今後のリスクは 大きいかもしれない。

要は、抜歯せず、残して、親知らずの単体治療をするべきではないか・・・
という提案だった。

歯科医によって、診断も判断も違う。

私は、聞いた。
「先生の歯が、このような状況 ( 状態 ) だったとしたら、
 どのような決断をしますか? 先生の場合だったら? 」
「僕だったら、抜歯はしませんねぇ 」
「そうですか・・・ 」



放置して、痛みに耐え続けた数十年 が、私の親知らずを育て、
もうこの時点では 生涯を共に歩む方がイイ との判断に導くようになった。
不思議なものだ。
常に、私の 「 目の上のたんこぶ 」 だった 「親知らず」 という歯が、
違う意味合いと 存在感を示している。

あさってにも、また検査をして、慎重な私は・・・
時間をかけて、最終的な結論を だそうとしている。



顎の骨を削るリスクというのは、あまりにも大きい。
過去にも、口が開かないぐらい ( 一週間も ) 腫れが取れなかったり、
痛くて食事ができなかったり ( 流動食を10日間も食べたり )
夜中に救急車で運ばれる友人もいたから、正直ちょっとばかり怖い。

将来、その骨の場所に、歯周病や骨の病気(炎症ほか)が起こる
可能性を考えると、「 デカイ歯一本 」 という意識にはならないからー。
これから慎重に考えようと思う。
他人は違っても、私の親知らずは・・・こうなんだから・・・。