教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

江の島を歩く

2014年04月20日 | 散歩

晴れた日。母に公園でも行く?と聞くと
「コッキング苑には何が咲いているのかしら」というのでびっくり。
「やっぱり海が好きなんだ~」と思いつつ車で江の島へ行きました。


車は前回も停めた収容台数の多い湘南港臨港道路付属駐車場へ。
平日の午前中だったためかその他の場所もまったく空いていました。
今度は立体に改築されたばかりの江の島なぎさ駐車場にしよう、
などど話しながら約5~6分歩いて青銅の鳥居前へ。

古いお店に陳列してある貝殻をじっくり見ながら弁才天仲見世通を
歩くと結構楽しい♪昔からある味わい深いお店は激減し、そこには
今風の飲食店が入っていました。


エスカーにのってスイ~っと上へ。


凛とした佇まいの八坂神社。


近くには今まで歩いてきた通りと江の島弁天橋が見下ろせる所が
ありました。

エスカーは3区あり上りのみ。のぼりきったところに
サムエル・コッキング苑があります。
島を歩き出して早々お腹が空いていた母。仲見世通りの昔ながらの
お店のラーメンや親子丼に反応していたのですが・・


コッキング苑を右に見ながら少し下りたところにある食堂で
結局シラス丼をいただきました。久々に美味しかった~♪

食堂でこの先の岩屋は老朽化による工事がおこなわれていて
閉まっていると教えていただきました。風が強く船も出ていない
そうで、奥へは行かずコッキング苑へ行きました。


展望台は下から見上げるだけ。
周りのお花はネモフィラやデージー、マーガレットなどが見頃でした。
この時はワッフルのお店が空いていてフレンチトーストのお店が
混んでいるように見えました。次回はワッフルを食べることにして


タコせんべいのお店の隣でソフトクリームを。
風に吹かれて寒かった~・・。


帰り道見たヨットハーバーに海。
母は以前父とあの辺を歩いたそうで、江の島には楽しい思い出が
つまっているようでした。
池の亀を観察しお土産を買って満足満腹の散歩は4時間で終わりました。


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4月四回目の教室

2014年04月19日 | 教室風景

4月四回目の教室日は朝から冷たい雨が降りつづいて
ひと月前に戻ったような冷え込みでした。


すぐ固まってしまう膠に冬の寒さを思い出しつつ
辺りに響くコジュケイとウグイスの歌声に春を感じながらの制作です。 


うなりながら、お話しながら。夢中で描いていると
あっというまに時間がたってしまいます。


森は優しい緑いろで満ちていました。

時折スイカのような香りがしましたが木の花のものでしょうか。


ヤエザクラはほぼ満開
近くでシュレーゲルアオガエルが鳴いていました♪


ニワトコの実はしずくをたたえ


コクサギの雌花もみずみずしい♪なんだか美味しそうです。

片づけ中、「机の上にクモがいるよ~」
Aさんが教えてくれました。

可愛らしく眼の上の朱色がおしゃれなヨスジハエトリでした!
白いポンポンを持っているように見えます♪
あまりの冷え込みに室内へ避難していたのかもしれませんね。

久しぶりの雨で森は喜んでいるように感じられました。




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Nさんの新作日本画

2014年04月18日 | 教室風景

Nさんは躍動する薔薇の花を描かれました。


「薔薇の園」  日本画  F6

全面に広がる緑は人の入らぬ鬱蒼とした秘密の花園を思わせます。
柔らかな色の花びらは浮いているようにもとけこんでいるようにも見え
真っ赤な薔薇と黒々とした葉とともに夢の中を漂っているかのようです。
鮮烈な薔薇の色にドキリとさせられる濃厚で神秘的な作品です。

近づいてみました。


デッサンした薔薇を配置して作品にすると決めた当初は仕上がりの
イメージは霧の中にあり、大下図作りに時間をかけられました。
一色のせるごとに出来る筆致に新たなイメージが引き出され、そんな
画面との創造的な激しいやりとりが、作品に力強さとして表れています。

過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"の
なかのNさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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ミヤマセセリに出会う♪

2014年04月17日 | 生き物

お休みだった日、やや遠くの森へ行きました。


小さな山ながら大好きなカエルやヘビや蝶との出会いが期待できる
素敵なところ。


やわらかな色合いのヤマルリソウにうっとりとしていたら
素早く黒っぽい何かが視界を横切りました!

もしやと思い追いかけると


ミヤマセセリでした~!
一昨年カタクリの里でシャッターチャンスを逃し悔しい思いをして以来
2度目の出会いで撮影することができました。早春にしか出現しない
貴重な蝶に会えてしみじみ嬉しかったです♪


森に飛んでいた蝶は主にこのテングチョウ
その数の多さに驚くほどでした。


まだ幼いアマガエルも活動開始
周囲の枯葉色に見事に馴染んでいました。


テンナンショウの仲間がたくさん出ていました。
名前を調べてみたけれど、種類が多くてはっきりわかりませんが


こちらはウラシマソウとわかります。真ん中から長いひも状のものが
伸びているので違いは明らかです。

テンナンショウの仲間が見られるのは初夏のイメージでしたが
もうヤエザクラが咲き始めていたし、今年は季節の進みが早いのかな?
春だけはゆっくりゆっくりすすんでもらいたいものです。


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Hさんの日本画完成

2014年04月16日 | 教室風景

Hさんは曹洞宗大本山総持寺にある門の周辺の光景を描かれました。


「総持寺・中雀門」  日本画  F8

中雀門をつらぬく参道と門の屋根に舞い落ちた銀杏の葉が
すっきりと晴れ渡る空の表情とともに深まりゆく秋を感じさせます。
黄金に輝く銀杏を白銀に、紺青の空を透明感ある白緑色に置き換え
たことにより身も引き締まるようなお寺の清らかさまで表されています。

近づいてみました。



現地で水彩スケッチを重ねながら表したい内容について考えをまとめ
日本画にするに伴い色数も絞りました。特に白色は胡粉と岩絵の具の
粒子を使い分けタッチも工夫して、すっきりしながらも味わい深い
表現となりました。見る者の心を穏やかにしてくれる作品です。

Hさんの作品はどれもゆったりとして優しいのです。
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"の
なかのHさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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4月三回目の教室

2014年04月15日 | 教室風景

4月三回目の教室日は清々しい晴天となり
小鳥たちのさえずりを聴きながら気持ちよく制作することができました。


室内はまだ肌寒く時折ニカワが固まってしまうものの
乾燥は速い!いよいよ制作にぴったりな季節がやってきました。


午前中はHさんとNさんがそれぞれ日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆


朝の天気予報では傘の出番があるかも、とありましたが
ずっと晴れ♪やさしい日差しに芽吹きの森が輝いて見えました。


ヤマザクラの仲間でしょうか、遅咲きの桜がまだ残っています。


木漏れ日のなかでニリンソウが可愛らしい花を咲かせていました。


ニリンソウより花がひとまわり大きいイチリンソウも。
春ですね~♪


日向では色鮮やかなベニシジミが体を温めていました。
羽化したてなのでしょう、ピッカピカです。


ウグイスなどの小鳥はもちろんコジュケイの歌声さえも
かすんでしまう、大声で変わったさえずりをするガビチョウ。
数羽でなき交わしながらあちこちを移動していて
目立つため、非常に多く生息しているように思えます。

森に色があふれ、生き物たちの動きも活発になってきました♪


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ただよう春

2014年04月14日 | 散歩

お花見客でにぎわっていた川沿いには静寂が戻っていました。


花筏にのったカルガモがの~んびり


コサギは嘴の根元を婚姻色に染めていました。


飾り羽も華やかです。


アゲハの幼虫がいないかいつも気にしているカラタチにも


春が訪れ、咲き始めた花が素敵な香りを放っていました。
こんなに花が大きかったっけ・・。


小さなクヌギ林へ行くとほのかに甘い香り


自然に増えたものなのか小道にお花畑が広がっていました。
ハナニラにはさまざまな色があるのですね。

日向でぼんやり佇む時間。何もしない何も考えないこのひとときが
ますます貴重に感じるこの頃です。


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Aさんの日本画完成

2014年04月13日 | 教室風景

Aさんは能の一場面を描かれました。


「 葵 上 」   日本画  P10

光源氏の愛人であった六条御息所が生霊となり正妻の葵上を
苦しめる話の前半の一場面です。画面全体を支配する美しくも
暗く妖しい空気はまるで生きているようで、高貴な女性の言葉に
ならない膨れ上がるばかりの恨み辛みが見事に表されています。

近づいてみました。


女性の激しい怨念を表現するため、背景は粗い粒子の岩絵の具を
重ねてはこすり、また重ねることを繰り返しました。その結果現れた
掴みかかる様な手や亡霊のような顔など恐ろしげなものは見る者を
物語世界へひきこみ、作品を魅力あふれるものにしています。

いつも作品に物語があるAさん。次のストーリーも楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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4月2回目の教室

2014年04月12日 | 教室風景

4月二回目の教室日は肌寒いものの爽やかに晴れあがり
素晴らしい制作日和となりました。


間に春休みが挟まって2週間ぶりの金曜日。いわば新学期です!
今年の作品展は9月30日に決定したのでそれに向け、前期は
やや忙しく楽しい♪日々が続きそうです。
4月早々に新しくKさんが仲間入りしてくださいました。
刺激しあい協力し合えるお仲間が増えるのは嬉しいことです♪
右往左往してつい午前中の教室風景を撮り損ねてしまいました。


朝はうすぐもりで暗く、冷たい風が吹いていた森ですが


お昼休みには美しい姿を見せてくれました。


私が勝手に「スミレの谷」と呼んでいる場所は今年花が少なかった
けれど、ところどころにかたまって見られました。
スミレを見ないと春が始まりません♪


散りかけた桜にはシジュウカラ


新芽の出始めたススキの原を行くとキタテハや


ツチイナゴが飛び出しました。


春、カエル合戦が見られた池ではヤマアカガエルのオタマジャクシが
元気に泳いでいました。
四方にひょろひょろ泳ぐ様を見ていると穏やか~な心持ちになれます。

これから芽吹きの季節。どんな生き物に出会えるでしょうか。


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アケビの受粉

2014年04月11日 | その他

家のアケビの花はほぼ満開となり濃厚な香りを漂わせていました。


赤っぽく見える大きめの花が雌花、白っぽく小さいのが雄花です。


雌雄同株ながら同じ株の花どうしだと実がつきにくいそうなので
ご近所のアケビ仲間のIさん宅から雄花をいただきました。
葬儀のときに知った父とIさんとのアケビ交流。Iさんには今でも
あたたかく見守っていただき、先日など知らぬ間に受粉作業を
してくださっていました。ほんとうにありがたいです・・。


雌しべの先端のペタペタした部分に雄しべをくっつけていきます。
どうやら我が家は剪定が甘いようで、花をつけすぎてしまうため
秋になる前に多くの実が落ちてしまいます。昔のように大きく
美しい紫色の実がみのるとよいのですが。

私が脚立にのってたくさん出た新芽を切りおとしていき
母が集めて袋に入れ・・・


ようと作業を始めた途端、にゃんきちがチリトリに座り込み


我々が外に出ても甘えたそうにのぞきこみ


あ~出てきちゃった! 


愛情を確かめるように母の目をじっと見る・・。

大声で鳴きながらどこまでもついてまわり、踏まれそうになっている
にゃんきちを見ていると可愛くてつい笑ってしまいます。

なにはともあれ雨が降る前に受粉が終わってよかった♪
今年もアブラムシとカメムシとアケビコノハとイラガがつくのかな・・。
ドクガ類とイラガ類だけは幼虫が広がる前に対処しないといけないので
夏まで監視の日々が続きます。にゃんきちがやってくれないかな~!


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