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市内を流れる亀田川の新世橋(宮前町)のそばにマンサクが咲いているという情報を得て、天候が回復した午後、ウォーキングついでに見てきた。自然に生えているのではなく、宮前町会創立35周年事業で植樹したものだった。この時期、見晴公園でも見られるらしい。
まだ山肌に雪の残る春先、いの一番に花を咲かせることから、季節一番に「先ず咲く」が東北訛りで「まんず咲く」からマンサクになったとも言われる。また、枝いっぱいにチリチリの金糸卵のような花びらを付けるので、「豊年満作」の満作からおめでたい名前をとったとも言われている。しかし、自分が子供の頃、大野町(現北斗市)では、マンサクと言えば、フクジュソウのことだったのだが・・・・。
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しかし、不思議な花だ。花びらのように見える赤くめくれた4枚は萼片で、その内側に伸びた4本のよれよれの黄色いリボンのようなものが花弁とのこと。
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この写真は、昨年4月末に、登山道のない山を対象にした残雪期の三百名山巡りの野伏ヶ岳(岐阜県)で、まだ積雪1m以上の雪山に咲いていた同じマルバマンサク・・・自然のものは初めだったしそれも雪山に咲いていただけには感激したものだった。北海道南西部にも同じ物が自然分布しているらしいが、山では見たことがない。