癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

3日経過

2011年03月14日 | 日常生活・つぶやき
           <今日の北海道新聞の夕刊>

 巨大地震・巨大津波に見舞われた「東日本大震災」は、発生から3日経過した。時間が経過するに連れて、その被害の大きさや惨状が明らかになってくる。改めて津波の威力とその恐ろしさに唖然とするしかない。しかし、その被害の全容が明らかになるのは、まだまだずっと先のことだろう。

 地震だけであれば、それまで暮らしていたところに、それまでの生活やその痕跡を探すことができるが、津波は、命だけでなくそれら全てを持ち去ってしまう・・・。どこから手を付けて良いか判らないあのがれきの山にそれを見つけるのはまず無理だろう。

 日が経つに連れて、被災者からの取材が多くなってきた。具体的な津波の様子、命からがら逃げて助かりながらも、目の前で流されて行く肉親や知人など、生死を分けた一瞬のドラマの数々・・・さらには、まだ行方の判らない肉親への想いなど・・・涙なくして見ることはできない。

 あまりの被害の大きさから、ライフラインもまったく復旧せず、通信手段も途絶えたままで安否確認が進まない上に、救助や救援もはかどらず、遺体の確認も収容もままならない。福島原発もまた3号機が水素爆発を起こし、非常事態が継続中だ。さらに、関東地方では、朝から二転三転して迷走した「計画停電」もお騒がせだ・・・。


 そんな中で、地震後まもなく親族や知人から心配の電話やメールをいただいたが、普通通り生活し、TVから流れる映像を野次馬的な感覚で観ている自分が申し訳ない。

 明日は、直腸に見つかったポリープ切除手術の予定。それに備えて、今日の食事は前日食のサンケンクリンと夜の下剤のみ。1泊2日の入院による手術も、そのために2㍑の腸管洗浄剤を飲むことも、あの被災地の方々のことを考えるとストレスにもならない・・・