700m付近で最初に現れた滝
SHOさんの提案に乗って、今シーズンの沢始めとして、亀田川上流の赤井川左股沢の沢登りにトライ。袴腰岳と烏帽子岳のコルに突き上げる右股沢は2年前の秋に単独で遡っている。SHOさんもその後遡っていて、思いがけず多くの滝を楽しむことができた。SHOさんによると、そのときに目にした赤井川林道にある案内板の左股沢にも滝のマークがいくつか付いていたので、多分滝が期待できるだろうとのこと。この左股沢は烏帽子岳の北側の第二湿原へ突き上げている沢だった。これらの沢は、我々函館市民の水源となっている沢でもある。
赤井川林道のこの沢に架かる橋から入渓。40分ほどで、岩盤の上を流れるナメが現れ、700m付近で最初の滝が出現・・・ここは右端を直登できた。ここから750付近まで、いくつかの滑滝が続いた。それを越えると単純な沢になり、もう核心部は終わったのかとちょっと物足りなさを感じて遡っていった。ところが、地図を見てもしかしたらと期待していた800m~850mの右側が崖となっているところでは、再び大きな滝が次々と現れて大満足。直登したり、高巻いたりしながら突破していった。特に最後の滝は直登は無理で左から高巻いたら、その上にも滝が続いていて、さらに高巻いた。
850mを越えたら滝はなくなり、徐々に水量も少なくなる。分岐では水流の多い左へ左へと進んだが、950m付近で源頭地形にぶつかる。GPSで確かめたら、予定の沢の右を進んでいる。しかし、水流は左には見当たらなかった。多分伏流していたのだろう。沢型は諦めてそのまま笹藪へ突入して進む。ネマガリダケでないのが幸い。しかし、1000mを越えた辺りで、右へカーブして湿原へ繋がる沢へ合流できた。そのまま進み、第二湿原の左側の登山道へ出ることができ、結果オーライだった。結果的に、予想より多くの滝を楽しむことができて、沢始めに相応しい楽しい沢だった。
帰りは、距離は長いが登山道を下ることにした。烏帽子岳のピークには寄らず袴腰岳を経由して下った。袴腰岳頂上には函館のHYMLメンバーのSさんと会った。結局であった人は、そのほかに湿原のところで横津岳からやっていた女性の2人連れと袴腰岳へ登ってきたご夫婦のみであった。
7:00スタート、登り3時間10分、下り2時間35分(登山道と林道歩き)、12:50ゴール。
赤井川林道に立っている案内板
750m付近の滑滝
800付近の2段の滝・・・右の藪を高巻いた
830付近の滝・・・左を登った
850付近のたき。左の急斜面の藪を高巻いたらさらに上にも滝が続いていた。一番苦労した高巻き。
湿原の近くで満開のタカネザクラ
第二湿原の左側に到着
詳しい遡行記録は、下記親サイトでどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/ (アップ完了)