富良野スキー場の南隣に聳える富良野西岳(1331.1m)に18年ぶりに登った。18年前と同じに、沢コースから登り、スキー場コースを下った。前回は秋だったので、10回ほどの渡渉は気にならなかったが、今回はまだ水量が多く、いずれも脛の上まであり、スパイク長靴でも大変なくらいだった。登山靴ではとても無理な状態だった。
仙人の泉を過ぎると金鉱跡があるが、その辺りで雨が降り出してきた。雲が高いのでにわか雨かもしれないと思い、雨具を着て、急な尾根の登りに掛かった。案の定30分もしないうちに止んだ。しかし、下草が濡れているので、雨具の下は下山するまで履いたままだった。
沢から離れての登りは地図で見て覚悟はしていたが、かなりのものだった。下山コースは緩やかな尾根とスキー場の中を下るので楽だが変化には乏しい。始発8:00のロープウェイを利用して登ってきた年配のご夫婦と会った。この時期は賢明なコース選定だと思う。
4:50スタート、登り3時間25分、下り2時間、10:30ゴール。
左側が切れ落ちた頂上稜線から頂上岩頭を見上げる
雨上がりの頂上からの芦別岳と鋭くとがった夕張中岳、その右に布部西岳
いずれも登った山ばかりだが、昨日と反対側からの眺めだった。
薄いガスの下に富良野市街地とそれを挟んでその奥に連なる大雪山と十勝連峰
沢沿いに咲くこの山ならではの固有種エゾオオケマン。
1mほど丈の大きな植物で、絶滅危惧種に指定されている。
8年ほど前に、この花だけを見たくてここまで登ったことがあるが、株が増えていてうれしかった
明日は神居尻山の予定なので、新十津川の温泉まで走り、そこでのんびりしている。明日の予報もあまりよくなさそうだ。先週の段階では今日から好天が続くはずだったのだが、悪いほうに変わったようだ。