癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

HPアクセス300万件突破

2017年01月19日 | PC・HP・ブログ

 今朝起きて、このブログの親サイト、HP「一人歩きの北海道山紀行」を見たら、アクセス数が300万件を突破していた。
 1998年9月28日に開設して、最初の100万件を超えたのが2008年6月26日だったので、実に9年9ヶ月を要した。ところが、200万件突破は2012年9月5日で、この間の100万件はわずか4年3ヶ月。そして、今回の300万件突破までの100万件は4年4ヶ月だった。

 最近、ブログやツイッターなどのほかに、山関係ではヤマレコなどを利用している人が多くなっている。それぞれの方々が、それらへのお付き合いも忙しくなったり、いろいろな情報収集先が増えたようで、こちらへのアクセスが一時より減り、アクセスの伸びが鈍化してきている気がする。

 最近は、このアクセス数にも驚くことがなくなっている。しかし、個人のサイトで、アクセス数300万件などという数字はほとんど目にすることがない。それだけに、このサイトを利用してくださっている方々への感謝の念が強い。

 基本的には、自分の記録である。しかし、それがほかの方の山行の参考になって来たのはうれしい限りである。また、そのおかげで、新聞の連載の栄に浴しても困ることなはかった。記憶ではなく記録が残っているので、最初のその山の感動でも、古い山行でも、臨場感たっぷりに、記述することができたつもりである。

 これからも、「登っては書く」「歩いては書く」を踏襲して、自分の財産として充実したものになり、さらには、少しでもほかの方のお役に立てれば幸いである。

 これからも、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

長万部町・ブナの巨木探訪&二股山

2017年01月18日 | 登山・旅行

直径1.5mほどのみごとなブナの巨木「大祖大峯の山毛欅(ブナ)」

道路沿いに立っていた遊歩道入口の標識

 SHOさんが所属している「函館山の会」副会長の山下さんが、「長万部町二股らじゅうむ温泉手前のブナの巨木を見て、未踏の二股山へ登りたい」と話していたという。3人ともこのブナのことは知らなかったし、二股山は2度目だが、SHOさんと一緒に同行することにした。

 山下さんが得ていた情報をもとに、ブナの巨木の場所を探したが、良く分からなかったので、二股温泉で教えてもらった。長万部岳登山口へ向かう道路からの温泉への入口手前300mほどの道路沿い南側に標識があり、夏は遊歩道もあるという。
 標識は、除雪の壁で車からは見えなかった。その近くでカンジキを履いて、除雪の雪山へ登って探したら、すぐに見つかった。二股川が道路の下へ潜り込んで、人工林への尾根へと繋がっているところだった。その標識から5分くらいの人工林の中にどっしりと聳えていた。


全体像・・・8月30日の台風で枝が折れていた。


いかにも古木といった風格を醸しているコブだらけの幹

 帰宅後、ネットで調べたら、「木の幹の周囲はおよそ 4m36cm。樹齢 300 年~400 年とも推定されます。神聖な雰囲気に心が洗われ、樹に宿っている力を受けられるような場所です。 まさしく自然の大きさを感じられるパワースポットといえるでしょう。 この一帯は、NPO法人である「長万部町緑と樹を愛する会」で管理しています」とのこと。

 今度は、新緑が美しい6月上旬ごろと、黄葉が美しい10月にでも再訪してみたいと思った。

◎二股山(568.7m)へ

前衛峰558ピークとのコル手前から尖った頂上を見上げる

GPSトラックログ

 この山は、長万部町二股地区(字名は双葉)の裏に聳える二等三角点の山(点名・二股岳)である。
 shoさんも春につぼ足で登っているが、自分も13,4,13につぼ足で登っている


旧双葉小学校の横から山に向かう道路の突き当たりから、カンジキを履いてスタート。
頂上へ繋がる北東尾根の末端となる昔の双葉小学校のスキー場だった斜面を登る。


国道5号を挟んだ北側の写万部山から続く山並みをバックに登る。


噴火湾を眺めながら一休み


558ピーク手前のピークへの急斜面へ


北側に見える左側はカニカン岳~利別岳と右の長万部岳


頂上直下から尖った山頂を見上げる

 
両側がすっぱり切れ落ちた狭い頂上で向かい合っての撮影。
前回は小さな頂上標識が木に結ばれていたが、今回はなくなっていた。ピンクテープが結ばれていた。


頂上から少し下りて、山頂をバックに記念撮影


二股地区とその奥の山並みを眺めながらの下山

 2回目だが、厳冬期だったので、前回の春山と違って新鮮な印象を受けた。雪面の下が堅く締まっていて、ラッセルは20cmほどで歩きやすかった。
 10:00スタート、登り2時間25分、下り1時間30分、ゴール14:00。帰りは長万部温泉に入って帰路に就いた。

詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)

出版予定本『ほっかいどう山楽紀行』の初校刷り出揃う

2017年01月17日 | 日常生活・つぶやき

表紙デザイン

 4月20日ごろの出版予定で準備を進めている『ほっかいどう山楽紀行』だが、先月末から3回に掛けて送られてきた本文の後半部分と、昨日送られてきた装幀類他の初校刷りも含めて、288ページ分が出揃った。これまでも、何度かチラッと紹介してきたが、こちらで考えているより、ずっと楽しい雰囲気のページデザインに大満足している。全ページのイメージができ上がり、いよいよ出版が現実的なものとなり、ワクワクしてくる。

 送られてくるたびに、校正をして置いて、本日すべて送り返した。このあとは、今月末に再校が上がってくるようだ。

 なお、連載中の北海道新聞(札幌圏版)は、2月末で、新しい紙面に変わるので、あと3回、全部で115回で終了になる予定だ。しかし、本の方には、用意しておいた119回分の原稿を掲載するつもりで進めている。1回に付き2山紹介しているものもあるので、全部で139山の紹介となる。写真が全部で500点ほどになり、見るだけでも楽しい構成になっている。


「はじめに」の2ページ


楽しい雰囲気の「目次」・・・これは全部で5ページ構成


6ブロックに分けた山域ごとの章扉の「山楽コラム」と「掲載の山の地図」のページ・・・


先月末の山行で撮った写真を差し替えてもらった「三段山」のページ

函館ライフスポーツ第2回スキー講習会

2017年01月16日 | スキー・クロカン

樹氷が美しいダケカンバをバックの我が上級班の5名

 青空には恵まれなかったが、気温も高く、風もなく、雪も良く、快適な第2回講習会だった。
 今回は、ターンの繋ぎ目のスムーズな重心移動や身体の動きを重視した内容でレッスンをした。
 新しい会員が1名いて、昔の滑りの癖を残していたが、今のスキーの性能を生かして滑ることの矯正にも力を入れた。
 他のメンバーも通過してきたことなので、自分の経験をもとに助言して、気持ちの良いふれあいも見られた。


午後から1人減ったが、みなさんとても上手で、こちらの高度な要求を常に体現してくれるのには感心した。
こちらも、滑りを楽しみながらのレッスンで楽しい1日だった。


高速リフト終点からゴンドラ山頂駅とその向こうに噴火湾と室蘭方面を望む

クロカンスキーキャンプin大滝(2日目)

2017年01月15日 | スキー・クロカン

 2日目のスタートは、7:00、朝食前の散歩から。
予定ではジョギングだったが、-14℃の低温だったので散歩に変更。


15分ほど歩いて、広い場所で体操をして、戻って、朝食。


今朝の北海道新聞(胆振版)の記事。


9:30から、昨日のスケーティングエクササイズの復習。画像は意外と難しい万歳スケーティング。


山頂部に雲を抱いた徳舜瞥岳をバックに技術指導をする阿部講師
このあと、10:15から、2日間の講習の総仕上げとして、10kmの部と5kmの部に分かれてのタイムトライアル。


阿部講師から記録証をいただき、一緒の写真に収まる


記録証~1周目で肩が痛くなり、リタイアも考えてゆっくり流していたら、痛みがなくなった。
したがって、2周目の方が2分ほど速かった。肩の痛みが出なければ、50分を切ったはず。


今回の講習でもっとも成果のあった「スケーティングエクササイズ」の種目と注意点。
これをすることによって、左足に乗り込めない課題が明確になった。そのことを意識して練習した。
これからは、ただコースを滑走するのではなく、これを練習の中心に据えたい。


思いがけずゲットした、ご厚意に甘えた豪華なお土産

 参加者に全員に、伊達市道の駅の「物産館」の1000円の今日限りの商品券が配られた。しかし、札幌方面の人は遠回りになるので、寄らない人が多かったようだ。こちらは、少し遠回りになるだけなので寄るつもりだった。そうしたら、講師の3名と札幌の1名が「どうぞ使ってください」と譲ってくれた。自分の分と合わせて5000円分、このときとばかり、食費が助かる豪華なお土産を買うことができた。

<今回のクロカンスキーキャンプで明らかになった成果と課題>
○技術のステップアップに繋がる基礎練習種目(エクササイズ)を教えてもらったこと。
○このエクササイズを通して、スーパースケーティングで左足への安定した乗り込みができないのは、重心が高いことと膝と胸の向きがずれていることが分かった。
○このエクササイズを通して、スーパースケーティングをレースでも使えるような練習に力を入れたい。(速い人はスーパースケーティングが主体なのに、自分はラビット走法が主体なのが情けない)
○上り坂は、7~8割の力で登り、その後の平坦な所で休まないで、10割に力で滑走する方が、タイムアップに繋がる。
○緩い下り坂は、ストックを使うとかえってブレーキになるので、ノンストックで腕の振りと強いスケーティングでスピードアップする。
○スポーツ選手の食事の留意点としては、朝食は糖質を中心に必ず摂ること。レースが近くなってきたらカーボローディング(糖質中心の食事)に心がける。
○筋トレや体幹トレーニングの詳しい資料もいただいた。その中からいくつかピックアップして取り組むようにしたい。

クロカンスキーキャンプin大滝(1日目)

2017年01月13日 | スキー・クロカン

 今日と明日、昨年から開催されている、伊達市主催の「クロスカントリースキーキャンプ」~スケーティング技術講習in伊達大滝~に参加してみた。

 講師は、リレハンメルオリンピック複合団体金メダリストの阿部雅司氏といろいろな大会で優勝経験の多い島田武彦氏。2日間の講習とホロホロ山荘宿泊や懇親会付きで12,800円。これまで、すべて独学でやってきたので、これを機会に、最後の悪あがきで、本格的に習ってみようと思った。


 上記は、2日間の日程だが、ありとあらゆる内容が網羅されている。目的別の3グループ編成だが、一応Aグループに申し込んでおいた。

 集合時間に間に合うように8時に家を出て、会場には11:30に到着。昼食を食べて受付へ。参加者は定員一杯の30名だった。


12:15、開会式で講師の阿部雅司氏の挨拶。
開会式終了後は、1時間ほど、いろいろなエクササイズを教えてもらった。

 
最初は、準備運動とスキーに慣れるために深雪での鬼ごっこ。


ノンストックでのスケーティング。最初は、下からボールを投げるように腕を振る。次にハイタッチをするように、下から上へ腕を上げる。3種類目は、平泳ぎのように両腕を回しながら。
しっかり重心を低くしたところから腕を大きく振って乗り込んでいくことがポイントとのこと。


ダブルポールでの推進滑走。腹筋を使って全身を大きく使って前へ。このあと、片足滑走など。

13:30、一人一人の平地滑走のビデオ撮りをした。

同じく、登りのビデオ撮り


14:15、コースへ出て、登りのポイントレッスン。登りは7~8割の力で登り、平らなところへ出たら、休まないで、そこから10割の力でダッシュするのがポイントとのこと。


緩い下りのポイントレッスン。このようなところは、ストックを使うと、かえってブレーキになるので、ノーストックでガンガン行った方がよいとのこと。


15:00、ワックス講習
このあと、16:00にはホテルへ。まずは、温泉。


17:30、座学講習~食事、筋トレ、阿部講師の金メダルまでの道の講話など。


阿部講師の講話のまとめ


18:40、バイキングの夕食


19:30~21:00、懇親会。抽選会もあったが、何も当たらなかった。

このキャンプで学んだことは、明日帰ってから、整理して記載します。

贈本・北海道の山辞典『カムイミンタラの山々』

2017年01月13日 | 日常生活・つぶやき

 登別市在住の北海道マスターガイド・寺口一孝氏から、今度は、「北海道の山辞典 7,186座掲載『カムイミンタラの山々』(北海道全山最終章)」(100部限定自費出版、A4版、519ページ、頒布価格5000円)が贈られてきた。
 12年にわたる調査研究の集大成とのこと。道内の三角点ピークも含めた、ありとあらゆる山を網羅している。これ以上のものは、これからもできないであろう。とにかく、その取り組みと内容、さらにはエネルギーとバイタリティには敬服以外の言葉は見つからない。


 これらの調査研究のきっかけは、「道内にいくつの山があるのか?」という疑問だったそうだ。調べようにも文献がない、それなら自ら調べてみようと思い立ったのが平成17年。いろいろな地図、文献に記載されている山名を拾い上げて、平成19年に作成したのが、1,591座の山の辞典『カムイミンタラ山辞典』(これは購入)を発刊し、平成22年に増補改訂版ともいえる4,745座の『カムイミンタラの山再び』を発刊している。、

 さらに、アイヌ語由来の山名の研究のために、アイヌ語地名研究会に入会し、その調査研究結果を、2014年に北海道のアイヌ語辞典『イランカラプテ』、2015年にアイヌ語・日本語辞典『イランカラプテ』のとしてまとめた。この2冊は今回同様、贈られてきた。

 それらの集大成として、今回の7,186座掲載の「最終章」となったようだ。このほかに、三角点ピークも含めて13,392箇所」を収録している。 


中表紙に記された贈本のサイン


467ページにわたる「北海道全山と三角点の辞典」五十音順


44ページにわたる「北海道の山々と三角点」標高順

 このほかに、北海道の一等三角点表、天側点、渡海三角点、厚岸菱型基準測点も掲載している。

◎今日の昼食は、キングベークの月替わりランチ

「唐揚げチキン&ポテトサラダのポケットサンド 580円(税込)」(クラムチャウダー&コーヒ付き)、提供時間/11:00〜13:00【各日15食限定】

動けるあったか寝袋

2017年01月12日 | 日常生活・つぶやき

 3日前までは雪もなく殺風景な函館だったが、昨日と今日、雪景色となり、久しぶりの真冬日が続いた。居間のストーブの設定温度を20℃にしているが、なかなかそこまで上がらない。

 こんなときに重宝しているのが、妻が、いたずら心で、昨年のクリスマスプレゼントに、ネット通販で買ってくれた「動ける寝袋」だ。宇宙服のように見えなくもない。
 Ladia Foxというメーカの製品で、中綿には軽くて暖かいホローファイバーを使用、スライダーが3つ付いたトリプルファスナーで着脱もらくらくである。


 非常に暖かいし、手が出せるし、歩けるので、家での読書、TV視聴、デスクワーク、パソコン操作、昼寝などの際の寒さ対策や灯油節減の省エネ対策には格好な優れものである・・・車中泊や野外活動にも使えそうだが、今のところは、外には使う気にはならない。

佐藤國男木版画展

2017年01月11日 | イベント鑑賞・参加

 テーオー小笠原デパートで、開催されている「宮澤賢治の世界を彫る 佐藤國男木版画展」を観てきた。

 佐藤國男氏は、1952年、北桧山町生まれで、現在函館市在住の木版画画家である。おもに宮沢賢治の童話の世界を彫っている。
<おもな著作>  
 宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」(北海道新聞社)「かしわばやしの夜」「どんぐりとやまねこ」 「雪渡り」「セロ弾きのゴーシュ」(以上福武書店) 「新版.注文の多い料理店」(大日本図書)などの絵本の他 絵葉書集「宮沢賢治の世界」「雪渡り」 「銀河鉄道の夜」(さっぽろ文化企画)など。

 これまで、絵本や新聞では何度も作品は目にしているが、直接観たのは初めてだった。本人も会場にいらしたので、ご挨拶もできた。

 この展覧会は、これまでの絵本の挿絵の作品がほとんどだった。









 昨夜は早めに寝て、4時半に起きて、1/7~9までの山行記録のホープページへのアップ作業に取り組んだ。お陰で、午前中には終了した。
「1/7無意根山~長尾山、1/8稲穂嶺~銀山縦走、1/9定山渓中天狗」の詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com

函館ライフスポーツ第1回スキー講習会

2017年01月10日 | スキー・クロカン

集合写真


PEAK CAFEをバックの我が班の3名


開会式の様子

 今日は、七飯スノーパークを会場とした、函館ライフスポーツの第1回スキー講習会だった。年末からほとんど雪が降っておらず、名物の樹氷もなかった。心配したゲレンデ状態は、下の方は少しガリガリしていたが、それ以外は思ったよりは堅くなかった。

 参加者の数は不明だが、講師は、これまでで最も多い17名だったそうだ。1班の人数は、3~4名だった。

 我が班は、女性の中で一番上手な方と2名の中級者だった。シーズン初めということもあり、これまでの確認を中心に指導した。午後から、一人が体調が悪くなり休憩したので、上級者をアシスタント代りにして、もう1名の中級者への個人レッスンとなった。腰が引けて太股が疲れる滑りだったので、腰を前に出して、外足を伸ばして、高い姿勢からターンに入ることを重点的に指導した。本人も「こんなに楽に滑れるなんて」と感激していた。

 このあと2月まで、10回ほどの講習会が続くが、今年はそのうち9回は協力できそうだ。


 本日の北海道新聞夕刊「みなみ風」掲載の「どうなん・とうほく山楽紀行」
 「5長万部岳」は下記でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com/5osyamanbe.htm

通称・定山渓中天狗(772峰)

2017年01月09日 | 登山・旅行

704ピークから、鋭い岩塔を右前方に配した端正な中天狗山頂部を望む

GPSトラックログ

 今日は天気予報は良くなかったが、3日連続の山スキー登山となった。昨日のメンバーから腰の状態が悪くなったタッチさんを除いた5人で、全員が初登頂となる通称・定山渓中天狗に登った。この山は、定山渓天狗岳と定山渓小天狗の中間に位置する772m峰である。

 ネット上に、夏の送電線の管理道路を利用した記録が見つかったが、冬の記録は見当たらなかった。山スキーで登りたいので、豊羽鉱山への道路から続く採石場跡への道路を利用し、その先の南西尾根に取り付いた。しかし、ここから704ピークまでは、地図上からの見取りとは全然違って、細い上に非常に急だった。何度もキックターンを繰り返す苦労の多い、まさにキックターン登りだった。

 それでも、全員初登頂のピークに立つことができた。自分にとっては、道内653座目の新ピークゲットとなった。
 
 下りは、704ピークから下の同じ尾根はとてもスキーでは下れないので、途中から、木が刈払われた送電線下の尾根を下った。この尾根も気温が高く雪が重たかったが無事に下山できた。しかし、最後までシールを剥がすことはなかった。

 7:40スタート、登り2時間35分、下り1時間25分、11:50ゴール。この山は、下りの送電線下コースをスノーシューかカンジキで登るのが正解のようだ。夏も登れそうなので、天気が良ければ展望もよさそうなので、再訪してみたい山となった。


林道を出発


砕石場跡。ガスの向こうに定山渓天狗岳の第Ⅰ峰の正面がぼやっと見えた。
天気が良ければ迫力ある定山渓天狗岳が見えるはず。


砕石場上の細い尾根上の岩塔を巻いて登る。


何度もキックターンを繰り返して登る。


頂上手前の鉄塔下から越えてきた鋭い704ピークを振り返る。


新しいピンクテープがぶら下がった頂上に全員初登頂。左端が自分。


雪庇の発達した下りの細い送電線尾根を下る。


最後の広く刈払われた斜面を下る。雪が重いので、慎重に斜滑降で下った。

 この下から、トドマツ林の中の送電線の管理道と林道を繋いで、スタート地点にどんぴしゃゴール。

 7:40スタート、登り2時間35分、下り1時間25分、11:50ゴール。

 この山は、スキー登山には不向きで、下りの送電線尾根コースをスノーシューかカンジキで往復するのがベストだと思った。その古いトレースも微かに残っていた。夏には、送電線の管理道とヤブ尾根を繋いで登れそうだ。今回は展望がなかったので、今夏にでも再訪してみたい山となった。

 この3連休、天候には恵まれなかったが、素晴らしい仲間に恵まれて、単独行では無理な山スキー登山三昧を楽しむことができた。他のメンバーに感謝し、帰路に就いた。途中のルスツ温泉(200円)に入って、17:00には帰宅できた。

 詳しい山行記録は下記でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)

稲穂嶺~銀山・縦走

2017年01月08日 | 登山・旅行

〈縦走途中から銀山を望む〉


GPSトラックログ


この2山は、仁木町と共和町の境界稜線上に位置する山だが、登山道はないので、雪山として人気が高い。

 今日は、昨日のメンバーからカルミンさんとルパンか抜けて、千歳のトシさんと札幌のりちんが加わった。6人で、車2台を利用してこの2山を縦走した。自分も含めてほかの何人かは、2山はそれぞれ登っているが、縦走は全員初めてだった。

 天気予報は良くなるはすだったが、ずっと曇っていて、下山したら青空が広がるという皮肉な天気だった。


 稲穂嶺は、線路を渡り銀山駅のホームを歩くところから始まる珍しい山である。前回は、ホームの向こう端から尾根に取りついたが、今回は、ホームの中ほどからトドマツ林の中に続くトレースを利用して、上の林道に出た。


 林道から離れて尾根に取り付く。この尾根も、前回と違った。このあと非常に急な登りに手こずった。


 稲穂嶺への登りから、このあと縦走する銀山を眺める。


稲穂嶺頂上を目指す。


前回と同じく、結構人気があるのに、頂上標識もピンクテープもない稲穂嶺山頂。


縦走途中の稜線から銀山地区の平地の広がりを俯瞰する。


銀山頂上はもう少し。


銀山山頂の反射板をバック記念撮影。羊蹄山も裾野しか見えなかった。


 銀山からの下り尾根は、前回より1本東側の幅広尾根だった。快適なオープンバーンが続き、全員快適な深雪滑降を楽しみ、大喜びだった。自分も久しぶりの快適な深雪の滑りを楽しみ、昨日の鬱憤を晴らすことができた。

 銀山駅8:00スタート~9:15稲穂嶺9:30~11:15銀山11:25~12:20林道除雪終点、トータル4時間20分。

無意根山(元山コース)

2017年01月07日 | 登山・旅行

〈下山時に寄った長尾山から、姿を現した無意根山を眺める〉

 札幌のHYML仲間の山ちゃんをリーダーとして、北さん、タッチさん、カルミンさん、ルパン(ワンコ)の5人と1匹で、元山コースから無意根山に登ってきた。

 天候にはあまり恵まれなかったが、なんとか厳冬期の山頂に初めて立つことができた。春には山スキーで薄別コースから登っている。帰りは、少し遠回りになったが、長尾山にも寄った。

 下りは、木が煩くて、滑りを楽しむことができなかった。安全第一のプルークボーゲンがほとんどで、非常に疲れた。


下の方は晴れていたのだが…。


定山渓天狗岳もきれいに見えていた。


千尺高地に登る。ガスで展望がなくなってきた。


一瞬だけ、無意根山への尾根が見えた。


ガスと強風の頂稜を進む。雪面はクラストしてガリガリ。GPSが頼りの前進。


何も見えない頂上。頂上標識に付いたエビの尻尾を叩き落として、記念撮影。


ガスから抜けた頂稜下の広い緩斜面を滑り降りる。


冬しか登れない長尾山。札幌50峰踏破まで、あと2座となったカルミンさんとルパン。
自分と山ちゃんは2度目だが、ほかの3人は初登頂。


7:20スタート。登り4時間20分、下り3時間20分。15:20ゴール。

詳しい山行記録のホームページへのアップは、帰宅する9日以降。


【特別展】 片岡球子 本画とスケッチで探る画業のひみつ

2017年01月06日 | イベント鑑賞・参加


 退職組織の理事会と新年交流会へ参加のために、今年最初の札幌へ。会議は14:00からなので、早めに家を出て、道立近代美術館で開催されている特別展「片岡球子 本画とスケッチで探る画業のひみつ」を観た。



 美術にそれほど関心があるわけではないが、100歳を越えても現役だった札幌生まれの日本画家・片岡球子(1905〜2008)は、名前も知っているし、ときには破天荒と評されたほど、ダイナミックで型破りな作品や、特に大胆な色使いの「富士山シリーズ」も印象深い。


代表作の富士山シリーズの1作品(これは展示されていないが、白富士が1点展示されていた)

 スケッチブックの一端がようやく公開されたのは、球子が100歳のときだそうだ。小学校教師時代の初期から最晩年に至るまでに球子が描きつづけた約350冊のスケッチブックの全貌が浮かび上がることとなる。本展では、膨大な数のスケッチブックを初めて主役に据え、道立近代に術館所蔵の本画約30点もあわせて展示されていた。
 
 一群のスケッチは、その瞬間その瞬間の球子の息づかい、描くことへの情熱、ときには苦悩が痕跡を残し、本画に劣らぬ迫力を感じることができた。

 なお、展示されているスケッチブックは、100てんほどだが、後半には、スッポリ入れ替えるそうだ。

 個人的には、最後に行き着いたところか富士山という、「火の山行脚~北海道の山から富士へ」のコーナーが興味があった。火山にのめり込んでいった最初の山が昭和新山だという。ダイナミックに描かれたその作品と本画をはじめ、道内の山が数点あった。

以下は、道立近代美術館のHPから借用した今回の展示作品






このあと、ホテルライフォート札幌で開催される理事会と新年交流会に参加。それが終わったら、同じ会議に出ている「田舎おじさん」と二次会の予定。

函館蔦屋書店内の「お正月マルシェ」&「KALDI」

2017年01月05日 | 日常生活・つぶやき

 函館日産石川店で車の6ヶ月点検をしてもらっている間に、近くの函館蔦屋書店で時間潰しをした。もちろん、本の立ち読みがメインだったが、正月マルシェと珍しい商品の店に目を引かれた。

◎お正月マルシェ

「中川清七商店が伝える日本のお正月」展・・・日本古来の正月の日用品や小物の展示販売だが、展示もきれいで、観てるだけでも楽しくなる。







◎KALDI「カルディコーヒーファーム」

 蔦屋書店の中に、2016年11月3日にオープンした「カルディコーヒーファーム」。全国的には有名店らしいが、函館に初出店とのこと。おなじみのオリジナルコーヒー豆30種をはじめ、見るだけで楽しくなる世界各国の珍しい食材やお菓子、ワイン、チーズ、スパイス等、多数取り揃ええている。





スーパーなどでは扱っていないものばかりで、つい、珍しさに負けて購入してしまったお菓子類ほか