新国立劇場『現代能楽集 鵺』とソウル版『屋根裏』、いずれも千秋楽。おつかれさまでした。それぞれ打ち上げもしているはず。と思ったら深夜、ソウル版『屋根裏』チーム打ち上げの席から、イ・ギドンの携帯電話。電話に向かって呼びかけてくる皆の声が聞こえる。とてもいいチームだった。アンコール公演は連日ソールドアウトだったとのこと。
大事な要件をメールで送ってくることに違和感があるという人がいる。私も時々そう感じる。こみいったことは電話では誤解されるからメールの方がいいという人も。それもわかる。大切なことは電話より、じかに話したいという人もいる。せめて声を聞きたい、と電話する人も。相手の感じ方がわかるからやはりメールより電話という説もあり、それも頷ける。しかし昨日夕方かかってきたある知人劇作家からの電話の要件は不条理で、誰のせいでもないのだが、そんな内容を聞いてもその場で答えようがない。