燐光群最新作『バートルビーズ』。劇場入りしました。絶賛仕込み中です。
それにしても今までザ・スズナリでは見たことのない状態になっています。ほんとうに、我ながら、呆れています。
詳しい内容はブログのこの記事で。
http://blog.goo.ne.jp/sakate2008/1
写真は、小道具担当アッキー作成による、ニセ「バートルビー」文庫本。
翻訳者の名前が「坂手洋三」になっているのがご愛敬。
この文庫本を持つのが、「T病院事務局長」役の大西孝洋。
この「T病院」のモデルになっているのが、福島県双葉郡広野町にある「高野病院」。
福島第一原発から22キロの場所にある。海岸近く、丘の上の白い建物である。私は1月にお邪魔した。
じっさいの事務長=「じむちょー」は、高野己保さん。
東日本大震災時、この病院には、百七人の入院患者がいた。病院は震災でも窓ガラス一枚割れず、津波の影響もなかったという。
原発事故後、広野町が避難指示を出したが、高野英男院長は「動かせない患者」三十七人と看護師十人らと共に病院に残る選択をした。
転院で患者を死なせずにすみ、三十キロ圏内で唯一の病院と話題になった。
取材を断っていたが、人手不足が厳しく、苦境を訴えるため、マスコミに出た時期があるので、ご存じの方も多いだろう。
高野病院の皆さんの奮闘は今も続いている。
24日の『バートルビーズ』初日には、高野己保さんと、福島原発訴訟弁護団事務局長の馬奈木厳太郎さんが、観に来てくださることになった。再会が楽しみである。
福島のアクティヴな演劇人にして英語教師である佐藤茂紀さんが、私が「バートルビー」をやると聞いて、「「デッドレターズ」ですね。そうか! 僕も「デッドレターズ」を芝居にします!」と興奮していた。考えてみれば、なにしろ「バートルビー」は英語教材としても一定の出題率を誇る小説なのだ。こんな奇妙な小説をなぜ、とも思うのだが。
「バートルビー」世界と日本・福島の現実がどう関わってくるか、ぜひご覧いただければと思います。
……………………………………
『バートルビーズ』
~ハーマン・メルヴィル『バートルビー』より~
作・演出○坂手洋二
アメリカの国民作家ハーマン・メルヴィルの『白鯨』と並ぶもう一つの代表作、『バートルビー』(Bartleby 1853)の、新展開。
できれば私たち、そうしないほうがいいのですが。
逃避か、拒否か、怠惰か、絶望か。彼の選択には、いかなる言葉もあてはまらない。
永遠の謎を湛えた人物像が、混沌の現代日本のどこかに佇み、あなたが気づくのを待っている。
8月24日(月)~9月9日(水)
平日19:00/日曜日14:00
但し26日(水)・9月5日(土)・8日(火)14:00の部あり
29日(土)・9月9日(水)14:00の部のみ
9月2日(水)休演
会場 = 下北沢ザ・スズナリ
一般前売3,300円 ペア前売6,000円 当日3,600円
U-25(25歳以下)/ 大学・専門学生 2,500円
高校生以下1,500円
※学生、U-25は、前日までに電話またはメールでご予約の上、
当日受付にて要証明書提示。
円城寺あや
都築香弥子
中山マリ
鴨川てんし
川中健次郎
猪熊恒和
大西孝洋
杉山英之
武山尚史
樋尾麻衣子
松岡洋子
田中結佳
宗像祥子
長谷川千紗
秋定史枝
川崎理沙
宇原智茂
根兵さやか
照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○久寿田義晴
美術○じょん万次郎
音楽○太田惠資
擬闘○佐藤正行
衣裳○ぴんくぱんだー・卯月
衣裳協力○小林巨和
舞台協力○森下紀彦
演出助手○山田真実
文芸助手○清水弥生・久保志乃ぶ
美術助手○福田陽子
イラスト○三田晴代
宣伝意匠○高崎勝也
協力○浅井企画 オフィス・ミヤモト
制作○近藤順子 鈴木菜子
Company Staff○古元道広 桐畑理佳 鈴木陽介 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明 内海常葉 秋葉ヨリエ
★ゲストと坂手洋二によるアフタートークも開催されます
8月25日(火)19:00の部 池澤夏樹(詩人・評論家・作家)
8月26日(水)19:00の部 巽孝之(慶應義塾大学文学部教授、日本アメリカ文学会第15代会長)・Samuel Malissa(イエール大学東アジア学科大学院博士課程)
9月7日(月)19:00の部 大和田俊之(慶應義塾大学教授)
※本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。
劇団HP
http://rinkogun.com/
詳細はこちら
http://rinkogun.com/Bartlebies.html
オンラインチケットの連絡先
http://rinkogun.com/Ticket.html
それにしても今までザ・スズナリでは見たことのない状態になっています。ほんとうに、我ながら、呆れています。
詳しい内容はブログのこの記事で。
http://blog.goo.ne.jp/sakate2008/1
写真は、小道具担当アッキー作成による、ニセ「バートルビー」文庫本。
翻訳者の名前が「坂手洋三」になっているのがご愛敬。
この文庫本を持つのが、「T病院事務局長」役の大西孝洋。
この「T病院」のモデルになっているのが、福島県双葉郡広野町にある「高野病院」。
福島第一原発から22キロの場所にある。海岸近く、丘の上の白い建物である。私は1月にお邪魔した。
じっさいの事務長=「じむちょー」は、高野己保さん。
東日本大震災時、この病院には、百七人の入院患者がいた。病院は震災でも窓ガラス一枚割れず、津波の影響もなかったという。
原発事故後、広野町が避難指示を出したが、高野英男院長は「動かせない患者」三十七人と看護師十人らと共に病院に残る選択をした。
転院で患者を死なせずにすみ、三十キロ圏内で唯一の病院と話題になった。
取材を断っていたが、人手不足が厳しく、苦境を訴えるため、マスコミに出た時期があるので、ご存じの方も多いだろう。
高野病院の皆さんの奮闘は今も続いている。
24日の『バートルビーズ』初日には、高野己保さんと、福島原発訴訟弁護団事務局長の馬奈木厳太郎さんが、観に来てくださることになった。再会が楽しみである。
福島のアクティヴな演劇人にして英語教師である佐藤茂紀さんが、私が「バートルビー」をやると聞いて、「「デッドレターズ」ですね。そうか! 僕も「デッドレターズ」を芝居にします!」と興奮していた。考えてみれば、なにしろ「バートルビー」は英語教材としても一定の出題率を誇る小説なのだ。こんな奇妙な小説をなぜ、とも思うのだが。
「バートルビー」世界と日本・福島の現実がどう関わってくるか、ぜひご覧いただければと思います。
……………………………………
『バートルビーズ』
~ハーマン・メルヴィル『バートルビー』より~
作・演出○坂手洋二
アメリカの国民作家ハーマン・メルヴィルの『白鯨』と並ぶもう一つの代表作、『バートルビー』(Bartleby 1853)の、新展開。
できれば私たち、そうしないほうがいいのですが。
逃避か、拒否か、怠惰か、絶望か。彼の選択には、いかなる言葉もあてはまらない。
永遠の謎を湛えた人物像が、混沌の現代日本のどこかに佇み、あなたが気づくのを待っている。
8月24日(月)~9月9日(水)
平日19:00/日曜日14:00
但し26日(水)・9月5日(土)・8日(火)14:00の部あり
29日(土)・9月9日(水)14:00の部のみ
9月2日(水)休演
会場 = 下北沢ザ・スズナリ
一般前売3,300円 ペア前売6,000円 当日3,600円
U-25(25歳以下)/ 大学・専門学生 2,500円
高校生以下1,500円
※学生、U-25は、前日までに電話またはメールでご予約の上、
当日受付にて要証明書提示。
円城寺あや
都築香弥子
中山マリ
鴨川てんし
川中健次郎
猪熊恒和
大西孝洋
杉山英之
武山尚史
樋尾麻衣子
松岡洋子
田中結佳
宗像祥子
長谷川千紗
秋定史枝
川崎理沙
宇原智茂
根兵さやか
照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○久寿田義晴
美術○じょん万次郎
音楽○太田惠資
擬闘○佐藤正行
衣裳○ぴんくぱんだー・卯月
衣裳協力○小林巨和
舞台協力○森下紀彦
演出助手○山田真実
文芸助手○清水弥生・久保志乃ぶ
美術助手○福田陽子
イラスト○三田晴代
宣伝意匠○高崎勝也
協力○浅井企画 オフィス・ミヤモト
制作○近藤順子 鈴木菜子
Company Staff○古元道広 桐畑理佳 鈴木陽介 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明 内海常葉 秋葉ヨリエ
★ゲストと坂手洋二によるアフタートークも開催されます
8月25日(火)19:00の部 池澤夏樹(詩人・評論家・作家)
8月26日(水)19:00の部 巽孝之(慶應義塾大学文学部教授、日本アメリカ文学会第15代会長)・Samuel Malissa(イエール大学東アジア学科大学院博士課程)
9月7日(月)19:00の部 大和田俊之(慶應義塾大学教授)
※本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。
劇団HP
http://rinkogun.com/
詳細はこちら
http://rinkogun.com/Bartlebies.html
オンラインチケットの連絡先
http://rinkogun.com/Ticket.html