かつて本多勝一氏に「史上最悪の私鉄」と言われたはずなのは小田急線だが、私は本多氏の批判の主旨は当時詳しく読んでいない。ただ、わが小田急線梅ヶ丘のかつての踏切が、まったく「あかずの踏切」になってしまう事態には、当時、心から閉口していたのは事実だ。
やがて小田急線梅ヶ丘踏切は、小田急線の高架化によって、なくなった。それはそれで、ありがたい。まあ、大昔だが、踏切が嫌だからこそ、某暗黒舞踏のための即興演奏を担当し大友良英氏仕込みの(?)ターンテーブル等で私が実演をしたさいに、じっさいに外から聞こえるその音を引き取る形でその録音音源をわざと現実の踏切音に重ねて延長して使ってみたりしたのが、いまは懐かしい。あれはその時は非情に効果的だったし、面白かった。
いまは、通勤途上、京王線桜上水駅横の踏切で、ほぼ毎日、数分間、日によっては10分以上、踏切待ちを余儀なくされることに、参っている。
乗客の皆さんには評判のいいらしい京王線ダイヤ改変、だがその矛盾を、この踏切付近がしょってしまっているのではないか、とさえ思う。
つらいです。なんとかならんものか。毎日なのですよ。
かといって、千歳烏山などで京王線高架化に反対している人たちがいることも知っているだけに、踏切を無くして高架にしろ、とも言いがたい。
なんとかならんものか。