別役実メモリアル 〈 別役実短篇集 わたしはあなたを待っていました 〉

〈別役実メモリアル〉として、

「別役実短篇集　わたしはあなたを待っていました」

という、別役さんの短篇戯曲の上演をいたします。

『舞え舞えかたつむり』『眠っちゃいけない子守歌』『いかけしごむ』『この道はいつか来た道』

の、一挙、四本立てです。

コロナ禍対応もあって、告知が遅れておりましたが、詳細はまもなくお届けできると思います。

 

……ほんのひととき、あなたのそばにいて、いいですか。

わたしと、あなた。「まち」と演劇。それぞれの、出会い直し。

別役実「ふたり芝居」シリーズがよみがえる、「いま」とのディスタンス。

 

6月25日（金）〜7月11日（日）

下北沢ザ・スズナリ

 

6月6日（日）　前売り開始予定 ！

戦争のなくならない世界を描く、演劇アプローチの可能性

オフィスコットーネ「母」を観に、吉祥寺へ。

大谷亮介演じる亡父が牽引する喜劇的要素が、劇全体を活性化させている。だいぶ昔、大谷さんと初めて話して、そのまま大谷さんのアパートで一緒に一晩中喜劇のビデオを観ていたことがあるが、あれはどうやら35年前なのである。

戦争のなくならない世界を描くとき、このようなアプローチが有効である、という、演劇の可能性。

戯曲を書こうとする人にとっても、刺激になるだろう。

「動き」で繋ごうとしている稲葉演出、「墓場なき死者」から連動しているチームの継続性を目撃できるのは、この御時世ではとても贅沢なことだ。