いま、禁酒中の劇団員がいて、呑むのはアルコールゼロばかりなのだが、「でも、最近のノンアルコールビールはおいしい」という話になった。
海外ではノンアルコールのギネスが発売されている。二、三年前からあるらしい。日本にも輸入されているだろうと思うが、まだ普及はしていないだろう。売っていても、値段が高いはずである。アルコールがゼロなら安くなってもよさそうなものだが、そうは問屋が降ろさない。
私もまだ呑んだことはない。味の濃いビールの方がノンアルコールになっても通用しそうだという意見も、ある。しっかりギネス感が出ていれば、呑んでもノンアルと気づかない人もいるかもしれない。
ノンアルコールという概念の新しさは、ややこしい。
いろいろな形で、未知の世界が拡がっている。