『ストレイト・ライン・クレイジー』出演の樋尾麻衣子は、森達也監督の話題作、映画『福田村事件』にも出演している。百年以上前の関東大震災のさいの「事件」を描くものだ。
『ストレイト・ライン・クレイジー』も百年前の場面から始まる。
百年前の人間を演じるとはどういうことか。悩ましくも、前向きに、考えている。
『福田村事件』公式サイト
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https://www.fukudamura1923.jp
写真は樋尾麻衣子。半月以上前の稽古一週目。撮影・姫田蘭。
『ストレイト・ライン・クレイジー』は、燐光群の創立40周年記念公演第1弾。
『ストレイト・ライン・クレイジー』は、ニコラス・ハイトナー演出、レイフ・ファインズ主演により、2022年に初演されました。ニューヨークの「都市計画」史にまつわる「報告劇」の手法を折り込みながら、作者デヴィッド・ヘアが物語型のストレイト・プレー『スカイライト』『エイミーズ・ビュー』などの醍醐味をも存分に発揮、昨秋〈ナショナルシアターライブ〉上映でも好評を博した、最新作です。
主人公は、現代アメリカの都市計画を推進したカリスマ行政官ロバート・モーゼス。アメリカじゅうに公園や道路を多く建設し、スラムをなくし、文化施設リンカーンセンターを建造、国連をニューヨークに誘致するなどして、市民の生活を変えました。彼が実現した都市形態の多くは、現在もそのまま残され、運用されています。世界都市ニューヨークのマスタービルダー(創造主)と称された彼は、全長627マイルの高速道路を建設し、直線狂(ルビ : ストレイト・ライン・クレイジー)とも呼ばれていました。政治家でも実業家でもない立場であるにもかかわらず、彼は計画の実現に腕力をふるい、時に「民主主義」の味方とされ、またあるときは傲慢な野心家と揶揄されることもありました。その半生の光と影を、ジェイン・ジェイコブズらモーゼス以外の実在の登場人物たちの姿と共に、描きだします。
7月14日(金)〜30日(日)
下北沢ザ・スズナリ
作 デヴィッド・ヘア
翻訳 常田景子
演出 坂手洋二
出演○大西孝洋 猪熊恒和 森尾舞 武山尚史 南谷朝子 鴨川てんし 川中健次郎 中山マリ
坂下可甫子 遠藤いち花 樋尾麻衣子 尾形可耶子 西村順子 徳永達哉 瓜生田凌矢 島藤昌代
上演情報。前売り開始しました。
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http://rinkogun.com/Straight_line_crazy.html