Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

開幕二週間前を切ってしまった !

2023-06-30 | Weblog

稽古開始からそろそろ一ヶ月。時が過ぎるのを早く感じる時期になった。特にこの一週間を早く感じて、なんと、開幕二週間前を切ってしまった。

『ストレイト・ライン・クレイジー』、稽古場を移動して、気分一新、とにかく、前に進んでいます。

 

 

写真、大西孝洋。

これは、三週間前の稽古風景。

撮影・姫田蘭。

 

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』はコロナ禍下の厳しい上演となり、座組内に感染者が出て、20ステージの予定中、8ステージしかできなかった。否、初日から中止になり開幕できず、なんとか8ステージやれただけでも、奇跡のようなものだったかもしれないのだが。今年もまだまだ注意深く稽古しています。

 

『ストレイト・ライン・クレイジー』は、燐光群の創立40周年記念公演第1弾。
 
『ストレイト・ライン・クレイジー』は、ニコラス・ハイトナー演出、レイフ・ファインズ主演により、2022年に初演されました。ニューヨークの「都市計画」史にまつわる「報告劇」の手法を折り込みながら、作者デヴィッド・ヘアが物語型のストレイト・プレー『スカイライト』『エイミーズ・ビュー』などの醍醐味をも存分に発揮、昨秋〈ナショナルシアターライブ〉上映でも好評を博した、最新作です。
主人公は、現代アメリカの都市計画を推進したカリスマ行政官ロバート・モーゼス。アメリカじゅうに公園や道路を多く建設し、スラムをなくし、文化施設リンカーンセンターを建造、国連をニューヨークに誘致するなどして、市民の生活を変えました。彼が実現した都市形態の多くは、現在もそのまま残され、運用されています。世界都市ニューヨークのマスタービルダー(創造主)と称された彼は、全長627マイルの高速道路を建設し、直線狂(ルビ : ストレイト・ライン・クレイジー)とも呼ばれていました。政治家でも実業家でもない立場であるにもかかわらず、彼は計画の実現に腕力をふるい、時に「民主主義」の味方とされ、またあるときは傲慢な野心家と揶揄されることもありました。その半生の光と影を、ジェイン・ジェイコブズらモーゼス以外の実在の登場人物たちの姿と共に、描きだします。
 

7月14日(金)〜30日(日)

下北沢ザ・スズナリ

 

作 デヴィッド・ヘア   

翻訳 常田景子   

演出 坂手洋二

出演○大西孝洋 猪熊恒和 森尾舞 武山尚史 南谷朝子 鴨川てんし 川中健次郎 中山マリ 

坂下可甫子 遠藤いち花 樋尾麻衣子 尾形可耶子 西村順子 徳永達哉 瓜生田凌矢 島藤昌代

 

上演情報。前売り開始しました。

http://rinkogun.com/Straight_line_crazy.html

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絵本『ヤギと少年、洞窟の中へ』

2023-06-30 | Weblog

絵本『ヤギと少年、洞窟の中へ』池澤夏樹・文/黒田征太郎・絵 

やはり、「本」という形になっているべき書物に出遭った。

池澤夏樹さんの紡ぎ出した物語は、複式夢幻能の構造を備えている。

物語の持つ、ある種の「普遍」を感じさせるものである。

 

「慰霊の日」6月23日(金)に、沖縄「ひめゆりピースホール」で、喜納吏一と宮城さつきによる三線の演奏と本書の朗読、池澤夏樹と黒田征太郎によるトークイベントが行われ、行った方々からは、深く感銘を受けたという声が届いている。

 

出版元は、スイッチ・パブリッシング。

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