今日はクリスマスである。えっ?クリスマスは12月25日じゃないの?という声が聞こえてくるが、確かにクリスマスは25日なのだが、25日の直前の日曜日がいわゆる教会暦でいう待降節第四主日であり、キリスト教会では、クリスマスが祝われ、クリスマスの礼拝がもたれる。今日の礼拝は教会学校と合同のもの。子供も大人も打ち揃って、救い主の降誕を祝い、讃える。また、礼拝の形式も普段と多少異なり、聖歌隊の奉唱があり、また出席者も多少多めに礼拝をささげる。午前の礼拝に続いて、午後は、持ち寄りの料理・食事を囲んで愛餐会が持たれる。この持ち寄りパーティーのことをポット・ラックと英語では言うらしい。その意味は"everybodies contribute every dishes"(全員がすべての料理を捧げる)とういうもので、キリスト教の礼拝にある、聖餐式(カトリックでは聖体拝領)の原型にもっとも近い形で、教義的にも本旨に沿ったものであり、大変結構なものであると思う。それに、教会員の手作りの名作料理あり、珍料理ありで、毎年楽しみのものである。食事の後々は、教会学校生徒のトーン・チャイムの演奏あり、ゲームありで出席者全員で大いに楽しんだ。そして最後に大人も子供も楽しみのプレゼント交換。笑いに溢れた楽しい会だった。そして、終了後、聖歌隊を中心に太子堂の茶沢通りでキャロリングに繰り出す。このキャロリングは当教会では、本来の姿とちょっと違っていて、街頭で、讃美歌を歌い、24日の晩のキャンドル・ライト・サービスの宣伝を行うというもの。ちなみに本来のキャロリングとは、キャンドル・ライト・サービスの後、会衆が主に教会員の宅を廻って、家の前でカロルを歌って、クリスマスの祝意を表すというもの。まあ細かい違いはあるものの、今年も心温まるクリスマスを過ごすことができた。あとは、24日の晩のキャンドル・ライト・サービスを待つのみ。そしてこれが、クリスマス最大の、そしてメーン・イベントである。それでは、皆様、素晴らしいクリスマスをお過ごしください。
肩寄せしさやかな祈りクリスマス 素閑