晴れた月曜日、仕事の合間を見てかーたんと晩のおかずの買い物に出た。代沢十字路のサミット、三軒茶屋の西友とまわり、少しお金の余裕があるので贅沢をしようということになり、代沢十字路の、隠れたドイツ菓子の名店、『ムッティス・クーヘン』でケーキを買った。サッハー・トルテと、チーズケーキと、カボチャのタルトと、ケシの実のケーキの4つを求めた。このムッティス・クーヘンという店は、茶沢通りからマンション脇の路地を入って、表向きのたたずまいは全くの民家の中に店舗と工房があるのだが出しているケーキはどれも逸品ばかり。家に帰り、特製のコーヒーを淹れ「ヤウゼ」。
この「ヤウゼ」というのは、ドイツ語で本来「粉」という意味だが、ウィーンっ子あたりの習慣で、カフェ・コンディトライでのお茶とお菓子の時間の別称として呼び習わされるようになった。
我が家で、極上のドイツ・ケーキと美味いコーヒーで至福の時を過ごした。
茶を啜り深まる秋をただおもゆ 素閑