今日、太子堂の商店街を歩いていて、青果店に入ると白アスパラガスが売っていた。
白アスパラガスと言っても、日本人はぴんと来ないだろうが、ドイツ語圏の人間にとっては、春から初夏にかけて、まさに白アスパラガス狂想曲であり、「もう白アスパラガスを食べた」「まだ白アスパラガスを食べていない」などといった興奮が入り混じった話題となる。
ドイツ語で「アスパラガス」のことをSpargel(シュパーゲル)と呼ぶ。これはアスパラガス全般を指すのだが、ドイツ人はそうは取らない。ドイツ人にとってはシュパーゲルとは白アスパラガス一択である。
特に立派な白アスパラガスをSolo Spargel(ソロ・シュパーゲル)と呼ぶ。
彼らは、普通、塩茹でにして食う。
そこでオカブも、塩茹でにして、溶かしバターにマヨネーズを混ぜたソースをかけた。
それにプロシュート(生ハム)と茹でたポテトとベーコンを添えた。
だいぶウィーン風料理になった。
ビールもつける。
美味い。
今は、気温は低いが初夏へまっしぐらである。
春は去り夏がやってくる。
芽吹き時厨仕事も楽しげに 素閑